CPUグリスの少なすぎ、多すぎは良くない?

最終更新日 2019年10月11日

CPU グリスは少なすぎず、多すぎずが良いのか

ウワサその08 グリス編 - DOS/V POWER REPORT | Impress Japan では、CPU グリスの量の違いがどれくらい影響するのか実験して調査した結果を掲載しています。(この記事は2006年6月号の記事)

CPU と CPU クーラーとの接地面全体をカバーするのが難しい少量(適量の半分以下)、適量、適量の3倍程度の多量、なし、それぞれにて実験してみたところ、以下の実験結果が出たそうです。

CPUグリス CPU温度
(アイドル時)
CPU温度
(高負荷時)
なし 60 110
少量 42 70
適量 40 62
多量 42 66

実験では取り付け圧力が比較的強い LGA775 のリテールクーラーを使ったそうですが、他の CPU クーラーを使うと結果が違ってくるかもしれません。

この実験では、少量を無理に塗り拡げると気泡が入ってしまう恐れがあるので CPU グリスを塗り広げずに盛って潰す方法を採用していますが、LGA775 のリテールクーラーと違って取り付け圧力が比較的弱い CPU クーラーだと、CPU グリスの量が多いと取り付け圧力で押し出せる量が変わり、結果が違ってくるかもしれないからです。

また、実験では軟らかい CPU グリスを使ったそうですが、CPU グリスの粘度(固さ)も影響すると考えられますので、他の CPU グリスを使うと結果が違ってくるかもしれません。

とりあえず DOS/V POWER REPORT | Impress Japan に掲載されている実験結果を参考にすると、CPU グリスは少なすぎても多すぎても良くないことがわかりますので、CPU グリスは少なすぎず多すぎず適量を塗るのが望ましいとわかります。

CPU グリスが少なすぎるのは最悪なのか

CPU編 1/2 DOS/V POWER REPORT | Impress Japan には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2008年10月号)
少な過ぎは熱暴走につながる
少な過ぎたり薄過ぎたりするとCPUとヒートシンク表面の凹凸を埋める役割を果たせない

(略)

多過ぎもトラブルのもと
多過ぎる場合はクーラーの圧力でハミ出すので少な過ぎるよりはよいがCPUの接点に触れる危険が
CPU グリスが少なすぎると CPU と CPU クーラーのヒートシンクとの間を密着させる役割を果たせないので良くないようです。

CPU グリスが多すぎることは少なすぎるよりはマシですが、CPU グリスのはみ出しに注意が必要のようです。

同記事によると CPU グリスの量は小指の爪くらいに盛れば良く、CPU クーラー取り付け時に少量はみ出るくらいが丁度いいそうです。

CPU グリスは適量がベストだが少なすぎよりは多すぎの方が良いのか

CPUの冷却グリスの量を極端にしてみた | 日経 xTECH(クロステック) では、CPU グリスの量を無し、少なめ、多めの3パターンで実験を行った結果を掲載しています。(この記事の公開年月日は2009年3月23日)

グリス無し
コア アイドル時 負荷時
Core1 56 100
Core2 58 94
Core3 51 93
Core4 51 92

グリス少なめ
コア アイドル時 負荷時
Core1 50 98
Core2 51 92
Core3 47 90
Core4 47 90

グリス多め
コア アイドル時 負荷時
Core1 43 75
Core2 46 74
Core3 40 72
Core4 40 71

Core1〜4 あるのは、実験に使われた CPU は Core 2 Quad Q6600 でありコアが4つあるクアッドコア CPU だからです。

DOS/V POWER REPORT | Impress Japan(2006年6月号の記事)の実験と違って、日経 xTECH(クロステック)の実験では CPU グリスの量が少なすぎると CPU グリス無しの場合とあまり変わらない結果が出ています。

各記事に掲載されている CPU グリスの量を見ると、日経 xTECH(クロステック)の方が少なく見えるので、CPU グリスの効果が無きに等しい言えるほど少なすぎたと考えられます。

また、CPU グリス多めの場合は、実験後にファンを取り外すと余った CPU グリスがはみ出していたくらいだそうです。

CPU グリスの量を少なめと多めの中間、すなわち適量にしたところ、アイドル時の温度は多めの場合と同様、負荷時の温度はそれぞれ1〜2度ほど低下する結果が出たそうです。

日経 xTECH(クロステック)に掲載されている実験結果を参考にすると、CPU グリスの量が少なすぎるのは良くありませんが、多すぎる場合は CPU の温度に関してはあまり問題ないようです。

しかし、同記事には CPU グリスの量が多すぎるとマザーボードにはみ出した分を拭き取るのが面倒と書かれています。はみ出した分を簡単に拭き取れるならあまり気にする必要はないと思いますが、全て綺麗に拭き取るのは難しい場合があると考えられます。

CPU グリスがはみ出すほど多すぎるのは良くないのか

【サポートブログ】グリスの塗り過ぎにご注意 - TSUKUMO BTO Lab. -NAMBA- ツクモなんば店 最新情報 には、CPU グリスの量が多すぎる場合のリスクについて以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2017年10月18日)
グリスを一本使い切る勢いで使用すると、左の画像のような状態になります。 ヒートスプレッダからはみ出たグリスがCPUソケット内にまで浸入しかねない危険な状態です。 ソケット内にグリスが浸入すると、動作不良や故障の原因になるほか、メーカー保証が効かなくなる場合もあります。
同記事には CPU グリスの量が多すぎる例の画像が掲載されていますが、かなりの量の CPU グリスがはみ出しており、確かに危険な状態のように見えます。

CPU の温度に限って言えば CPU グリスの量が少なすぎになるよりは多すぎの方がマシですが、CPU グリスがはみ出すくらい多すぎてしまうと動作不良や故障の原因につながり、メーカー保証が効かなくなる場合がありますので、CPU グリスは適量にする方が良いようです。


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