スティック型への不評が相次ぐは杞憂に終わる

最終更新日 2023年09月07日

スティック型への不評が相次ぐと予想したが、思ったより不評が少なかった

2014年にマウスコンピューターがスティック型デスクトップパソコンを発売し、他のパソコンメーカーも続々とスティック型を発売しました。

スティック型は USB メモリーを一回り大きくしたようなサイズであり、パソコンの中で最安値クラスの価格だったせいか、大きな注目を集めました。

誰しもがパソコンを安く買いたいでしょうが、スティック型は安易におすすめできない理由があり、その理由には主に CPU の性能が低い、メインメモリー容量が小さい、ストレージ容量が小さい、無線 LAN の性能が低い、外部インターフェースが少ないことです。

それでもスティック型は用途次第では十分使えるパソコンであり、スティック型の売れ行きが伸びると思いましたがあまり伸びていないように見えます。

今ではスティック型を発売しているパソコンメーカーは一部であり、パソコンを販売しているショップの売れ筋ランキングや人気ランキングの上位にスティック型は見られません。(2017年12月1日時点)

また、安さに魅力を感じてスティック型を購入したが CPU の性能が低い等で不満に感じ、インターネット上で酷評が多くなると思いましたが、しっかりとスティック型の特性を購入前に理解し、自分の用途に合うのかどうか適切に判断して買った人が多かったようです。

スティック型の売れ行きが伸び、かつ自分の用途に合わないのにスティック型を選んでしまう人が増えて不評が相次ぐと予想しましたが、杞憂に終わったようです。

ミニノートパソコンでも杞憂に終わった

2008年に発売されたミニノートパソコンを思い出すと、スティック型と同じような結果でした。

ミニノートパソコン発売当時は、ミニノートパソコンの価格が5万円以内であり、モバイルノートパソコンの平均的な価格は約20万円くらいだった記憶があります。

当時はノートパソコンに搭載されているのが当たり前だった光学ドライブがミニノートパソコンでは搭載されていない等、ノートパソコン特有の安いわけが見られましたが、CPU の性能が低いことが最大のネックでした。

それでも、インターネットの利用くらいの用途であれば十分な性能であり、ミニノートパソコンはネットブックと呼ばれることもありました。

ミニノートパソコン発売当初は、大幅に安く買えるミニノートパソコンに人気が集中し、モバイルノートパソコンの売れ行きが落ちると予想しました。

多くのパソコンメーカーがミニノートパソコンの発売を開始し好調な売れ行きを見せましたが、特にモバイルノートパソコンの売れ行きが落ちた様子は見られませんでした。

ミニノートパソコンの好調な売れ行きはいつまでも続くことはなく、2013年にはミニノートパソコンを発売するパソコンメーカーは見られなくなりました。

ミニノートパソコンは結構売れたにもかかわらずミニノートパソコンに対する不満の声は少なく、しっかりとミニノートパソコンの特性を購入前に理解し、自分の用途に合うのかどうか適切に判断して買った人が多かったと思います。

自分の用途に合わないのに選んでしまう人が増えて不評が相次ぐという心配は、ミニノートパソコンでも杞憂に終わりました。


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