DisplayPort

最終更新日 2024年06月25日

DisplayPortとは

基礎

DisplayPortとは、パソコンとディスプレイ等との接続に使用するインターフェースの規格です。ディスプレイポートと読みます。

発表年月

2005年5月にVESAがDisplayPortを発表しました。

策定年月

2006年5月にVESAがDisplayPortを策定しました。

DVIの後継

DisplayPortがDVIの後継です。

エンベデッド・クロック

DisplayPortがエンベデッド・クロックを利用します。そのため、データ転送の高速化や機能拡張を実現しやすいです。

液晶ディスプレイを直接駆動

DisplayPortが液晶ディスプレイを直接駆動させられる構造です。そのため、部品数を削減できる等のメリットがあります。

高解像度、高リフレッシュレート

DisplayPortが転送できる映像データの解像度やリフレッシュレートがDVIやHDMIよりも高いのが特徴です。

映像と音声

DisplayPortでは映像データと音声データをまとめて転送できます。ただし、DisplayPortポートがあっても音声データの転送に対応とは限りません。DisplayPortが音声データの転送の対応がオプションのためです。

転送距離

DisplayPortがデータを転送できる距離が最大15mです。

パソコン用だがAV機器も考慮し開発

パソコン用の映像インターフェースとしてDisplayPortが開発されましたが、AV機器も考慮して開発されました。実際にDisplayPortを搭載するAV機器が見られます。

ライセンス料

DisplayPortを製品に実装するには、ライセンス料が発生しません。HDMIではライセンス料が発生します。HDMIではなくDisplayPortを採用すれば、メーカーにとってライセンス料の負担がなく、ライセンス料が製品の価格に反映されることがありません。このメリットを活かしてHDMIに代わってDisplayPortの普及が実現するかもしれませんが、既にHDMIが普及しているため実現が難しく、特にAV機器では完全にHDMIが普及したと言えるため、実現が困難です(2008/12/12時点)。DisplayPortが普及するとしてもHDMIと共存しながら普及する可能性が高いです。

DisplayPortのコネクター

小型コネクターのMini DisplayPort

DisplayPortのコネクターには、通常よりもサイズが小さいMini DisplayPortがあります。

DisplayPortのピン

ピン数

DisplayPortのピン数が20本です。

DisplayPortケーブル

2個のフック

DisplayPortケーブルの形状がHDMIケーブルに似ていますが、DisplayPortケーブルにはケーブルが抜けにくいようにコネクター上部にフックが2個あります。

DisplayPortデバイス

ソースデバイス、シンクデバイス

DisplayPortデバイスの出力側をソースデバイス、入力側をシンクデバイスと呼びます。

自動的に調整

ソースデバイスとシンクデバイスを接続すると相互に通信し、解像度、リフレッシュレート、色深度等が最適になるよう自動的に調整します。

出典

ディスプレーポート(DisplayPort)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
DisplayPort(ディスプレーポート) | 時事用語事典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス(2016/03公開記事)
DisplayPortからD-Subまで――液晶ディスプレイの「映像入力インタフェース」を網羅する:ITmedia流液晶ディスプレイ講座II 第2回(3/4 ページ) - ITmedia PC USER(2008/12/12更新記事)
バリエーションが多すぎるディスプレイ接続、規格とバージョンをまとめて整理 | 日経クロステック(xTECH)(2022/12/08公開記事)


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