iGPU

最終更新日 2024年01月05日

iGPUとは

基礎

iGPUとはintegrated Graphics Processing Unitの略で、CPUが内蔵しているGPUです。アイジーピーユーと読みます。内蔵GPU、内蔵グラフィックス、CPU内蔵GPU、CPU内蔵グラフィックス、統合GPU、統合グラフィックス、CPU統合GPU、CPU統合グラフィックスと呼ぶ場合もあります。

iGPUが登場した後もCPU外部にあるGPUも存在し続けており、CPU外部のGPUと区別するために用語のiGPUを使用します。

用語

CPUとはCentral Processing Unitの略で、演算装置と制御装置が組み合わさった装置です。GPUとはGraphics Processing Unitの略であり、グラフィックスに関連する処理を行う装置です。大雑把に言うと、GPUは自身が得意なグラフィックスに関連する処理を行い、他の処理はCPUが得意なのでCPUが行います。

用途によってはiGPUだと性能不足

GPUの性能が重要な用途は、ゲーム、動画・画像編集が代表的です。これらの用途にiGPUを使用すると性能が不足する場合があります。他の用途でも同じです。例えばAI(人工知能)があります。iGPUの性能では不足する場合、dGPUやeGPUを使用します。

iGPUとメインメモリー

メインメモリーのデータ転送速度がiGPUの性能に影響

GPUではグラフィックスメモリーを使用します。GPU専用のグラフィックスメモリーがあるとは限らず、iGPUではメインメモリーの一部をグラフィックスメモリーとして使用します。そのため、メインメモリーのデータ転送速度がiGPUの性能に大きく影響します。メインメモリーのデータ転送速度が不足すると、iGPUが本来の性能を発揮できません。

iGPUとcTDP

cTDPによってiGPUの性能が異なる

cTDPを採用しているCPUのiGPUの場合、cTDPによって性能が異なります。cTDPとはconfigurable Thermal Design Powerの略で、パソコンメーカーがTDPの値を変更して性能や熱設計を最適化できるように導入したものです。大雑把に言えば、cTDPが高いほどiGPU含めCPUの性能が高く、iGPUが低いほどiGPU含めCPUの性能が低いです。そのため、例えば同じiGPUでも、cTDPが28W、cTDPが12W、それぞれの場合におけるiGPUの性能が異なります。パソコンのモデルによってcTDPが異なる場合がありますので、同じiGPUでもパソコンのモデルによってiGPUの性能が異なる場合があります。

出典

iGPU(アイジーピーユー)の意味・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
CPU内蔵GPUの大幅強化が目立つ、2021年のPCグラフィックス大予測(2ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2020/11/05公開記事)


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