インターフェースのNVMe(Non-Volatile Memory express)

最終更新日 2024年11月07日

インターフェースのNVMe(Non-Volatile Memory express)とは

基礎

インターフェースのNVMeとはNon-Volatile Memory expressの略で、パソコンに不揮発性メモリーを使用する記憶装置を接続するためのインターフェースの規格です。エヌブイエムイーと読みます。他の呼び方に、NVMエクスプレスがあります。

上記の定義が、厳密には本来の定義とは違います。わかりやすくするために定義したものです。

Non-Volatile Memory

Non-Volatile Memoryは、日本語だと 不揮発性メモリー です。

メリット

NVMeには、SATAよりデータ転送速度が速い、以上のメリットがあります。

コネクター

NVMeがPCI Expressのコネクターを使用します。

NVMeの本来の定義

レジスターインターフェース、コマンドセットの規格

NVMeとはNon-Volatile Memory expressの略で、ストレージのレジスターインターフェース、およびコマンドセットの規格です。

わかりやすいせいか、レジスターインターフェースではなくプロトコルという用語を使用する場合が多いです。ちなみに、NVMeの仕様書ではレジスターインターフェースという用語を使用します。

レジスターインターフェース

レジスターインターフェース とは、ハードウェア、OSやソフトウェア、両者の間の通信の仕様を標準化したものです。他の呼び方に、プロトコルがあります。

コマンドセット

ストレージのコマンドセット とは、ストレージとシステムの間で、データ転送やストレージ制御を実行するためのコマンド群です。

PCI Express SSDに最適化された規格

不揮発性メモリーを使用する記憶装置の代表的なものがSSDです。NVMeは、データ転送方式がPCI ExpressのSSDに最適化された規格です。

AHCIの後継としてNVMeが登場した背景

NVMeは、AHCIの後継と言える規格です。AHCIは、データ転送方式がSATAのHDDに最適化された規格です。HDDの後継と言えるSSDが登場し、SATAのSSDに最適化された、AHCIに代わるものが求められるほどではありませんでした。AHCIでもSATA SSDが本来の性能を発揮できるためです。

技術進歩によりSSDにとってはSATAのデータ転送速度では足りなくなり、データ転送速度がSATAより速いPCI Expressを採用したSSDが登場しました。AHCIではPCI Express SSDが本来の性能を発揮できず、PCI Express SSDに最適化された、AHCIに代わるものが求められました。そして登場したのが、PCI Express SSDに最適化されたNVMeです。

NVMeとSSD

マザーボード、ドライバーもNVMe対応が必要

NVMeに対応するSSDをNVMe SSDと呼びます。NVMe SSDを使用するには、マザーボードのUEFI(BIOS)、ドライバーもNVMeに対応の必要があります。Windows 8.1以降から標準でNVMe対応ドライバーがあります。SSDのメーカーによってはWindows 7用のNVMe対応ドライバーを配布しているため、Windows 7でもNVMe SSDを使用できます。

出典

NVMe(エヌブイエムイー)とは? 意味・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
「速いPC」の必須条件、ストレージ規格「NVMe」とは | 日経クロステック(xTECH)(2016/05/11公開記事)
「速いPC」の必須条件、ストレージ規格「NVMe」とは(3ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2016/05/11公開記事)


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インターフェースのNVMe



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