メインメモリーのメモリーバスクロック

最終更新日 2024年01月04日

メインメモリーのメモリーバスクロックとは

基礎

メインメモリーのメモリーバスクロックとは、メインメモリーとメモリーコントローラーを接続するバスで使用するクロック信号の周波数です。このクロック信号は、データ送受信のタイミングを合わせるための基準に使用します。

メモリーバスクロックとCPU

メモリーバスクロックが低いためCPUに待機時間が生じる

メモリーバスクロックはCPUのクロックよりも低いです。そのため、CPUがメインメモリーから命令やデータを読み込む場合、CPUが待機する時間が生じます。

CPU 1クロック 2クロック 3クロック 4クロック
メインメモリー 1クロック 2クロック
処理 フェッチ 待機 デコード 待機

メモリーバスクロックがCPUのクロックの半分とします。CPUが1クロック目でフェッチを行うとします。フェッチとは、CPUがメインメモリーから命令を読み出すことです。メインメモリーでは命令をCPUに転送しますが、転送するまで1クロックかかります。この1クロックはメモリーバスクロックの1クロックです。CPUの2クロック目ではメインメモリーが命令を転送するまでCPUが待機します。

メモリーバスクロックが低い欠点をキャッシュメモリーで補う

メモリーバスクロックが低いのが原因で生じるCPUの待機時間をなくすために、CPU内部にキャッシュメモリーがあります。キャッシュメモリーはCPUのクロックと同じタイミングで動作するため、キャッシュメモリーに命令やデータがあればCPUに待ち時間が生じません。ただし、キャッシュメモリーの容量が小さく、あらゆる命令やデータを保持することはできません。キャッシュメモリーにCPUが利用する命令やデータがなく、メインメモリーから読み込むことになりCPUに待機時間が生じる場合もあります。

出典

Part3 CPUを高速に動作させるための技術 | 日経クロステック(xTECH)(2007/08/28公開記事)


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