マウスの選び方

最終更新日 2021年12月25日

マウスとは

基礎

マウスとはパソコンの操作に使用する周辺機器です。パソコンの画面にはマウスカーソルがあり、マウスを動かすとカーソルも動きます。マウスには複数のボタンがあり、操作目的に応じてマウスカーソルを動かし、ボタンを押下してパソコンを操作します。例えば、ソフトウェアのボタン上にマウスカーソルを動かし、マウスのボタンを押すとソフトウェアのボタンを押せます。

仕様から自分に合うマウスを選ぶのが難しい

手の大きさや形状が人によって異なり、マウスに求める点も人によって異なります。そのため、自分に合うマウスが人それぞれ異なります。仕様から自分に合うマウスを選べればよいですが、それは難しく結局は実際に使用してみないとわかりません。様々なマウスを購入して使用すれば自分に合うマウスが見つかるでしょうが、何10個も購入し試していては大きな出費です。

そこでマウスに自分が合わせる方針を持ち、例えばマウスを購入するのは5製品までと決め、購入後ある程度の期間に渡り使用し、自分に合いそうと感じたマウスを長期間使用し続けてみるとよいです。当初は多少の不満があっても自分がマウスに合わせていくことで不満が解消したり、新たな良い点が見つかる可能性があります。それでも自分に合わないと思ったら他のマウスを探してみるとよいです。

マウスの種類

ボール式

マウス内部にあるボールの動きを読み取りマウスの移動距離等を計算します。マウス本体底面にボールがあり、卓上等でマウスを動かすとボールが回転します。ボールの回転方向やボールの回転量を検出する装置があり、この装置をロータリー・エンコーダーと呼びます。ロータリー・エンコーダーはマウスがどの方向に移動したのか、どのくらい移動したのかわかるデータを生成し、そのデータをパソコンに送信します。

ボール式マウスに限らず機械式マウス、メカニカルマウス等の呼び方もあります。光沢処理された机やガラス面等でも使用できます。シンプルな構造で安価です。ボールの動きによってマウス内部にホコリ等が侵入し汚れるので定期的に掃除が必要です。使用するほどボールが劣化し、故障するほど劣化すると寿命を迎えます。

光学式

光学センサーがマウスの移動距離等を計算します。多少水平ではない面の上でも使用できます。赤外線を利用するため、光沢処理された机等では使用できない場合があります。

レーザー式

光学センサーがマウスの移動距離等を計算します。高解像度レーザーを利用するのでマウスの移動距離の精度が高いです。光学式マウスでは使用できない場所(光沢処理がされた机やガラス面等)でも使用できる場合があります。

レーザーが目に見えませんが、レーザーが目に当たると眼痛、視力低下等、悪影響が出る恐れがあります。レーザーが目に当たらないように注意が必要ですが、短時間であれば大丈夫です。使用を推奨しないほどの危険性がありません。

推奨の種類

昔はボール式マウスが主流でした。今では光学式マウスやレーザー式マウスが主流です。ボール式マウスは廃れており、仮に販売されていても選ぶメリットがありません。選ぶなら光学式マウスかレーザー式マウスであり、光学式マウスの進化版と言えるレーザー式マウスを推奨します。

ゲーミング向け種類

ゲームに使用する場合、ボール式は不向きです。ボール式だと素早くマウスを動かすとボールが空転したり、ボールとマウスパッド間の摩擦により軽快な操作がしにくいためです。ゲームでは解像度の高さが重要です。レーザー式の方が解像度が高い傾向がありますが、光学式でも十分な解像度があります。レーザー式の方が悪条件な表面でも使用できる場合が多いですが、ゲームのプレイに使用する場合はマウスパッドを使用するとよいので光学式でもよいです。

光学式マウス

赤色LED、青色LED

光学式マウスが使用するLEDの種類には、赤色LED、青色LEDがあります。赤色LEDだと、表面が光沢あり、光をよく反射する、透明、布等の条件があると読み取り感度が低いです。青色LEDだと、この条件を満たす表面でも読み取り感度が高いです。マウスと表面の距離が一定以上離れると反応しなくなりますが、その距離が赤色LEDよりも青色LEDの方が短いです。

一般的にはマウスパッド等、マウスの使用に適した表面で使用するでしょうから、赤色LEDと青色LEDどちらでもよいです。布の上等で使用する場合、使用可能な表面の条件が幅広い青色LEDを選ぶとよいです。

IR LED(赤外線LED)

IR LED(赤外線LED)は、赤色LEDや青色LEDと比べると消費電力が低いです。乾電池やバッテリーで動作するワイヤレスマウスが採用している場合が多く、消費電力が低いので長持ちします。乾電池であれば1本で済むので本体の重量が軽いです。読み取り感度が赤色LEDと同程度なので、青色LEDより低いです。

ワイヤレスマウスであれば消費電力の低さが重要なのでIR LED(赤外線LED)を選ぶとよいです。読み取り感度が劣りますが、マウスパッド等、マウスに適する表面で使用すれば問題ありません。

シャットダウン後もLEDが消えない場合あり

マザーボードによってはシャットダウン後もPS/2ポートやUSBポートが電力供給するので、マウスのLEDが消えず光り続けます。消えなくてもマウスの故障ではありません。デスクトップパソコンかつ電源ユニットにスイッチがある場合、スイッチを切ると消えます。

インターフェース

有線式

昔はPS/2が主流でしたが、今ではUSBが主流です。

物理的ケーブルで接続するので、電波を反射しやすいスチールや鉄等の金属製の表面でも動作が不安定になりません。マウスとパソコンの間に電波を遮断するような障害物があっても使用できます。無線式のように操作反応が遅れることがありません。有線式は乾電池やバッテリーを内蔵する必要がないため軽量化しやすいです。乾電池の交換やバッテリーの寿命を気にする必要がありません。

ケーブルがあるのでマウスを動かしにくいです。ケーブルが届かない距離では使用できません。

無線式

ケーブルがないのでマウスを動かしやすいです。電波が届く範囲であればパソコンとの距離が離れていても使用できます。

電波で接続するので、スチールや鉄等の金属製の表面で使用すると、金属が反射した電波による影響によりマウスの操作が不安定になる場合があります。マウスと無線受信機との間に電波に悪影響を与えるほどの障害物があると使用できません。昔は性能が低い等の理由で体感できるほど操作反応が遅れる場合が見られましたが、今ではまず見られません。乾電池かバッテリーを内蔵する必要があるため軽量化しにくいです。乾電池を使用する製品だと定期的に交換が必要でありコストが発生します。バッテリーを使用するタイプだとコストが発生しませんが、バッテリーが寿命を迎えると使用できなくなります。

ゲーミング向けインターフェース

無線式だとケーブルがなく動かしやすいので、ゲームに使用するなら無線式がよいです。昔は無線式に操作反応の遅れが見られましたが今ではまずありません。有線式でもケーブルの配置に気をつければ結構動かしやすいので有線式でもよいです。無線式だとバッテリーもしくは乾電池を内蔵する必要があります。その分の重量が増えるため軽さを追求する場合は有線式がよいです。

無線式マウス

独自無線規格、Bluetooth

無線式には独自無線規格とBluetoothがあります。独自無線規格には専用の受信機(レシーバー)があり紛失すると使用できません。BluetoothではパソコンがBluetoothを標準搭載していない場合、外付けBluetoothアダプターが必要です。昔と違って今ではBluetoothが普及しており、外付けBluetoothアダプターが必要になることがあまりありません。専用の受信機が不要で便利なBluetoothを推奨します。

独自無線規格の電波

独自無線規格が利用する電波には27MHz、2.4GHzがあります。製品によって電波到達距離が違いますが、27MHzよりも2.4GHzの方が長い傾向があります。一般的には2.4GHzだと10m程度、27MHzだと1m程度が多いです。スチール机等の磁性体に該当する表面で使用する場合は電波が悪影響を受け、使用可能な距離が短くなる(最悪1/10程度まで短くなる)、動作が不安定になる、以上のデメリットが生じる場合があります。利用電波が27MHzだとデメリットが生じやすいです。2.4GHzやBluetoothだとデメリットが生じにくいです。無線LANの場合と同様に2.4GHzだと他の無線を利用する機器と電波干渉が発生しやすいです。電子レンジ等、2.4GHz帯の電波が発生する家電製品が多いので、これとも電波干渉が発生しやすいです。製品によって価格が違いますが、27MHzよりも2.4GHzの方が高い傾向があります。2.4GHzの方がコストがかかるためです。27MHzでもよいですが2.4GHzを推奨します。電波干渉が発生しやすいデメリットがありますが、27MHzと比べた上での話あり発生する可能性が低いです。

専用受信機(レシーバー)の交換

独自無線規格にはレシーバー(専用受信機)があります。多くの製品はレシーバーのみ交換できませんが交換できる製品もあります。レシーバーの破損や紛失があっても交換用レシーバーを用意すれば使用可能です。何かあったときに交換できるようにしておきたい場合、交換に対応する製品を選ぶとよいです。

自動オフ機能

無線式だと自動オフ機能が問題になる場合があります。無線式マウスは常に電源オンだとバッテリーもしくは乾電池の持ちが悪くなるので、一定時間動かさないと自動オフになる機能付き製品があります。この機能があると、しばらくマウスを止めて何かの判断で素早く操作を開始したいときに、オフからオンになるまでのラグが問題になる場合があります。例えばゲームにおいて操作反応が遅れ問題になる場合があります。この自動オフ機能を使用したくない場合、手動でオンとオフにできる製品を選ぶとよいです。

軽量化

製品によって重量が異なりますが、無線式は有線式よりも重い傾向が見られます。単三形電池を使用する製品であれば、単四形電池を搭載可能にする変換アダプターを使用すると軽量化できます。変換アダプターを加えても単四形電池の方が軽いためです。ただし、単三形電池から単四形電池へ変えると容量が減るので電池の持ちが短くなります。

Bluetoothマウス

LE対応マウスの互換性

Bluetoothの規格にBluetooth 4.0が登場し、新しい通信方式LE(Low Energy)が追加されました。Bluetooth 3.0までは通信方式にBR(Basic Rate)、EDR(Enhanced Data Rate)、HS(High Speed)があります。これらとLEの間に互換性がありません。Bluetooth 3.0まではBRの実装は必須、EDR、HSの実装は任意です。LEの実装も任意ですがLEのみ実装が可能です。LEのみ実装の機器はBluetooth 3.0以前対応の機器と互換性がありません。

LE対応マウスはLEのみ実装なので、Bluetooth 3.0以前対応パソコン等と互換性がなく使用できません。パソコンにはBluetooth 4.0以降対応だがLE未実装は存在しないので互換性があり使用できます。

LE対応マウスのプロファイル

パソコン等がLE実装であればLE対応マウスを使用できますが、お互いに必要なプロファイルが実装している必要もあります。プロファイルとは通信の手順等が定義されたものであり、接続し合う機器は必要なプロファイルを両者が実装している必要があります。必要なプロファイルは機器によって異なります。

パソコンではマウスに限らず様々な機器とBluetooth接続し使用することを想定し様々なプロファイルを実装しています。マウスはパソコンで使用するものなので、パソコンがLE実装であればLE対応マウスの使用に必要なプロファイルも実装しています。

外付けBluetoothアダプター

互換性がない等の問題によりパソコンでBluetoothマウスが使用できなくても、外付けBluetoothアダプターを使用する方法があります。外付けBluetoothアダプターには小型製品が多く、パソコンに簡単に接続でき目立ちません。LE対応マウスを使用するには、外付けBluetoothアダプターにLE実装かつ必要なプロファイル実装の必要があります。

最大通信距離

一般的にBluetoothマウスの最大通信距離は10mです。Bluetoothでは10mよりも長い通信距離を実現可能ですが、マウスでは10mもあれば十分であり需要が無きに等しいのでありません。

マルチペアリング

Bluetoothマウスがマルチペアリング対応だと複数のパソコン等とペアリング可能であり、どのパソコン等に対しマウス操作するのかマウスのボタンで簡単に変更できます。マルチペアリング非対応の場合、別のパソコン等に対してマウス操作するにはペアリングのやり直しが必要です。複数のパソコン等に対し切り替えて使用したい場合、マルチペアリング対応製品を選ぶとよいです。

レスポンス

昔は一般的にBluetoothマウスはレスポンスが遅延する問題がありました。と言ってもゲーム等、レスポンスが重要な用途で問題になる程度でした。Bluetooth関連の処理の遅さが原因なので、マウスに限らず接続相手のパソコン等も十分な処理速度がないとレスポンスの遅延が問題になります。

今ではマウスもパソコン等も処理速度が向上したので問題になる可能性が低いです。少なくともゲーミングマウスとして販売されている製品であればマウスは大丈夫です。

消費電力

昔はBluetoothマウスの消費電力が大きく乾電池やバッテリーの持ちが悪かったです。使用していないときに電波を止めて消費電力を抑えることができないためです。乾電池の場合、一般的には使用時間が1日8時間程度だと一ヶ月程度で電池切れになります。これがマウスでBluetoothの普及が進まなかった要因です。

Bluetooth 4.0で登場したLE(Low Energy)に対応であれば消費電力が小さく長持ちするので、LE対応製品を選ぶとよいです。パソコンがLEに非対応の場合、LE対応の外付けBluetoothアダプターと併用するとよいです。

BIOS(UEFI)画面等で操作できない場合あり

BluetoothマウスはBIOS(UEFI)画面等、まだBluetoothドライバが組み込まれていない状態のときに使用できない場合がありまです。Bluetoothマウスに限らずBluetooth接続し使用する機器はBluetoothドライバによって動作するので、他のBluetooth機器にも当てはまります。BIOS(UEFI)画面等でマウスを使用する予定がなくても、後に何らかのトラブルが発生しBIOS(UEFI)画面等でマウスが必要になるかもしれないので、有線式マウスも用意しておくとよいです。ノートパソコンであればタッチパッドがあるので不要です。

電池

電池寿命

無線式のマウスの仕様等に電池寿命が記載されています。電池寿命の決め方はメーカーや製品によって違います。公平に比較できないので確認が不要です。

平均的に見ると、1日あたりパソコンを8時間使用する、マウスの操作時間が2時間を条件として電池寿命を決めています。一般的なオフィスで様々なユーザーのパソコンとマウスの使用時間を測定した結果が基です。

マウスの電池寿命は仕様通りになるとは限らず、使用状況によって大きく異なります。マウスの操作時間が同じでも、マウスの通信距離、マウスを動かす距離、マウスのボタンを押す頻度等によっても消費電力が異なり電池寿命も異なります。

充電中の使用可否

バッテリーを搭載し充電して使用する充電式マウスには、充電中に使用可能な製品もあれば使用不可の製品もあります。使用可能の場合、USBケーブルを接続して充電し、有線マウスと同様に使用します。充電中に使用できないと困る場合、充電中でも使用可能の製品を選ぶとよいです。

解像度

解像度とは

マウスの解像度は、マウスが1インチ移動した際に、どれだけの移動距離となるかを表します。分解能とも呼ばれ、単位として dpi(ddots per inch)や cpi(counts per inch)が用いられます。

例えば、1000 dpi(1000 cpi)であれば、1インチ動かした際に 1000 の移動距離が発生します。

センシ(マウス感度)

パソコンでは、マウスの移動距離に応じて画面上のマウスポインタが動き、画面上で1ピクセル動かすために、どれだけのマウスの移動距離が必要か設定する事ができます。例えば、1移動距離で1ピクセル動くように設定すれば、画面上で1ピクセル単位でマウスポインタを動かせます。1,000dpiであれば1インチ動かすと1,000移動距離が発生し、マウスポインタが1,000ピクセル動きます。

1移動距離で10ピクセル動くように設定すれば、10ピクセル単位で動かせます。この場合は、マウスポインタを特定の場所に合わせるための精度が落ちますが、少ないマウス移動距離でマウスポインタを大きく動かせます。少ないマウス移動距離でマウスポインタを大きく動かせる設定を、ハイセンシ(センシが高い、マウス感度が高い)と呼びます。この例では精度を落としていますが、マウスが持つ解像度次第で、高い精度を維持したままハイセンシ設定にできます。

逆に、10移動距離で1ピクセル動くように設定すれば、画面上で1ピクセル単位で動かせますが、そのために必要なマウスの移動距離が増えます。マウスポインタを動かすために、多くのマウスの移動距離が必要となりますが、マウスポインタを特定の場所に合わせやすくなり精度が高くなります。多くのマウス移動距離でマウスポインタを小さく動かせる設定を、ローセンシ(センシが低い、マウス感度が低い)と呼びます。

精度とセンシ

精度の高い操作を必要とする場合、画面上でマウスポインタを1ピクセル動かすために必要なマウスの移動距離は1以上にする必要があります。1未満だと1ピクセル単位で動かせません。ハイセンシ設定を好む場合、マウスポインタを1ピクセル動かすために必要なマウス移動距離を下げていかなければなりません。

もし、解像度の高いマウスであれば、実際にマウスを動かした距離に発生するマウスの移動距離が多いため、マウスポインタを1ピクセル動かすために必要なマウス移動距離を1以上に保ったまま、ハイセンシ設定にしやすいです。

逆に解像度が低いマウスだと、実際にマウスを動かした距離に発生するマウスの移動距離が小さいため、ハイセンシ設定にしようとすると、マウスポインタを1ピクセル動かすために必要なマウス移動距離が1未満となってしまい(マウス移動距離1で、1より大きいピクセル単位でマウスポインタが動いてしまう)、精度が落ちやすくなってしまいます。つまり、解像度が低いマウスだと、精度の高い操作とハイセンシ設定の両立が難しくなります。

例えば、1000 dpi のマウスと、500 dpi のマウスがあり、マウスを実際に1インチ動かしてマウスポインタを1000ピクセル動かしたい場合、1000 dpi のマウスであれば1インチで1000の移動距離が発生するため、1移動距離で1ピクセル動くように設定すれば良いです。500 dpi のマウスだと1インチで500の移動距離が発生するため、1移動距離で2ピクセル動くように設定する必要があり、精度が落ちる結果となります。

そのため、精度の高い操作とハイセンシ設定の両者を必要とする場合は、解像度が高いマウスを選ぶ必要があります。精度の高い操作が必要でもローセンシ設定を必要とするなら、解像度が低いマウスを選んでも大丈夫です。また、ハイセンシ設定を必要でも精度の高い操作が不要なら、解像度が低いマウスを選んでも大丈夫です。

選択の目安

解像度が低いマウスを選んで大丈夫そうなら、800 dpi もあれば十分です。解像度が高いマウスを選ぶなら、1600 dpi 以上は欲しいです。また、PC ゲームや動画編集、画像編集等、実際にマウスを動かした距離あたりにマウスポインタが動く距離を状況や環境に応じて変えたい場合、解像度が可変でマウス上のボタンで素早く解像度を変更できるマウスがおすすめです。

例えば、ある PC ゲーム上で精度が高い操作を必要とし、かつハイセンシ設定にしていて、状況に応じてローセンシ設定にしてマウスポインタの位置を微調整したい場合、マウス上のボタンで解像度を落とせば、落とす前よりもマウスポインタを同じ距離動かすのに必要なマウス移動距離が増える事で実質ローセンシ設定になり、マウスポインタを特定の場所に合わせやすくなります。

読み取り範囲、読み取り回数

マウスの動きを検出する仕組み

マウスの光学式やレーザー式がマウスの動きを検出する仕組みは、デジタルカメラでイメージできます。デジタルカメラが1秒おきに撮影するとし適当に動かします。最新の撮影画像と1つ前の撮影画像を見比べ、撮影風景のズレからどのくらい動いたのかわかります。

マウスの場合、机の上で使用するとしますが、LEDかレーザーの光で机の上を照らします。反射した光がマウス内部にあるイメージセンサーに到達し、机の上の模様を読み取ります。最新の読み取った模様と1つ前に読み取った模様を見比べ、模様のズレからどのくらい動いたのかわかります。

読み取り範囲、読み取り回数の重要性

最新の読み取った模様と1つ前に読み取った模様に重複部分がないと、どのくらいマウスが動いたのかわかりません。重複部分があるとしても少ない場合や、あまり変化がない模様かつ読み取れる範囲が狭い場合、どのくらいマウスが動いたのか正確に読み取れない可能性が高まります。読み取れる範囲が広いほど、これらの問題が発生する可能性が低くなりマウスの動きを検出できる正確性が高まります。

単位時間あたりに模様を読み取る回数が多いほど、マウスの動きをリアルタイムに検出できカーソルの動きが滑らかになります。

解像度のみ確認すればよい理由

マウスの動きを検出する性能にとって解像度に限らず読み取り範囲、読み取り回数も重要ですが、各製品の仕様に未記載の場合が多いです。どの製品も十分な読み取り範囲、読み取り回数があります。解像度のみ確認すればよいです。

性能重視の場合、ゲーミングマウスを選ぶとよいです。性能が重要な用途のため、読み取り範囲が広く、読み取り回数が多い傾向があります。ただし、仕様に未記載なので実際に使用するまで高性能なのか確実にわかりません。

ホイール

チルトホイール

マウス上部には2つのボタン、その間にホイールがあります。ホイールがチルトホイールだと、ホイールを左右に傾けると左右にスクロールできます。ホイールで上下スクロールに加えて左右にもスクロールできると便利です。例えば左右に長いエクセルファイルを、素早く左右にスクロールできます。ホイールで縦方向にスクロールする場合は速度変化を付けられますが、チルトホイールで横方向にスクロールする場合は速度変化を付けられません。あらゆる用途で便利になるとは限りません。ホイールで左右スクロールを行いたい場合、チルトホイール付き製品を選ぶとよいです。

チルトホイールへの割り当て

左右に傾けるとボタンを押すような操作になり、機能を割り当て可能であれば追加ボタンとしても使用可能です。例えばチルトホイールを左に倒すとブラウザーの戻るボタンを押下、右に倒すとブラウザの進むボタンを押下になるように設定すると便利です。このような使い方をしたい場合、チルトホイールに機能を割り当てられる製品を選ぶとよいです。

クリック感

画像や画面の拡大率や縮小率を変更する、ゲームのメニューで項目を変更する、エクセルで1行ずつスクロールする、以上のように一段階ずつの切り替え操作やスクロール量が小さい操作を行う場合、ホイールのクリック感が強いとよいです。長い文章、長いスプレッドシート、長いウェブサイトを一気に速くスクロールする、以上のようにスクロール量が大きい操作を行う場合、ホイールのクリック感が弱いとよいです。

クリック感が強すぎるよりも弱すぎる方が使いにくい可能性が高いです。クリック感が弱すぎるとスクロール量が小さい操作でスクロールしすぎてしまう場合があり使いにくいです。

どの製品もホイールを速く動かすほどクリック感が弱くなりますが、クリック感の強さが製品によって異なり、実際に使用してみないと自分に合うのかわかりません。クリック感にこだわりたい場合、いろんな製品を選び使用してみる方法がありますが、クリック感の強さを設定できる製品を選ぶ方法もあります。

ボタン

追加ボタン

一般的にマウスにはホイールの両側に2つのボタン(クリックボタン)、ホイール自体のボタン(スクロールボタン)が1つ、合計3つのボタンがあります。製品によっては追加ボタンがあり3つより多いです。追加ボタンには特定の操作を割り当てられ作業効率の向上ができます。例えば多くのソフトウェアにはコピーや貼り付け機能がありますが、これらを追加ボタンで一発操作できるように割り当てておけば、マウスを握ったまま追加ボタンを押しコピーや貼り付け作業ができます。ウェブブラウザーには「前のページへ戻る」、「次のページへ進む」等の機能がありますが、追加ボタンに割り当てればボタンを押して操作できます。このような操作をしたい場合、追加ボタン付きの製品を選ぶとよいです。

追加ボタンがある製品でも割り当てる機能を選択し設定可能とは限りません。追加ボタンにどの機能を割り当てるのか設定したい場合、ソフトウェアを利用し設定可能な製品を選ぶとよいです。

ゲームに必要な追加ボタン

ゲームに使用する場合、ボタン数が3つより多いとよいです。一部の操作をキーボードの代わりにマウスの追加ボタンで行うと楽になる場合が多いためです。例えばFPS(First Person Shooter)では追加ボタンが2つあるとよいです。MMO(Massively Multiplayer Online)やMOBA(Multiplayer Online Battle Arena)では15以上あってもよいくらいです。追加ボタンが多すぎると使いにくい場合があります。追加ボタンが多い製品を初めて使用する場合、追加ボタンが10以下を目安に選ぶとよいです。

マクロ

製品によっては追加ボタンにマクロを割り当て可能です。例えば左クリックボタンを連打する機能を追加ボタンに割り当てると、この追加ボタンを押している間は左クリックボタンの連打状態と同じにできます。ゲームで使用する場合はゲームタイトルによっては禁止しており注意が必要です。マクロが必要であればマクロに対応する製品を選ぶとよいです。

内蔵メモリー

マウスによってはメモリーを内蔵しており、追加ボタンに割り当てた機能やマクロを保存できます。設定を行ったパソコン以外で使用するときでも、1から再設定を行わずにカスタマイズした設定で使用できます。複数の設定を保存し、どの設定で使用するか瞬時に切り替えられる製品もあります。カスタマイズ設定を行うのであれば、内蔵メモリーがあると便利です。

マウスの大きさと形状

マウスの使いやすさを決める要因の一つに、マウスの大きさと形状があります。

各メーカーから、様々な大きさと形状をしたマウスが販売されていますが、どれが自分に合うかは、実際に使ってみないとわからないものです。

マウスの大きさについてですが、自宅等の室内のみで使用するのであれば、小さいマウスよりは、大きいサイズのマウスを選ぶのがおすすめです。ただし、手が小さい方は、大きいサイズのマウスだと使いにくいと感じる場合がありますので、注意が必要です。

小さいマウスは、携帯性に優れていますので、ノートパソコンと共に外出先に持ち運びたい方に適しています。小さいと、特に手が大きい方にとっては使いづらいので、自宅等の室内のみで長時間使うのには向いていません。

手のサイズとマウスの持ち方

マウスをサイズが大きい、小さいに分けた場合、手のサイズやマウスの持ち方でどちらがよいのか決まります。ただし、それでも万人に当てはまるとは限りません。

手が小さい人はサイズが大きいマウスだと操作しづらいと感じやすいです。手が小さい人は小型マウスを選ぶとよいです。統計的に日本と比べて手のサイズが大きい国の海外メーカー製に注意が必要です。

手が大きい人はサイズが大きいマウスの方が持ちやすいですが、マウスの持ち方次第ではサイズが小さいマウスの方が合う場合があります。マウスの上に自然な感じて手の全体を置いた状態でマウスを持つ場合、サイズが大きいマウスが合います。マウスに手の全体を置かず摘むように持つのであればサイズが小さいマウスが合います。摘むように持つ場合でもサイズが大きいマウスが合う人もいるので、やはり実際に使ってみないとわからないものです。

形状

一般的に普及しているマウスはシンプルな形状です。使いやすさ向上のために独特の形状を採用する製品もあります。例えばゲーム用に設計されたマウスには人間工学に基づいた形状の製品が多いです。人間工学に基づいていても製品によって形状が千差万別であり、中には使いにくそうにすら見える奇抜な形状の製品もあります。マウスの形状に関しても自分に合うのかは使ってみないとわかりません。

人間工学に基づく等、特殊な形状の製品よりはシンプルな形状に近い製品を選ぶのが無難です。人間工学に基づく製品でもシンプルな形状とは大幅に異なる形状だと、自分に合う可能性があるとは言え違和感が解消されなかったりして自分に合わないリスクが高いです。

重量

マウスが軽い方が動かしやすく疲れにくいです。ゲーム等、マウスをよく動かすのであれば本体重量100gを切る製品がよいです。ある程度の重量がある方が動かしやすい人もいますので、適した重量が人によって違います。マウス内部に重りを内蔵し、重りの取り付け量次第で重量を調整できる製品もあります。重さを微調整したい人は、このような製品を選ぶとよいです。

騒音

クリック感

クリック音がない静音マウスには、クリック感がないデメリットがあります。別の言い方だと、ボタンを押した感触があまり得られません。厳密にはクリック感がある製品もありますが、クリック感がない製品が多いです。マウスのクリック音を静かにするにはボタンの押し心地を柔らかくせざるを得ず、クリック感を実現するのが難しいためです。

人によってはクリック感がないと使いにくいです。クリック音なしが必要の場合は受け入れる必要があるデメリットですが、特に不要の場合は静音ではなくクリック感がある製品を選ぶとよいです。静音でもクリック感があると謳う製品もありますが、クリック音の静音性が若干落ちます。

付属品

ドライバ

製品によっては必要に応じて専用ドライバが付属します。付属の有無の確認が不要です。一般的にマウスはOSが標準搭載するドライバで動作します。一部の製品は付属する専用ドライバが必要です。OSのドライバで動作しても一部の製品は付属する専用ドライバにより全ての機能を利用できます。特に高機能の製品では付属する場合が多いです。購入した製品に付属する場合、インストールし利用するとよいです。

設定用ソフトウェア

製品によっては必要に応じて設定用ソフトウェアが付属します。付属の有無の確認が不要です。マウスの機能に関する設定に利用するので、付属する場合はインストールし利用するとよいです。専用ドライバが付属する場合、設定用ソフトウェアを利用してインストールします。

使用上の注意

指定以外の乾電池の使用

使用する乾電池の指定はマウスによって異なります。例えば、アルカリ乾電池は使用可能だが、マンガン乾電池や充電式乾電池等、アルカリ乾電池以外の乾電池を使用しないように指定しているマウスがあります。アルカリ乾電池とマンガン乾電池どちらも使用可能だが、充電式乾電池を使用しないように指定しているマウスがあります。アルカリ乾電池、マンガン乾電池、充電式乾電池、どれも使用可能なマウスがあります。アルカリ乾電池を使用しないように指定しているマウスもあります。

指定以外の乾電池を使用すると、マウスが正常に動作しない、電池寿命が短くなる、故障の原因となる、乾電池が液漏れする等のトラブルが発生する恐れがあります。指定されている乾電池を使用するのが無難ですが、指定以外の乾電池を使用しても何らかのトラブルが発生するリスクが小さいです。何かトラブルが発生しても自己責任ですが、発生する可能性が非常に小さいです。


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