ノートPCはACアダプター付けっ放しでもバッテリー劣化を抑える？

最終更新日 2023年09月07日

ノートパソコンが搭載しているリチウムイオンバッテリー(以降バッテリーに略して記載する)は、満充電(100%)状態だと劣化が早まり寿命が縮みます。

ノートパソコンに満充電(100%)ではなく80%等、途中で充電を止める機能があれば劣化を抑えられます。

そのような機能がないノートパソコンにACアダプターを付けっ放しにすると、満充電(100%)状態になり劣化が早まりますが、劣化を抑えられる場合があるようです。

バッテリーはなぜ“へたる”のか？（4ページ目） | 日経クロステック（xTECH） には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2015/03/05)

レノボ・ジャパンの場合、「ACアダプターを付けたまま使っても、電圧を自動的に調整することで保存劣化をできるだけ防いでいる」（レノボ・ジャパン 松本次長）という。

レノボのノートパソコンの全製品に当てはまるのかは不明ですが、ACアダプター付けっ放しでもバッテリー劣化を抑える仕組みがあるようです。

同記事に「電圧を自動的に調整すること」について具体的に書かれておらず不明ですが、次に紹介する記事を見るとわかります。

満タンと空っぽはNG　バッテリー長持ちの基礎知識｜NIKKEI STYLE には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2018/08/29)

一方、こうしたソフトのないパソコンの場合、必然的にACアダプターをつなぎっ放しになる。満充電の状態が長く維持されるのは可能な限り避けたい。とはいえ、最近のパソコンは、バッテリーの満充電レベルが定格より低く設定されているものが多い。満充電を維持しても、寿命への影響は小さいと考えられる。

「こうしたソフト」とは、満充電(100%)にならないように途中で充電を止める機能があるソフトウェアです。

「パソコン」とは、ノートパソコンです。

「定格」とは定格容量の略であり、工場出荷時のバッテリーの最大容量と思われます。

満充電(100%)にすると定格容量まで充電したことになりますが、最近のパソコンの多くは、定格容量より小さい容量まで充電したら満充電(100%)としており、満充電(100%)状態でも定格容量で見ると満充電(100%)ではなく劣化を抑えているようです。

「電圧を自動的に調整すること」とは、「バッテリーの満充電レベルが定格より低く設定」のことと思われます。

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