メーカー公表のノートPCバッテリー動作時間が当てにならない理由
最終更新日
2019年10月11日
バッテリー動作で使ってみるとバッテリー動作時間の仕様値よりも短い
ノートパソコンのバッテリー動作時間の仕様値を確認して買い、実際にバッテリー動作で使ってみたところ仕様値よりも短かったという経験をし、バッテリー動作時間は当てにならないと感じたことがある人は多いと思われます。
各パソコンメーカーは、バッテリー動作時間を測定する方法によって出された結果を仕様値としています。バッテリー動作時間測定方法と一般的なノートパソコンの使い方との間では消費電力に差が生じます。
一般的なノートパソコンの使い方の方が消費電力が大きくなりバッテリー消費量も大きくなります。これがバッテリー動作時間が当てにならなくなる原因です。
各パソコンメーカーは、バッテリー動作時間を測定する方法によって出された結果を仕様値としています。バッテリー動作時間測定方法と一般的なノートパソコンの使い方との間では消費電力に差が生じます。
一般的なノートパソコンの使い方の方が消費電力が大きくなりバッテリー消費量も大きくなります。これがバッテリー動作時間が当てにならなくなる原因です。
実際のバッテリー動作時間は仕様値の何割くらいになるのか
今では多くのノートパソコンは JEITA バッテリ動作時間測定法(Ver. 2.0)による測定結果を仕様値としています。(2017年11月1日時点)
JEITA バッテリ動作時間測定法(Ver. 2.0) にて詳しく公表されていますが、JEITA バッテリ動作時間測定法(Ver. 2.0)の測定条件は以下のとおりです。
JEITA バッテリ動作時間測定法(Ver. 2.0)の測定方法とバッテリー動作時間の算出方法は以下のとおりです。
指定動画ファイル(JEITA HP からダウンロード可能)を読み出しながら連続再生し、バッテリー動作開始からシャットダウンまたは休止状態に移行するまでの時間を測定する。
動画ファイルの仕様は以下のとおり
測定法(b)
デスクトップ画面の表示を行った状態で放置し、バッテリー動作開始からシャットダウンまたは休止状態に移行するまでの時間を測定する。
ノートパソコンの使い方は人それぞれですが、JEITA バッテリ動作時間測定法(Ver. 2.0)のようなシンプルな使い方をすることはまずありません。
多くの人はノートパソコンにて様々なソフトウェアを使い、裏でも動作させておくソフトウェアが多数あるものです。
特に CPU や GPU に高い負荷がかかる使い方、例えば動画編集等をすれば消費電力が大きくなりますので、仕様値の半分以下しかバッテリー動作しなくてもおかしくありません。
何にせよノートパソコンを選ぶ時にバッテリー動作時間を重視するなら、仕様値を鵜呑みにしてはいけません。
実際のバッテリー動作時間は仕様値の何割くらいになるのかは人それぞれですが、インターネットやメール、オフィスソフトウェアの利用等、負荷が小さい作業に使うなら仕様値の6〜7割程度くらいになると見積もっておくと良いです。
もちろんバッテリー動作時間が仕様値の6〜7割よりも長くなる人もいれば短くなる人もいます。
JEITA バッテリ動作時間測定法(Ver. 2.0) にて詳しく公表されていますが、JEITA バッテリ動作時間測定法(Ver. 2.0)の測定条件は以下のとおりです。
測定条件 | |
---|---|
音量 | 最低(ミュートでも可) |
画面輝度 | 150cd/u以上 最大輝度が150cd/uに満たない製品では輝度を最大とする 画面に白(R,G,B各画素データが最大値)を表示している状態での輝度で規定する |
無線 LAN | アクセスポイントに接続した状態 通信方式、通信の有無、電波環境、アクセスポイントまでの距離については規定しない 無線 LAN 機能を有しない場合は設定の必要はない |
その他の無線通信機能 (Bluetooth/3G 等) |
オフでも可 |
動画再生ソフト | 動画再生ソフトをインストールしている場合は、インストールソフトを使用 インストールしていない場合は、ダウンロードまたは購入によりユーザーが入手可能なものとする |
再生画面の表示サイズ | フルスクリーン |
JEITA バッテリ動作時間測定法(Ver. 2.0)の測定方法とバッテリー動作時間の算出方法は以下のとおりです。
測定方法
測定法(a)指定動画ファイル(JEITA HP からダウンロード可能)を読み出しながら連続再生し、バッテリー動作開始からシャットダウンまたは休止状態に移行するまでの時間を測定する。
動画ファイルの仕様は以下のとおり
動画サイズ | 1920×1080 |
---|---|
動画コーデック | H.264/AVC |
映像ビットレート | 10Mbps |
フレームレート | 29.97fps |
音声コーデック | AAC |
音声ビットレート | 160kbps |
測定法(b)
デスクトップ画面の表示を行った状態で放置し、バッテリー動作開始からシャットダウンまたは休止状態に移行するまでの時間を測定する。
バッテリー動作時間の算出方法
測定法(a)によって得られたバッテリー動作時間と、測定法(b)によって得られたバッテリー動作時間を足し合わせ、2で割った値をバッテリー動作時間とする。JEITA バッテリ動作時間測定法(Ver. 2.0)なら仕様値の6〜7割程度が目安
簡単に言えば動画を再生し続けた場合のバッテリー動作時間とデスクトップ画面を表示して放置した場合のバッテリー動作時間を足し合わせて2で割って平均をとったものが仕様値です。ノートパソコンの使い方は人それぞれですが、JEITA バッテリ動作時間測定法(Ver. 2.0)のようなシンプルな使い方をすることはまずありません。
多くの人はノートパソコンにて様々なソフトウェアを使い、裏でも動作させておくソフトウェアが多数あるものです。
特に CPU や GPU に高い負荷がかかる使い方、例えば動画編集等をすれば消費電力が大きくなりますので、仕様値の半分以下しかバッテリー動作しなくてもおかしくありません。
何にせよノートパソコンを選ぶ時にバッテリー動作時間を重視するなら、仕様値を鵜呑みにしてはいけません。
実際のバッテリー動作時間は仕様値の何割くらいになるのかは人それぞれですが、インターネットやメール、オフィスソフトウェアの利用等、負荷が小さい作業に使うなら仕様値の6〜7割程度くらいになると見積もっておくと良いです。
もちろんバッテリー動作時間が仕様値の6〜7割よりも長くなる人もいれば短くなる人もいます。
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