軽ければ良いってもんじゃないモバイルノートパソコン

最終更新日 2023年09月07日

知人から、おすすめのモバイルノートパソコンはあるかと聞かれ、軽いほど持ち運びしやすいから良いだろうと考え、最軽量クラスのモバイルノートパソコンをおすすめし、実際に持たせてみました。

知人は軽さに驚くかと思いきや、なんだか壊れやすそうという感想が返ってきました。

結局、知人は重量が約 1.4kg あるモバイルノートパソコンを選びました。知人が選んだモバイルノートパソコンの画面サイズは約13インチ型であり、持ち運びしにくいほど重くはなく、持ち運びしやすい重さです。

私がおすすめしたモバイルノートパソコンは、画面サイズは同じで約13インチ型ですが、重量は 1kg を割っており、このモバイルノートパソコンと比べると、知人のモバイルノートパソコンは、ずしりと重く感じます。

しかし、知人が選んだモバイルノートパソコンは、重厚感があり、壊れにくそうなイメージを抱きました。

実際に、知人が選んだモバイルノートパソコンの方が壊れにくいのかどうかはわかりませんが、本体一部に強めの圧力を加えたり、本体を地面と並行状態にしながら端を持った時、知人が選んだモバイルノートパソコンの方が、たわむ感触がしなかったです。

また、質感やデザインの違いも影響しているでしょうが、知人が選んだモバイルノートパソコンの方が高級感がありました。

実際は、知人が選んだモバイルノートパソコンの方が、価格が安いです。

私がおすすめしたモバイルノートパソコンと、知人が選んだモバイルノートパソコンは性能が違うので、価格が異なるのは当然ですが、両者には性能が異なる複数のモデルが存在し、同程度の性能という条件で比較しても、知人が選んだモバイルノートパソコンの方が、約2〜3万円ほど価格が安いです。

また、私がおすすめしたモバイルノートパソコンは、国内メーカー製であり、知人が選んだモバイルノートパソコンは、海外メーカー製です。

知人は、価格が安いということも、モバイルノートパソコンの選択に影響したかもしれませんが、モバイルノートパソコンは軽い方が選ばれるとは限らないことは、今回の件で得た教訓となりました。

また、国内メーカーと海外メーカーのモバイルノートパソコンを全体的に見ると、国内メーカーの方が軽さに優れており、海外メーカーの方が重いという印象を受けます。

国内メーカーの方が軽量化技術力があると思っていましたが、よく考えてみると、海外メーカーが追いつけないほど、国内メーカーの軽量化技術力が高いとは思えません。

国内では、軽さを重視する人が多いと思われますが、海外では、壊れにくそうなイメージや重厚感を重視する人が多いのかもしれません。

そのため、海外メーカーは、軽さだけでなく、壊れにくそうなイメージや重厚感も重要視しているのかもしれません。

国内メーカーは、モバイルノートパソコンの軽量化を進めており、海外メーカーは国内メーカーほど軽量化を進めていません。

厳密に計算したわけではありませんが、平均的に見ると、海外メーカーのモバイルノートパソコンの方が、200〜300g ほど重い印象を受けます。（2017年8月1日時点）

海外メーカーも、国内メーカーのモバイルノートパソコンと同じくらい軽いモバイルノートパソコンを発売できる力があると思われます。また、海外メーカーは、狭い国内パソコン市場ではなく、広い海外パソコン市場に合わせていると思われます。

以上を考慮すると、海外では、ある程度の軽さは必要ですが、壊れにくそうなイメージや重厚感も重視してモバイルノートパソコンを選ぶ人が多いと思われます。

先に登場した知人も私もモバイルノートパソコンを電源コンセントがない環境で使う時間が短いため、バッテリー駆動時間の長さはあまり気にする必要がなかったので触れませんでしたが、バッテリー駆動時間の長さを考慮するとモバイルノートパソコンは軽い方が良いとは限りません。

軽量化を進めるためにはバッテリー容量を小さくすることが必要になってくるせいか、モバイルノートパソコンは軽いほどバッテリー駆動時間が短い傾向が見られます。

そのため、バッテリー駆動時間の長さを重視するなら軽さはほどほどにしてモバイルノートパソコンを選ぶ必要があります。

ただし、重い方のモバイルノートパソコンでもバッテリー駆動時間が短いこともあり、重い方がバッテリー駆動時間が長いとは限りませんので、重量だけでなくバッテリー駆動時間も仕様等にて確認する必要があります。

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