MOディスクのダイレクトオーバーライト

最終更新日 2023年09月07日

MOディスクのダイレクトオーバーライトとは

基礎

ダイレクトオーバーライト - 意味・説明・解説 : ASCII.jpデジタル用語辞典 より引用します。
MOディスクへのデータの記録手法。MOディスクへの記録方式である光変調記録方式では、データの記録時に消去と記録を別の手順で行っていたが、ダイレクトオーバーライトでは、これを1回の手順で行う。
MOディスクのダイレクトオーバーライトとは、MOディスクへのデータ記録手法です。従来の光変調記録方式ではデータを記録するときに、データの消去、データの記録、それぞれ異なる手順で行います。ダイレクトオーバーライトでは両者を1回の手順で行うので、データの記録にかかる時間が短くなります。

ダイレクトオーバーライト対応が必要

ダイレクトオーバーライトでMOディスクにデータを記録するには、MOディスクもMOドライブもダイレクトオーバーライトに対応が必要です。

メモリー層、記録層、初期化層

メモリー層、記録層、初期化層とは

ダイレクトオーバーライト (Direct Over Write) 鈴木直美の「PC Watch先週のキーワード」 より引用します。
このメディアは通常、最終的な記録状態が保持される「メモリ層」、書き込み時にヘッドの磁界によって磁化される「記録層」、レーザー光による影響を受けずに、常に一定の磁化方向(例えば「0」の方向)を保持し続ける「初期化層」の3層から成る。
メモリー層、記録層、初期化層とは、ダイレクトオーバーライト対応MOディスクにある多層構造の磁性体です。メモリー層とは最終的な記録状態を保持する層、記録層とはデータ書き込み時にヘッドが磁界をかけて磁化する層、初期化層とはレーザー光による加熱があっても常に一定の磁化方向を保持する層です。

データを記録する仕組み

MOディスクに記録するデータは2進数の0と1の羅列です。磁化の方向の違いによって0か1を区別します。MOディスクにパワーが高いレーザー光を当てるとします。メモリー層と記録層ではパワーが高いレーザー光が当たった部分が磁化を失います。初期化層は磁化を失わず、0方向の磁化を保持しています。

記録層のレーザー光が当たった部分で1となる方向に磁化するようにヘッドが磁界をかけます。磁化した記録層の影響を受けて、メモリー層も1となる方向に磁化します。初期化層の0方向の磁化の影響を受けて、記録層は1方向から0方向に磁化します。

パワーが低いレーザー光を当てるとします。メモリー層は磁化を失いますが、記録層は磁化を失いません。記録層と初期化層の0方向の磁化の影響を受けて、メモリー層は0方向に磁化します。このようにレーザー光のパワーの違いを使い分けて、メモリー層に0か1を記録します。


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