ウェアレベリングのダイナミックとスタティックの違い

最終更新日 2019年05月20日

ダイナミック・ウェアレベリングとスタティック・ウェアレベリングの違いとは

SSD 内部にはデータを保存する場所があり、その場所はブロックごとに分かれています。各ブロックは、データ書き込みを行うと劣化していき、データ書き込み回数が一定に達すると寿命に達します。

一部のブロックにてデータ書き込み回数が集中的に多くなると寿命に達するのが早くなりますが、そうならないように各ブロックのデータ書き込み回数を平準化する機能があり、その機能をウェアレベリングと呼びます。

ウェアレベリングには、ダイナミック・ウェアレベリングとスタティック・ウェアレベリングがあります。書き換え頻度が低いデータをスタティック(静的)データ、書き換え頻度が高いデータをダイナミック(動的)データと呼びます。

ダイナミック・ウェアレベリングは、ダイナミックデータが書き込まれるブロックを対象とし、データ書き込み回数を平準化します。スタティックデータが書き込まれているブロックに対しては何もせずそのままとし、データ書き込み回数を平準化しません。

ダイナミック・ウェアレベリングは、各ブロックのデータ書き込み回数を記憶しておき、データ書き込みを行う際はデータ書き込み回数が少ないブロックを選び、そのブロックにデータ書き込みを行うことでデータ書き込み回数を平準化します。

ダイナミック・ウェアレベリングだと、スタティックデータが書き込まれているブロックよりもダイナミックデータが書き込まれているブロックのデータ書き込み回数が集中的に多くなっていきます。

もしブロック全体の中で半分のブロックにスタティックデータが書き込まれ二度と書き換えが行われない場合、これらのブロックのデータ書き込み回数は1回であり、残りの半分のブロックをダイナミックデータの書き込みに利用し続けるとデータ書き込み回数が集中的に増えていきますので、ブロック全体で見るとデータ書き込み回数が偏り平準化されていません。

スタティック・ウェアレベリングは、ダイナミックデータが書き込まれているブロックと、スタティックデータが書き込まれているブロック両者を対象とし、データ書き込み回数を平準化します。

スタティックデータが書き込まれているブロックのデータ書き込み回数が少なければ、データ書き込み回数が多いブロックへスタティックデータを移動させます。

スタティックデータの移動によりデータ書き込み回数が少ないブロックが空き、そのブロックをダイナミックデータの書き込みに利用するようにすれば、ブロック全体に渡ってデータ書き込み回数が平準化されます。


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