SSDの総書き込み量36.5TBが寿命の目安は過去の話

最終更新日 2023年09月07日

SSDの総書き込み量36.5TBが寿命の目安は過去の話とは

総書き込み量36.5TBが寿命の目安の発祥

OCZ,“オール自社設計”のSSD「Vector」を解説。ランダムアクセス性能と継続書き込み性能の高さを強調(2012/11/30公開記事) より引用します。
 ちなみに書き込み量36.5TBというのは寿命の目安だそうで,「SSDでは平均故障間隔(MTBF)が一般に用いられているが,分かりにくいので,MTBFに代わる目安として挙げている」のだそうだ。
昔に発売されたモデルに関する内容です。その後もSSDに様々なモデルが登場しましたが、耐久性が向上しています。寿命の目安となる総書き込み量が36.5TBよりも大きいです。

総書き込み量36.5TBが寿命の目安は曖昧

SSDの寿命の目安となる総書き込み量36.5TBの導出方法が不明です。実際に総書き込み量が36.5TBに達したときに寿命を迎えたので36.5TBとしたか、寿命の目安となる総書き込み量を求める計算式を作り求めた結果が36.5TBだったか等、考えられる様々な導出方法があります。導出方法によっては36.5TBを鵜呑みにできません。

実際にデータを書き込み寿命を迎えたと確認した結果であれば、ユーザーが使用する場合でも36.5TBくらいで寿命を迎える可能性があります。可能性があるとした理由は、同じモデルでも耐久性が全く同じではなく、使い方によって劣化具合が異なるためです。計算式で求めた結果であれば、あまり当てになりません。寿命の目安となる総書き込み量を求める計算式がありますが、正確に求めるのが困難です。


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