ATX 12VO

最終更新日 2023年09月07日

ATX 12VOとは

基礎

ATX 12VOとは、+3.3V、+5V、+12V、-12V、+5VSBを+12Vのみにした規格です。エーティーエックス・ジュウニブイオーと読みます。12VOは12V Onlyの略です。2019年にインテルが策定した規格です。電源ユニットの部品を減らせるので、コストも減らせます。

マザーボードが+12V以外の電圧の電力を生成する

+12V以外の電圧の電力が不要になったわけではありません。マザーボードが+12Vの電力から変換し生成します。

ATX12VO 2.0

ATX12VO 2.0とは、ATX 12VOのバージョン2.0です。PCI Express用コネクター16ピンを仕様に追加してあります。16ピンではなく12+4ピンと呼ぶ場合もありますが、それぞれ役割が異なる12ピンと4ピンが一体なので分離しません。12VHPWRコネクターと呼ぶ場合もあります。12VHPWRは12V High Powerの略です。供給可能な最大電力が600Wです。

普及しない理由

ATX 12VO対応電源ユニットが普及していません(2022/07/20時点)。某パソコンメーカーの人に聞いてみたところ、マザーボードもATX 12VOに対応する必要があるが、電源ユニットのコストが減ってもマザーボードのコストが大きく上がるのでATX 12VOの採用を進める計画がないそうです。今後コストが減る、またはコストが増大しててもATX 12VOを採用する理由が出てくれば、ATX 12VOを採用する可能性があるそうです。他のパソコンメーカー等も同様の理由で採用しないので普及しないと考えられるそうです。


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電源ユニットの規格



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