CrystalDiskMark

最終更新日 2023年09月07日

CrystalDiskMarkとは

基礎

CrystalDiskMarkとは、コンピューターのストレージの性能を評価するベンチマークソフトです。クリスタルディスクマークと読みます。

Windowsが異なる場合でも比較可能

Windowsを除きコンピューターの仕様が同じ条件とし、CrystalDiskMarkを使用しストレージの性能評価を比較すると、大きな差が出ずほとんど同じです。例えばWindows XPでの性能評価とWindows Vistaでの性能評価を比較できます。

ベンチマークスコアの意味

評価結果

以下は、バージョンが8.0.4のCrystalDiskMarkを使用し評価した結果です。

CrystalDiskMark
CrystalDiskMark

Read(MB/s)

データ読み込み時の1秒間あたりのデータ転送速度(1秒間あたりのデータ転送量)です。単位がMB/sです。数値が大きいほど高性能です。例えば100MB/sなら1秒間に100MBのデータを読み込めます。

Write(MB/s)

データ書き込み時の1秒間あたりのデータ転送速度(1秒間あたりのデータ転送量)です。単位がMB/sです。数値が大きいほど高性能です。例えば100MB/sなら1秒間に100MBのデータを書き込めます。

SEQ1M

SEQとはシーケンシャルアクセスを意味します。シーケンシャルアクセスとは、連続的にデータ読み書きするアクセスです。1Mとは1MiBの略で、アクセス単位であり設定で変更可能です。SEQ1Mの場合、1MiBの単位で連続的にデータ読み書きします。容量が大きいファイルを読み書きするときの性能の目安になります。

RND4K

RNDとはランダムアクセスを意味します。ランダムアクセスとは、あちこちにデータ読み書きするアクセスです。4Kとは4KiBの略で、アクセス単位であり設定で変更可能です。RND4Kの場合、4KiBの単位であちこちにデータ読み書きします。容量が小さいファイルを読み書きするときの性能の目安になります。一般的にパソコンではランダムアクセスが多く発生するので、RND4Kの数値が大きく高性能であることが重要です。

Q8T1、Q1T1、Q32T1

QとはQueue Depthの略で、キューに保持可能なコマンドの最大数です。Qに続く数字が最大数です。設定で変更可能です。ストレージに対しデータ読み書きの命令となるコマンドを送ります。ストレージのコントローラーのキュー(待ち行列)にコマンドを保持します。キューに保持したコマンドを一度に処理するため、一度に処理できる命令数とも言えます。ストレージでは最も効率が高くなるように一度に処理するコマンドを並べ替えて実行します。

TとはThreadの略で、ストレージに対しデータ読み書きの命令となるコマンドを送る処理の単位です。同時に処理するスレッドの数がスレッド数です。Tに続く数字がスレッド数です。設定で変更可能です。

一般的にパソコンではキュー数が1、スレッド数が1のアクセスが多く発生するので、Q1T1の数値が大きく高性能であることが重要です。


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