なぜマカフィーはインテルから分社化し独立したのか?

最終更新日 2019年10月11日

マカフィーはインテルから分社化し独立した理由

インテルはマカフィーを買収しインテル・セキュリティーという名称にしましたが、インテル・セキュリティーはインテルから分社化して独立し、名称はマカフィーに戻りました。

マカフィー売却のインテル、狙いはIoT分野の強化? | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) によると、インテルのブライアン・クルザニッチ CEO は独立させたことについて以下のとおり説明したそうです。
「われわれとTPGは協力し、マカフィーの顧客やパートナー、従業員、インテルの株主たちのために、長期的な価値を生み出していく」
TPG とは未公開株(PE)投資会社であり、インテル・セキュリティー株の過半数を取得したところです。TPG とインテルは、インテル・セキュリティーを独立させることに合意しました。

インテル CEO は独立させたメリットについて具体的に説明しませんでしたが、同記事の執筆者は、インテルはモノのインターネット(IoT)等、半導体メーカーとしての強みをより生かすことができる新たな分野、成長機会が望める分野に改めて注力することが可能になると述べています。

また、マカフィーはインテルによる買収後にインテル・セキュリティーとなり、その影響による混乱で研究開発向けの新たな投資や他社の買収を行うことができなくなっていたのだろうとも述べています。

以上から、インテルは半導体分野、インテル・セキュリティーはセキュリティー分野、それぞれ分かれて自社の専門分野に取り組む方が成長を続けられると判断し、インテル・セキュリティーを独立させマカフィーに戻すことにしたと考えられます。

マカフィーではなく別の新しいブランド名にする方法もあったと思いますが、 「復活」を宣言したMcAfee、昔の社名に戻る理由とは? - ITmedia エンタープライズ には、マカフィーに戻した理由も掲載されています。

同記事には、インテル・セキュリティーのコーポレートプロダクト担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのブライアン・ダイ氏による話が掲載されていますが、独立の狙いについて以下のとおり書かれています。
ダイ 今回のスピンアウトは、私たちの事業の成功を加速させるためになります。クリス・ヤング(Intel Security ゼネラルマネージャー)が参画してからこの2年間、私たちの事業は成長と改善を続けてきました。

 Intelは巨大な半導体企業ですが、スピンアウトによってMcAfeeはサイバーセキュリティ専門企業としてこの分野に100%注力できるようになります。顧客のためにより早く事業を展開していくスピードと柔軟性を得ることができ、戦略の実行能力が高まります。私もこの変化を大いに期待しています。
この内容からも、それぞれ分かれて自社の専門分野に取り込む方が良いと判断したことがわかります。

ブライアン・ダイ氏は、名称をマカフィーに戻した理由についても説明しており、その説明によるとマカフィーは非常に有名なブランドであり、新しいブランドにするよりもマカフィーに戻す方がはるかに早く市場に認知してもらえるからだそうです。

セキュリティソフトウェアの中でマカフィーは有名な老舗であり、そう簡単に忘れ去られるものではないほど認知されていると思います。

また、マカフィーは信頼性が高く、新しいブランドにしたら仮に従来よりもセキュリティソフトウェアとして優秀な性能があっても、無名だと信頼性に乏しく信頼性を積み上げていかなければなりませんので、マカフィーに戻すのが望ましいと判断したと思われます。


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