Lynnfield(第1世代インテルCore)

最終更新日 2023年09月07日

Lynnfieldとは

基礎

Lynnfieldとは、インテルのCPUの開発コードネームの一種です。リンフィールドと読みます。

発売年

2009年にLynnfieldのCPUの発売が始まりました。

マイクロアーキテクチャー

LynnfieldのマイクロアーキテクチャーはNehalemです。Nehalemはマイクロアーキテクチャーの開発コードネームです。インテルではCoreと呼ぶ場合があります。

プロセスルール

Lynnfieldのプロセスルールは45nmです。

CPUソケット

LynnfieldのCPUソケットはLGA 1156です。

ブランド

LynnfieldのブランドにCore i7、Core i5があります。

インテルCoreプロセッサー・ファミリーの世代

LynnfieldのインテルCoreプロセッサー・ファミリーの世代が第1世代です。

メインメモリー

LynnfieldのCPUはDDR3-1333に対応、デュアルチャンネルに対応です。

LynnfieldとPCI Expressコントローラー

CPUにPCI Expressコントローラー内蔵

LynnfieldではCPUにPCI Expressコントローラーを内蔵しています。このPCI Expressはビデオカード用であり、CPUに直接ビデオカードを接続できます。一般的にビデオカードで使用するのでビデオカード用であり、ビデオカード以外のハードウェアでも接続できます。

CPUとPCH接続

従来ではチップセットのIOHにPCI Expressコントローラーがあります。PCI ExpressコントローラーがCPUに移動し、IOHが不要となり、ICHが残り、ICHはPCHに名称変更です。LynnfieldではCPUとPCHを接続します。

Lynnfieldとチップセット

CPUがメモリーコントローラーとPCI Expressコントローラー内蔵

LynnfieldではCPU外部にも大きな変更があります。Lynnfieldではメモリーコントローラーを内蔵したので、CPUとメインメモリーが直接接続します。Lynnfieldではビデオカード用PCI Expressコントローラーを内蔵したので、CPUとビデオカードが直接接続します。

チップセットがPCHのみ

LynnfieldではチップセットがPCHのみになります。PCHとはPlatform Controller Hubの略で、SATAやPCI ExpressやUSBやLAN等のインターフェース、CPUを接続し、データ送受信を制御するチップです。

CPUとチップセットの構成

CPU
・メモリーコントローラー内蔵
・メインメモリーと接続
ビデオカード用PCI Expressコントローラー内蔵
・ビデオカードと接続
CPUとPCHをDMIで接続
PCH
・SATAデバイスと接続
・PCI Expressデバイスと接続
・USBデバイスと接続
・LANデバイスと接続

DMIとはDirect Media Interfaceの略で、CPUとPCHを接続するインテル独自のインターフェースです。

コラム

Core i3がない理由

Core i3を発売するとしたらCore i5より性能が低く価格が安い製品にする必要があります。プロセスルールが45nmなのでダイのサイズが大きくなりコストがかかるので、価格を安くするのが難しく発売しませんでした。

出典

ASCII.jp:何もかも変わった新CPU!? Core i7 10の疑問 (3/3)(2008/11/22更新記事)
PentiumからCore iまで、基本設計の変遷をたどる(7ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2020/03/26公開記事)


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