CPUの電圧

最終更新日 2023年09月07日

CPUの電圧とは

基礎

CPUの電圧とは、CPUが動作するために必要な電圧です。電圧とは、ある場所と別の場所の電位差です。

CPUのVID

VIDとは

CPUのVIDとはVoltage Identification Definitionの略であり、定格クロックでの動作に必要な電圧です。個体ごとに異なるVIDが設定されています。CPUは同じ製品、例えば同じCore i7-4770Kでも個体によって定格クロックでの動作に必要な電圧が違います。

パソコンが起動するとマザーボードのUEFIがCPUのVIDを読み取り、VIDの電圧でCPUに電力を供給し始めます。UEFIとはUnified Extensible Firmware Interfaceの略で、マザーボードで動くプログラムです。

昔はVIDが同じ

CPUを製造するとき、全ての個体が全く同じではなく若干の違いが出てきます。その違いが定格クロックでの動作に必要な電圧に影響します。昔は電圧を細かく制御する技術が未成熟だったので、同じ製品であれば個体によらずVIDが同じでした。今では技術が進歩し個体ごとにVIDが異なります。

実際の電圧と異なる場合あり

CPUのVIDと実際の電圧が同じとは限りません。基本的にはマザーボードがVID通りに電圧をかけますが、例えば定格より高いクロック周波数で動作させるためにVIDより高い電圧をかける場合があります。

VIDが低い個体はオーバークロックに適する

VIDが低い個体は低い電圧で定格クロックを実現でき、電圧を高める余裕が残されている分オーバークロックに適します。

VIDより下げる

VIDは多少余裕を持たせてあるので、VIDより電圧を下げても動作する場合があります。電圧を下げると発熱と消費電力が減るメリットがあります。電圧を下げすぎると正常に動作しないデメリットがあります。


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CPUの消費電力



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