スティック型PCでのLANアダプター使用例（m-Stickシリーズ MS-NH1）

最終更新日 2023年09月07日

スティック型PCは、有線 LAN 端子がないモデルが多いです。スティック型PCには無線 LAN は搭載されており、技術進歩により無線 LAN の通信速度が向上する等して、無線 LAN でも快適に通信できるようになりましたが、有線 LAN の方が快適に通信できます。

有線 LAN を利用したいなら、有線 LAN 端子が必要となりますが、外付け有線 LAN アダプターを使用すれば有線 LAN 端子を増設できますので、有線 LAN 端子がないスティック型PCでも有線 LAN を利用できます。

今回は、マウスコンピューターのスティック型PCの m-Stickシリーズ MS-NH1 での外付け有線 LAN アダプター使用例を記載します。

m-Stickシリーズ MS-NH1 に搭載されている無線 LAN を利用すると、私が利用している通信環境では通信速度は約 20Mbps（下り）です。（利用無線 LAN 規格は IEEE802.11n 2.4GHz）

個人的には許容範囲の通信速度ですが、他のパソコンと比べると遅さを感じ、もっと通信速度が出て欲しいところです。

無線 LAN が搭載されている幾つかのノートパソコンでは、少なくとも通信速度 40Mbps（下り）は出ますので（無線 LAN 規格は同じ IEEE802.11n 2.4GHz）、m-Stickシリーズ MS-NH1 に搭載されている無線 LAN の性能は低いと思われます。

そこで、もっと快適に通信できるように BUFFALO（バッファロー）の LUA2-U2-ATX を使用し、m-Stickシリーズ MS-NH1 で有線 LAN を利用できるようにします。（ USB2.0用 LANアダプタ | LUA2-U2-ATX ）

m-Stickシリーズ MS-NH1 の USB 端子に LUA2-U2-ATX を接続すると、他の USB 接続機器が使えなくなってしまうため、Anker（アンカー）の 4-Port Ultra-Slim USB 3.0 Hub も使用します。 （ Anker | 4-Port Ultra-Slim USB 3.0 Hub | Black ）

以下は、それぞれを接続した様子です。


上の方にある白い機器が LUA2-U2-ATX、それとつながっていて真ん中の機器が 4-Port Ultra-Slim USB 3.0 Hub、それとつながっていて下の方の機器が m-Stickシリーズ MS-NH1 です。

それぞれ特に問題が発生することなく正常に動作し、私が利用している通信環境では、有線 LAN だと通信速度は約 60Mbps（下り）まで向上しました。無線 LAN での通信速度約 20Mbps（下り）と比べると約3倍であり、体感できるほど通信速度が向上しました。

スティック型PCを使用している場所にまで LAN ケーブルを引っ張ってくるのは難しいことがあるでしょうが、スティック型PCの無線 LAN の通信速度に不満を感じるなら、外付け有線 LAN アダプターを使用して有線 LAN を利用するのがおすすめです。

スティック型デスクトップパソコンは、販売開始時は大きな注目を集め、メーカーの想定を上回るほど売れましたが、デスクトップパソコンの主流と言えるほど普及はしておらず、販売メーカーは少ないです。

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