メインメモリーの動作方式

最終更新日 2024年10月07日

メインメモリーの動作方式とは

基礎

メインメモリーの動作方式とは、メインメモリーの作動の仕方です。ドウサホウシキと読みます。

メインメモリーの動作方式の種類

種類の一覧

メインメモリーの動作方式の種類には、 SDRAMDDR SDRAMDDR2 SDRAMDDR3 SDRAMDDR4 SDRAMDDR5 SDRAM があります(2024/10/07時点)。DDR SDRAM以降からバスクロックの1クロックで2回のデータ送受信を行います。

メインメモリーの動作方式 説明
SDRAM ・バスクロックの立ち上がりのタイミングでデータ送受信
DDR SDRAM ・SDRAMと比べてデータ送受信のタイミングが2倍
・バスクロックの立ち上がりと立ち下がりのタイミングでデータ送受信
・SDRAMと比べてデータ転送速度が2倍
・SDRAMと比べて動作電圧が低い
DDR2 SDRAM ・DDR SDRAMと比べてデータ転送速度が2倍
・DDR SDRAMと比べて動作電圧が低い
DDR3 SDRAM ・DDR2 SDRAMと比べてデータ転送速度が2倍
・DDR2 SDRAMと比べて動作電圧が低い
DDR4 SDRAM ・DDR3 SDRAMと比べてデータ転送速度が2倍
・DDR3 SDRAMと比べて動作電圧が低い
DDR5 SDRAM ・DDR4 SDRAMと比べてデータ転送速度が2倍
・DDR4 SDRAMと比べて動作電圧が低い

低消費電力版の種類の一覧

メインメモリーの動作方式に低消費電力版があります。下表は、低消費電力版の種類の一覧です。

メインメモリーの動作方式(低消費電力版) 説明
LPDDR1 ・LPDDRの最初の種類
LPDDR2 ・LPDDR1と比べて消費電力が低い
LPDDR3 ・LPDDR2と比べて対応可能メモリーバスクロックが高い
LPDDR4 ・LPDDR3と比べて消費電力が低い
・LPDDR3と比べて対応可能メモリーバスクロックが高い

LPDDRはLPDDR SDRAMの略です。他のLPDDR1も同様です。

メインメモリーの動作方式の世代

DDR SDRAM以降に世代あり

DDR SDRAM以降から世代を付ける場合があります。DDR SDRAM、DDR2 SDRAM、DDR3 SDRAM、DDR4 SDRAM、DDR5 SDRAMがありますが、それぞれ第1世代、第2世代、第3世代、第4世代、第5世代です。DDR SDRAMのバージョンに相当します。1世代進むごとにデータ転送速度が2倍になります。

メインメモリーの動作方式の互換性

互換性なし

メインメモリーの動作方式に互換性がありません。そのため、例えばDDR SDRAM対応メモリーモジュールを、 DDR2 SDRAM対応マザーボードで使用できません。

メインメモリーの動作方式、CPU

一般的にCPUが1種類のみ対応

一般的にCPUが対応するメインメモリーの動作方式が1種類のみです。複数の種類に対応するCPUが少ないです。例えば、インテルのCPUの場合、第12世代インテルCoreが、DDR5 SDRAMとDDR4 SDRAMに対応です。この前に複数の種類に対応したのが、第6世代インテルCoreであり、DDR4 SDRAMとDDR3L SDRAMに対応です。

複数の種類対応でも混在不可

CPUが対応するメインメモリーの動作方式の種類が複数でも、パソコンで同時に使えるのは1種類のみです。複数の種類が混在できません。

出典

増設メモリーの探し方は? | 日経クロステック(xTECH)(2008/04/21公開記事)
第12世代Coreの内蔵グラフィックスとAIチップ、対応メモリー規格を押さえる(2ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2022/12/13公開記事)


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