DDR4 SDRAM
最終更新日
2023年09月07日
DDR4 SDRAMとは
基礎
DDR4 SDRAMとはDouble Data Rate 4 Synchronous Dynamic Random Access Memoryの略で、データ転送速度がDDR3 SDRAMの2倍になったSDRAMです。ディーディーアール・フォー・エスディーラムと読みます。動作電圧がDDR3 SDRAMより低い特徴もあります。データ転送速度と動作電圧の一覧
下記はDDR SDRAM、DDR2 SDRAM、DDR3 SDRAM、DDR4 SDRAM、それぞれのデータ転送速度と動作電圧です。データ転送速度 | 動作電圧 | |
---|---|---|
DDR SDRAM | 1.6GB/秒〜 | 2.5V |
DDR2 SDRAM | 3.2GB/秒〜 | 1.8V |
DDR3 SDRAM | 6.4GB/秒〜 | 1.5V |
DDR4 SDRAM | 12.8GB/秒〜 | 1.25V |
DDR4 SDRAMの世代
DDR SDRAMの世代で言うと、DDR4 SDRAMは第4世代です。互換性
DDR4 SDRAMはDDR3 SDRAMの後継ですが、DDR4 SDRAMとDDR3 SDRAMに互換性がありません。DDR4 SDRAMの規格
メモリーチップの規格
DDR4-1600等、DDR4の後ろに数字が付く表記があります。メモリーチップの規格の一種であり、数字がデータ転送クロック周波数を示します。単位がMHzです。データ転送クロック周波数とは、1秒間あたりにデータを転送する回数です。メモリーモジュールの規格
PC4-12800等、PC4と数字を使用する表記があります。複数のメモリーチップを実装するメモリーモジュールの規格の一種であり、数字がデータ転送速度を示します。単位がMB/sです。データ転送速度とは、1秒間当たりに転送できるデータ量です。メモリーチップの規格とメモリーモジュールの規格の関係
メモリーチップの規格からメモリーモジュールの規格がわかります。逆にメモリーモジュールの規格からメモリーチップの規格がわかります。「メモリーバス幅×データ転送クロック周波数=データ転送速度」の関係があるためです。メモリーバス幅とは、メインメモリーとメモリーコントローラーを接続するメモリーバスが同時に転送できるデータ量です。メモリーバス幅が64ビットです。メモリーチップの規格からメモリーモジュールの規格を求める例です。メモリーチップの規格がDDR4-1600の場合、データ転送クロック周波数が1600MHzです。下記がデータ転送速度の計算結果です。
64ビット×1,600MHz=102,400Mbit/s=12,800MB/s=12.8GB/s
データ転送速度が12,800MB/sなのでメモリーモジュールの規格がPC4-12800とわかります。
DDR4 SDRAMのデータ転送速度
DDR4 SDRAMのデータ転送速度でも足りない
DDR4 SDRAMのデータ転送速度が大幅に向上しました。CPUにとってもよいことですが、まだまだ足りません。DDR4 SDRAMでもメインメモリーのデータ転送速度は、CPUの処理速度と比べると大幅に遅いです。DDR4 SDRAMの後継でも、さらなるデータ転送速度の向上が必要です。出典
・DDR4 SDRAM(ディーディーアールフォーエスディーラム)とは? 意味・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
・[PART1]最新CPUがもたらすものとは(その1)(3ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2016/02/02公開記事)
・[PART1]最新CPUがもたらすものとは(その1)(3ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2016/02/02公開記事)
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