内蔵メモリ(ROM) - スマートフォンの選び方
最終更新日
2023年09月07日
ROM とは
内蔵メモリの ROM は、OS やアプリケーションの本体データ、動画や画像、音楽、文書等、あらゆるデータを永続的に保存するために使われます。ROM は、電源が入っていなくてもデータを保存しておく事ができますので、永続的にデータを保存できます。
内蔵メモリには RAM もありますが、RAM はプロセッサーが処理に使用するデータを一時的に保存するために使われます。RAM は、電源が入ってないとデータを保存しておく事ができませんので、一時的に保存できるという事になります。
内蔵メモリには RAM もありますが、RAM はプロセッサーが処理に使用するデータを一時的に保存するために使われます。RAM は、電源が入ってないとデータを保存しておく事ができませんので、一時的に保存できるという事になります。
ROM の容量
ROM に保存しておくデータの量は、スマートフォンの使い方、すなわちユーザーによって異なりますが、ROM には必要なデータを保存できるよう十分な容量が必要です。
どれだけのデータを ROM に保存できるかは、ROM の容量で決まります。ROM の容量が不足すると、ROM にデータを追加保存できなくなります。
そのため、十分な ROM 容量が搭載されたモデルを選ぶ必要がありますが、ROM が容量不足になったらメモリーカードや外付けストレージ、クラウドストレージへデータを移行して容量不足を解消できますので、ROM の容量につて神経質になる必要はありません。
どれだけのデータを ROM に保存できるかは、ROM の容量で決まります。ROM の容量が不足すると、ROM にデータを追加保存できなくなります。
そのため、十分な ROM 容量が搭載されたモデルを選ぶ必要がありますが、ROM が容量不足になったらメモリーカードや外付けストレージ、クラウドストレージへデータを移行して容量不足を解消できますので、ROM の容量につて神経質になる必要はありません。
ROM 容量の選び方
ROM だけあれば十分な容量を選ぶのがおすすめ
メモリーカードや外付けストレージ、クラウドストレージよりも、ROM の方がデータ読み書きにかかる時間は短いので、ROM に対してデータをやり取りする方が快適に使えます。あまり使わないデータであれば、ROM 以外のところ(メモリーカードや外付けストレージ、クラウドストレージ)へ保存しておいても良いでしょうが、頻繁に使うデータは全て ROM に保存しておきたいです。また、メモリーカードや外付けストレージ、クラウドストレージを使うなら、各保存場所のデータ管理、データ移行に関わる作業が発生します。(メモリーカードなら、ROM の容量が拡張するようなものなので作業は楽)ROM だけあれば十分であれば、そのような作業は発生しません。
このように、十分な容量の ROM が搭載されたスマートフォンは便利です。メモリーカードや外付けストレージ、クラウドストレージを使えば、基本的に ROM の容量不足を解消できるため、スマートフォンは ROM の容量は気にせずに選んでも問題ないくらいですが、できるだけ ROM だけあれば十分な容量となるよう選ぶのがおすすめです。
動画データの容量は大きい
ROM の容量を占める割合が大きくなりやすいのが、動画や画像、音楽データです。特に動画データは、大量の画像データと音楽データが合わさったようなものですので、動画を多く保存する使い方をすると、すぐに ROM が容量不足となります。すなわち、ROM の容量が小さめだと不要になった動画を選んで削除したり、こまめにメモリーカードや外付けストレージ、クラウドストレージへ移行する作業が多く発生します。
そのため、スマートフォンに動画コンテンツを大量に保存したり、動画撮影に使う機会が多いなら、ROM の容量が大きいモデルを選ぶ方が良いです。ROM のみに動画を保存するよう使いたければ、スマートフォンで最大クラスの ROM 容量を搭載するモデルを選ぶ方が良いです。
本体データを ROM にしか保存できないアプリケーション
アプリケーションの中には、本体データは ROM にしか保存できないアプリケーションがあります。アプリケーション本体のデータ量は小さく、必要なアプリケーションだけ保存しておくようにすれば、アプリケーション全体が ROM の容量を占める割合は小さいです。そのため、本体データを ROM にしか保存できないアプリケーションを考慮して、ROM 容量を選ぶ必要はありません。
iPhone の ROM 容量の選び方
iPhone は、過去に発売されたモデル含めてメモリーカードスロットがありません。(2016年2月3日時点)なぜ iPhone にメモリーカードスロットを搭載しないのか、その理由を Apple 社は公表していませんが、恐らく今後も iPhone にメモリーカードスロットを搭載しないと思われます。
iPhone では、メモリーカードで ROM の容量不足を解消できない事は確かですので、外付けストレージやクラウドストレージを使わないなら、十分な容量の ROM を搭載したモデルを選ぶ事が必須となります。外付けストレージやクラウドストレージを使うなら、無理に ROM の容量にこだわって選ぶ必要はありません。
2016年2月3日時点では、比較的新しいモデルに限って見れば、ROM の容量は 16GB、32GB、64GB、128GB が見られます。
ROM の容量は 16GB もあれば十分ですが、動画や画像、音楽データを大量保存するなら容量不足になる可能性が高いです。そのような使い方をするなら、容量 32GB か 64GB のモデルを選ぶ方が良いです。外付けストレージやクラウドストレージを使うなら、16GB に妥協して選ぶのもありです。
外付けストレージやクラウドストレージを使う予定がなく、動画や画像、音楽データを大量保存する等の理由で大容量 ROM が必要であり、絶対に ROM の容量不足を防ぎたいなら、容量 128GB のモデルを選ぶと良いです。
iPhone では、メモリーカードで ROM の容量不足を解消できない事は確かですので、外付けストレージやクラウドストレージを使わないなら、十分な容量の ROM を搭載したモデルを選ぶ事が必須となります。外付けストレージやクラウドストレージを使うなら、無理に ROM の容量にこだわって選ぶ必要はありません。
2016年2月3日時点では、比較的新しいモデルに限って見れば、ROM の容量は 16GB、32GB、64GB、128GB が見られます。
ROM の容量は 16GB もあれば十分ですが、動画や画像、音楽データを大量保存するなら容量不足になる可能性が高いです。そのような使い方をするなら、容量 32GB か 64GB のモデルを選ぶ方が良いです。外付けストレージやクラウドストレージを使うなら、16GB に妥協して選ぶのもありです。
外付けストレージやクラウドストレージを使う予定がなく、動画や画像、音楽データを大量保存する等の理由で大容量 ROM が必要であり、絶対に ROM の容量不足を防ぎたいなら、容量 128GB のモデルを選ぶと良いです。
128GB | ・最大クラスの ROM 容量を必要とするなら選択の目安 |
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32GB〜64GB | ・動画や画像、音楽データを大量保存するなら選択の目安 |
16GB | ・標準的な選択の目安 |
Android の ROM 容量の選び方
Android は、多くのモデルにメモリーカードスロットがあります。メモリーカードスロットがあれば、メモリーカードで ROM の容量不足を解消できます。
ROM の容量不足の解消のために外付けストレージやクラウドストレージは使わず、メモリーカードを使うなら、メモリーカードスロットがあるモデルを選ぶ必要があります。メモリーカードも使わないなら、十分な容量の ROM を搭載したモデルを選ぶ事が必須となります。
2016年2月3日時点では、Android は ROM の容量が 32GB か 16GB であるモデルが多いです。16GB もあれば十分な容量と言えますので、ROM の容量は 16GB、さらに余裕を持たせたければ 32GB を選択の目安にすると良いです。
動画や画像、音楽データを大量保存するなら、16GB では容量不足になる可能性が高いですので、32GB を選ぶ方が良いですが、メモリーカードや外付けストレージ、クラウドストレージを使う事を前提にして選ぶなら、16GB に妥協して選ぶのもありです。
ROM のみに動画や画像、音楽データを大量保存したい等の理由により、ROM が大容量である事を重視して選ぶなら、ROM の容量が 128GB や 64GB であるモデルを選びたいところですが、ROM の容量が 128GB や 64GB であるモデル数は少ないです。これらの容量のモデルを選ぶなら、かなりモデルの選択肢が限られます。
様々なモデルの中から選びたければ、ROM のみに保存する事にこだわらず、メモリーカードや外付けストレージ、クラウドストレージの使用を前提にモデルを選ぶ方が良いです。
ROM 容量が 8GB や 4GB のモデルがありますが、メモリーカードや外付けストレージ、クラウドストレージは必須と言えるほど ROM 容量は小さいです。スマートフォンの用途が、通話やメール、インターネットの利用くらいであれば ROM の容量不足にはならないでしょうが、動画や画像、音楽データを保存して使うなら、ROM の容量不足になる可能性が高いです。
価格が安いモデルは、ROM 容量が小さいモデルが多いですので、価格の安さを重視するなら ROM の容量に妥協が必要ですが、外付けストレージ、クラウドストレージを使わないなら、メモリーカードスロットがあるモデルを必ず選んでおく方が良いです。
ROM の容量不足の解消のために外付けストレージやクラウドストレージは使わず、メモリーカードを使うなら、メモリーカードスロットがあるモデルを選ぶ必要があります。メモリーカードも使わないなら、十分な容量の ROM を搭載したモデルを選ぶ事が必須となります。
2016年2月3日時点では、Android は ROM の容量が 32GB か 16GB であるモデルが多いです。16GB もあれば十分な容量と言えますので、ROM の容量は 16GB、さらに余裕を持たせたければ 32GB を選択の目安にすると良いです。
動画や画像、音楽データを大量保存するなら、16GB では容量不足になる可能性が高いですので、32GB を選ぶ方が良いですが、メモリーカードや外付けストレージ、クラウドストレージを使う事を前提にして選ぶなら、16GB に妥協して選ぶのもありです。
ROM のみに動画や画像、音楽データを大量保存したい等の理由により、ROM が大容量である事を重視して選ぶなら、ROM の容量が 128GB や 64GB であるモデルを選びたいところですが、ROM の容量が 128GB や 64GB であるモデル数は少ないです。これらの容量のモデルを選ぶなら、かなりモデルの選択肢が限られます。
様々なモデルの中から選びたければ、ROM のみに保存する事にこだわらず、メモリーカードや外付けストレージ、クラウドストレージの使用を前提にモデルを選ぶ方が良いです。
ROM 容量が 8GB や 4GB のモデルがありますが、メモリーカードや外付けストレージ、クラウドストレージは必須と言えるほど ROM 容量は小さいです。スマートフォンの用途が、通話やメール、インターネットの利用くらいであれば ROM の容量不足にはならないでしょうが、動画や画像、音楽データを保存して使うなら、ROM の容量不足になる可能性が高いです。
価格が安いモデルは、ROM 容量が小さいモデルが多いですので、価格の安さを重視するなら ROM の容量に妥協が必要ですが、外付けストレージ、クラウドストレージを使わないなら、メモリーカードスロットがあるモデルを必ず選んでおく方が良いです。
64GB〜128GB | ・最大クラスの ROM 容量を必要とするなら選択の目安 |
---|---|
32GB | ・動画や画像、音楽データを大量保存するなら選択の目安 |
16GB | ・標準的な選択の目安 |
4GB〜8GB | ・価格の安さを重視するなら選んでも良いが、容量不足でメモリーカードや外付けストレージ、クラウドストレージが必要となる可能性が高い |