SSDの記憶媒体

最終更新日 2023年09月07日

SSDの記憶媒体とは

基礎

SSDの記憶媒体とは、SSDでデータを記憶する物です。キオクバイタイと読みます。記憶メディア、記録メディア、メディアと呼ぶ場合もあります。

フラッシュメモリー

一般的にSSDの記憶媒体がフラッシュメモリーです。フラッシュメモリーに様々な種類がありますが、SSDではNAND型フラッシュメモリーを採用しています。1987年に東芝が開発した不揮発性メモリーであり、電力供給がなくてもデータを保持できます。NOR型フラッシュメモリーと比較するとデータ書き込み速度やデータ消去速度が速く、回路規模が小さく低コストで大容量化を実現できます。

SRAM採用SSD

フラッシュメモリー以外の記憶媒体を使用するSSDには、例えばSRAM採用SSDがあります。SRAMとはStatic Random Access Memoryの略で、リフレッシュが不要なRAMです。RAMとは、データ読み込みとデータ書き込み、どちらも可能なメモリーです。リフレッシュとは、保存中のデータと同じデータを再度書き込みすることです。SRAMが揮発性メモリーなので電源を切ると保持していたデータが消えます。そのため、HDDの代わりとして使用できません。

出典
SSDが登場し、SATAの高速化が続く | 日経クロステック(xTECH)(2020/03/26公開記事)

SSDの記憶媒体の記憶領域

記憶領域の単位

SSDの記憶媒体上でデータの記憶を行う記憶領域の単位には、ページとイレースブロックがあります。ページとは、イレースブロックを構成する単位です。ページ単位でデータ読み書きします。イレースブロックとは、データを消去する操作でアドレス指定可能な最小単位です。複数のページで構成されています。イレースブロック単位でデータ消去します。

SSDの記憶媒体の寿命

記憶媒体の書き換え可能回数

SSDの記憶媒体に使用するフラッシュメモリーには、データの書き換え可能回数があります。言い換えるとデータ記録回数の上限です。データを書き換えると劣化し、データの保持ができなくなるほど劣化すると寿命です。

ウェアレベリングによる長寿命化

一部にデータ書き換えが集中するとデータの書き換え可能回数に早く到達し寿命が短くなりますが、ウェアレベリングにより解決しています。ウェアレベリングとは、データ書き込みが論理ドライブ全体に不均等に分散されている場合でも、フラッシュメモリーの物理的な場所全体にデータ書き換えを分散させる機能です。


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