SSDの不良イレースブロック
最終更新日
2023年09月07日
SSDの不良イレースブロックとは
基礎
SSDの不良イレースブロックとは、データ読み書きできないイレースブロックです。フリョウ・イレースブロックと読みます。バッドイレースブロックと呼ぶ場合もあります。用語
イレースブロックとは、データを消去する操作でアドレス指定可能な最小単位です。複数のページで構成されています。SSDではページ単位では消去できずイレースブロック単位では消去できます。ページとは、イレースブロックを構成する単位です。SSDではページ単位でデータ読み書きします。コントローラーが不良イレースブロックを管理
SSDのコントローラーが不良イレースブロックを管理します。不良イレースブロックが発生したら管理リストに登録して使用しないようにします。出典
・SSDの仕組を大解剖! | SSD完全攻略マニュアル | DOS/V POWER REPORT(2009年10月号)
予備領域
SSDには予備領域があります。予備領域とは、不良イレースブロックが発生したときに代わりのイレースブロックとして使用するための記憶領域です。CrystalDiskInfoで不良イレースブロックの状況確認
SSDの不良イレースブロックの状況を確認したい場合、CrystalDiskInfoを使用するとよいです。CrystalDiskInfoとは、ストレージに異常があればメールや音声で通知するユーティリティーソフトです。不良イレースブロックの数が正確に確認可能ではありませんが、増加傾向かわかります。SSDのモデルによって表示される項目が異なりますが、「使用済予備ブロック数」、「代替処理済のセクタ数」等でわかります。現在値、最悪値、しきい値、生の値があります。生の値が重要であり短期間で急増している場合、不良イレースブロックも急増しているのでSSDの交換を検討するとよいです。
出典
・(2)空き領域が少ないと遅い!? SSDの仕組み(8ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2014/08/04公開記事)
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