ファイルシステムのFAT

最終更新日 2023年09月07日

ファイルシステムのFATとは

基礎

FATファイルシステム - 意味・説明・解説 : ASCII.jpデジタル用語辞典 より引用します。
MS-DOSにおけるブロックデバイス(フロッピーディスク、ハードディスク)上のファイルを管理するためのしくみ。
ファイルシステムのFATとはFile Allocation Tableの略で、MS-DOSにおけるブロックデバイス上のファイルを管理するための仕組みです。ファットと読みます。FATファイルシステムと呼ぶ場合もあります。

ブロックデバイス

ブロックデバイスとは、データ転送をブロック単位で行う装置です。ブロックとは、データのまとまりの単位です。ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ等がブロックデバイスに該当します。

ブロックデバイスとは、ある大きさのブロック単位でランダムアクセスできるデバイスと定義する場合もあります。この定義とする場合でも、ブロックデバイスはデータ転送もブロック単位で行います。ファイルシステムのFATに関する話では、この定義でブロックデバイスを認識するとよいです。

FAT、ディレクトリーエントリー

ファイルシステムのFATに関してFATとディレクトリーエントリーがあります。このFATはファイルシステムのFATと異なり、どのクラスターにどのファイルを格納しているかわかる情報を保存する領域です。ディレクトリーエントリーとは、ディレクトリーの領域です。ファイル名、拡張子等、ファイルに関する情報の記録に使用します。

クラスター

ファイルシステムのFATに関してクラスターという用語が出てきます。クラスターとは、記録領域の単位です。複数のセクターをまとめた単位がクラスターです。セクターとは、記録領域の単位です。セクターが最小単位です。トラックを放射状に等分割した一つ一つがセクターです。トラックとは、記録領域の単位です。同心円の一定幅の線がトラックです。

ファイルに対するアクセスはセクター単位で行いますが、ファイルに対してセクターを割り当てる場合はクラスター単位で行います。ファイルが複数のクラスターで構成されますが、クラスターの位置が連続するとは限りません。ファイルシステムではないFATが、ファイルを構成するクラスターの位置を管理します。

FATエントリー

FATに複数のエントリーがあり、各クラスターと1対1に対応しています。ファイルの最初のクラスターは、ディレクトリーエントリーに保存してあります。最初のクラスターに対応するFATエントリーに、ファイルの次のクラスターが保存してあります。次のクラスターが対応するFATエントリーに、ファイルの次の次のクラスターが保存してあります。いずれはファイルの最後のクラスターとわかる情報が保存してあるFATエントリーに到達します。これでファイルを構成する全てのクラスターがわかります。これでファイルにアクセスできるようになります。


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