USBのデュアルレーン
最終更新日
2024年06月06日
USBのデュアルレーンとは
基礎
USBのデュアルレーンとは、使用する信号線を2倍に増やし、データ転送速度も2倍に向上させる機能です。USB 3.2から
2017年9月にUSB 3.2が策定されましたが、USB 3.2においてデュアルレーンの仕様が追加されました。そのため、デュアルレーンを利用するUSBの規格がUSB 3.2からです。USBポートがUSB 3.2対応でもデュアルレーン利用とは限りません。USB Type-C
USB Type-Cを使用する場合のみ、デュアルレーンを利用可能です。USB Type-A等ではデュアルレーンを利用できません。信号線
USB Type-Cには、片方向10Gbpsでデータ転送できる信号線が4組8本あります。デュアルレーンではないシングルレーンでは2組4本を使用します。送信方向で1組2本、受信方向で1組2本、以上の通り使い分けるため、データ転送速度が送信方向で10Gbps、受信方向で10Gbpsです。
デュアルレーンでは4組8本を使用します。送信方向で2組4本、受信方向で2組4本、以上の通り使い分けるため、データ転送速度が送信方向で20Gbps、受信方向で20Gbpsです。
USBのデュアルレーンと表記
デュアルレーンでは「x2」
デュアルレーンを利用するUSBの規格の表記では、「x2」を使用します。例えば「USB 3.2 Gen 1x2」、「USB 3.2 Gen 2x2」です。シングルレーンでは「x1」
シングルレーンを利用するUSBの規格の表記では、「x1」を使用します。例えば「USB 3.2 Gen 1x1」、「USB 3.2 Gen 2x1」です。「x1」を使用しない場合もあります。その場合、例えば「USB 3.2 Gen 1」、「USB 3.2 Gen 2」です。Gen 1、Gen 2
Gen 1、Gen 2はデータ転送速度を示すと認識すれば良いです。Gen 1は5Gbps、Gen 2は10Gbpsです。「x2」が付く場合、データ転送速度が2倍です。例えば、USB 3.2 Gen 1x2は5Gbpsの2倍で10Gbps、USB 3.2 Gen 2x2は10Gbpsの2倍で20Gbpsです。出典
・2018年にはもはや主流に?USB Type-C驚きの実力(4ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2017/11/08公開記事)
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