USB Type-CとUSB Type-Aの違い

最終更新日 2024年07月08日

基礎

USB Type-CとUSB Type-Aの違いとは、USB Type-CはAlternate Mode、USB PDに対応できる、USB Type-Aは対応できないです。USB Type-CのポートのサイズがUSB Type-Aより小さい違いもあります。USB Type-CポートはUSB Type-Aポートと違ってリバーシブルタイプという違いもあります。

Alternate Mode

Alternate Modeとは、大雑把に言えばUSB Type-CポートでUSB以外のデータ転送を行う機能です。複数の種類があり、DisplayPort Alternate Modeが代表的です。パソコン等にUSB Type-CポートがあってもAlternate Modeに対応とは限りません。

DisplayPort Alternate Mode

DisplayPort Alternate Modeとは、USB Type-CポートでDisplayPortのデータ転送を行う機能です。パソコンにDisplayPort Alternate Mode対応USB Type-Cポートがあれば、DisplayPortポートのように映像出力できます。

USB PD

USB PDとはUniversal Serial Bus Power Deliveryの略で、USB経由での電力供給に関する規格です。USB PD登場当初は最大100Wの電力供給が可能であり、後に240Wまで向上しました。パソコンから周辺機器への電力供給に限らず、周辺機器からパソコンへの電力供給もできます。パソコン等にUSB Type-CポートがあってもUSB PDに対応とは限りません。

サイズ、リバーシブルタイプ以外の違いもある

USB Type-CとUSB Type-Aのポートの違いで代表的なものが、USB Type-CのポートのサイズがUSB Type-Aより小さい、USB Type-CポートはUSB Type-Aポートと違ってリバーシブルタイプ、以上です。他にも様々な違いがあります。

ポートの色

USB Type-Cポートは、USB 2.0対応でもUSB 3.x対応でもポート全体が黒色です。USB Type-Aポートは、USB 2.0対応だとポート全体が黒色、USB 3.x対応だとポートの一部が青色です。

ピン

USB Type-Cポートは、USB 2.0対応でもUSB 3.x対応でもポート内部のピンの本数に違いがありません。USB Type-Aポートは、USB 2.0対応だとポート内部のピンの本数が4本、USB 3.x対応だと9本です。

・USB Type-C端子の規格が見た目でわからない理由 | 日経クロステック（xTECH）(2022/02/09公開記事)
・ノートPCのType-Cをディスプレイ出力に使用中、充電はどこからできる？ | 日経クロステック（xTECH）(2022/02/17公開記事)

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