基本 - 動画編集用パソコンの選び方

最終更新日 2015年11月04日

動画編集用パソコンとは

性能重視

動画編集用パソコンとは、ビデオカメラで撮影した動画などの編集作業を、効率よく行えるようにカスタマイズされたパソコンです。特に CPU、メインメモリー、ストレージ、ビデオカード(ビデオチップ)の性能が重視されており、動画編集処理をできるだけ速く行えるよう最適な PC パーツで構成されています。

動画編集は、パソコンの性能が高いほど、処理速度が速くなり、作業時間が短くなります。時間がかかる事に目をつぶるなら、多少性能が低いパソコンでも動画編集は可能ですが、動画編集ソフトウェアによっては、パソコンの性能が低いと、非常に動作が重くなったり、安定性に欠け、エラーが多発して異常終了するなど、まともに動画編集作業が行えない場合があります。時間はお金では買えませんので、動画編集用としてパソコンを購入するなら、価格が高くても高性能なパソコンを選ぶのが望ましいです。

性能の高さの選び方

必要な性能の高さ

動画編集と一口に言っても、パソコンにかかる負荷の大きさは異なり、必要になる性能の高さは異なります。

まず編集を行う動画の解像度の高さによって、負荷の大きさが決まってきます。解像度が高くなるほど、単位時間あたりの動画データ量が多くなり、パソコンが処理しなければならないデータ量が大きくなりますので、負荷が大きくなります。

また、動画編集が複雑になるほど、負荷の大きさが大きくなります。例えば、動画の一部をカットしたり、複数の動画をつなげたりする程度のシンプルな動画編集であれば負荷は小さいですが、動画に多くのエフェクトをかけて加工をする等して複雑な動画編集となると負荷は大きくなります。

処理に時間がかかっても良いのであれば、負荷が大きくても性能を高くする必要はありませんが、特に編集結果をプレビューする時に性能が低くて足りないと、再生速度が落ちてスムーズな再生ができない事が大きなデメリットとなります。

画質を落としてプレビューする、それでも解決しなければプレビューしたい範囲をレンダリングする手がありますが、レンダリングは時間がかかりますので、動画編集作業の効率が大きく落ちます。

今のところ、解像度はフル HD(1920×1080)くらいまでの動画が一般的によく使われます。いずれ 4K(3840×2160, 4096×2160)が主流になると思われます。

パソコンの技術進歩により、フル HD 程度までの動画を扱うなら、複雑な動画編集でも標準的な性能を持つパソコンで十分なくらいです。4K になると高性能パソコンが無いと快適な動画編集を行うのは難しいです。

解像度 動画編集 必要な性能
フル HD シンプル ・高い性能は必要ないため、価格が低いパソコンで十分
フル HD 複雑 ・高い性能は必要だが、CPU 等の性能向上を考慮すると、標準的な性能を持ち価格とのバランスに取れたパソコンで十分
・かなり複雑な動画編集になりそうであれば、高い性能を持つパソコンを選ぶのが無難
4K シンプル ・高い性能が必要なため、高い性能を持つパソコンを選ぶ必要あり
4K 複雑 ・高い性能が必要だが、動画編集業務用途で使われるような高い性能を持つパソコンでないと厳しい
・このようなパソコンは価格が非常に高いため、予算度外視で選べるなら話は別ですが、CPU 等の技術進歩による性能向上を待ち、予算との兼ね合いも考えて高い性能を持つパソコンを選ぶのが無難

重要度の高い PC パーツ

CPU の性能の高さが最重要

動画編集にとって最も重要なのは、CPU の性能の高さです。PC ゲームのように CPU よりもビデオチップの性能の高さの方が重要度が高い使用用途もありますが、動画編集では CPU の性能の高さが最重要となります。

メインメモリーの容量は、不足する事が無いように

動画編集時にメインメモリーの容量が不足すると、本来はメインメモリーに展開すべきデータが、メインメモリーよりもデータ転送速度が遅いストレージに展開されてしまうため、結果的に性能が落ちてしまいます。

そのため、不足しないよう十分なメインメモリー容量が必要です。

データ読み書き速度が速いストレージが望ましい

ストレージによってデータの読み書き速度が異なってきます。動画編集では、頻繁にストレージから動画データを読み書きしますので、ストレージのデータ読み書き速度の速さが重要になってきます。

ストレージの主流は HDD か SSD です。SSD の方が読み書き速度に優れていますが、容量あたりの価格が高いです。動画編集ではストレージ容量の大きさも重要ですので、SSD のみだと価格がかなり上がります。

そのため、CPU やメインメモリー、ビデオチップを優先し、その上で予算に余裕があれば SSD を選ぶと良いです。また、小容量 SSD と大容量 HDD を組み合わせて搭載するパソコンを選ぶと、SSD のデータ転送速度の速さと HDD の容量あたりの価格の安さ両者のメリットを得られます。

ビデオチップの性能の高さが重要かは、動画編集ソフトウェアによる

ビデオチップの性能の高さが重要になるかは、動画編集ソフトウェアによります。ビデオチップの性能が低くても全く問題ない動画編集ソフトウェアもあれば、ビデオチップの性能が高い方が動画編集作業の効率が上がる動画編集ソフトウェアもあります。

簡単に言えば、動画編集ソフトウェアが様々な処理でビデオチップを活用しているほど、ビデオチップの性能の高さが重要になります。動画編集に関連する処理は、基本的に CPU が担いますが、動画編集ソフトウェアが並列処理に強いビデオチップを活かせば、様々な処理を効率良く行えます。

そのため、使用する動画編集ソフトウェアを調べて、ビデオチップの性能の高さによって動画編集作業の効率が上がるようであれば、ビデオチップの性能の高さも重要視したいです。

パソコンのタイプの選び方

デスクトップパソコンタワー型が最適

動画編集には、高性能な CPU 、大容量メインメモリー、大容量 HDD 、高性能なビデオカード等が必要であり、そのような構成のパソコンは、PC パーツから出る発熱量も多く、冷却性に優れたパソコンにする必要があります。

そのようなパソコンには、デスクトップパソコンタワー型が相応しいです。タワー型は、内部スペースが広いため、搭載可能な PC パーツの種類が多く、冷却性にも優れます。また、搭載可能な PC パーツの種類や数が多いので、後に PC パーツの交換や追加をして、機能や性能を強化する事が可能です。

よって、どうしてもパソコンを持ち運びしなくてはならない、または設置スペースを確保できない等の理由が無ければ、デスクトップパソコンタワー型がおすすめです。

最近の個人向けパソコンは、随分と性能が進化しましたので、ノートパソコンでも、ハイスペックモデルであれば、十分動画編集が快適に行えます。しかし、高性能なノートパソコンは、価格が高いので、十分な予算が必要です。

以下では、デスクトップパソコンタワー型を選択するとして、各 PC パーツの選び方についてなどを、紹介していきます。

液晶モニターの選び方

出来栄えも左右しうる

動画編集には、パソコン本体の性能の高さも重要ですが、液晶モニターの性能も重要です。特に高度な動画編集には、高性能な液晶モニターが必要です。映像の色の調節など、精確な色の表現が求められる編集作業には、性能が高く品質が高い液晶モニターが無いと、編集作業に苦労する場合があります。なぜなら、あまり性能が高くなく、品質が良くない液晶モニターだと、色の表示に微妙なムラがあったり、精確な色の表現がされず、編集を終えた映像が、自分の思い通りの編集結果になっていない場合が出てくるからです。

処理速度等を求めて、どうしてもパソコン本体の性能へ予算を投入したくなるものですが、自分の目との確かなデータのやり取りをするためには、高性能液晶モニターへの十分な予算の確保も必要です。ただ、実際に利用してみないと、自分にとって十分な性能の液晶モニターなのかわからないものです。趣味レベルで動画編集を行うのであれば、最安値クラスの液晶モニターで十分と思うかもしれません。そのため、まずは売れ筋の安い液晶モニターで試し、後に必要に応じて液晶モニターを十分吟味して選ぶのもありです。

液晶モニターは大事な作業スペース

動画の閲覧の際もそうですが、動画編集ソフトを使用するときは、液晶モニターのサイズが大きい方が良いです。動画編集ソフトの種類にもよりますが、動画編集ソフトは、作業画面が広くないと、作業がしづらいので、最低でも 19 インチは欲しいです。できれば、24 インチ等の大画面液晶モニターが望ましいです。

おすすめ動画編集用パソコン販売店

動画編集用パソコンは、自分にとって必要な性能等を見極められるのであれば、各ショップで、一般に市販されている高性能モデルで十分です。ショップによっては、動画編集向けの仕様となっている動画編集用モデルを販売しています。

以下は、おすすめな動画編集用パソコン販売ショップ一覧です。
マウスコンピューター
動画編集に適したクリエイターパソコンを販売している数少ない国内メーカーです。コストパフォーマンスの高さも評価されて、様々な業務現場で採用された実績があります。
Dell
動画編集に適したクリエイターパソコンを販売している海外メーカーです。世界トップクラスのシェアを獲得しており、国内外の映像・音楽制作の現場でプロのクリエイターにも愛用されています。
ドスパラ
動画編集に適したクリエイターパソコンを販売しているショップブランドです。クリエイターによって使用目的や求めるハードウェア条件が異なる事を考慮した選びやすいラインナップを展開しています。


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