PC ケースの選び方 - その他 PC パーツの選び方

最終更新日 2016年08月29日

PC ケースとは

PC ケースとは、マザーボードなど、各 PC パーツを収納し、一つにまとめるために使用する PC パーツです。PC ケースがなくても、パソコンは使用できますが、PC ケースがないと、各 PC パーツの整理が難しく、各 PC パーツがむき出し状態になりホコリをかぶりやすいため、PC ケース無しでパソコンを使用する事は、望ましくありません。

PC ケースのサイズ

PC ケースを選ぶときは、まずはその形状やサイズに注目します。それらの違いによって、PC ケースには名称が付けられており、主要な PC ケースの名称をあげると、以下のようになります。
フルタワー
主にサーパー用に使われる大きなサイズの PC ケースであり、個人向けのパソコンではあまり使われません。ATX のマザーボードに対応し、たいてい Micro ATX のマザーボードにも対応しています。
ミドルタワー
性能の高いモデルによく見られ、個人向けのタワー型パソコンではよく見られる PC ケースです。ATX のマザーボードに対応し、たいてい Micro ATX のマザーボードにも対応しています。
ミニタワー
性能を抑えたモデル、または若干コンパクトさを重視した PC ケースであり、個人向けパソコンでよく見られるタイプです。ミドルタワーよりも一回り小さくなっています。Micro ATX のマザーボードに対応しており、少ないですが、ATX のマザーボードにも対応している PC ケースもあります。
マイクロタワー
ミニタワーよりもサイズが小さい PC ケースが、マイクロタワーですが、実際はミニタワーとマイクロタワーが区別されて使用されている事が少なく、ミドルタワーよりも小さいタワーを、ミニタワー、またはマイクロタワーと呼ぶ事が多いです。Micro ATX のマザーボードに対応しています。少ないですが、ATX のマザーボードにも対応している PC ケースもあります。
省スペース
スリムタワーとも呼ばれ、設置場所が少ない事もあり、個人向けパソコンで見られる PC ケースです。Micro ATX のマザーボードに対応しています。少ないですが、ATX のマザーボードにも対応している PC ケースもあります。
キューブ
立方体に近い形状をした PC ケースで、あまり普及はしていませんが、自作パソコンにもよく使われ、人気が高いです。Micro ATX のマザーボードに対応しています。少ないですが、ATX のマザーボードにも対応している PC ケースもあります。
HTPC ケース
HTPC は、Home Theater PC の略であり、ホームシアターと似た形をしています。DVD ビデオや BD ビデオの再生に特化したパソコンを自作したい方に向いており、横置きで使えるようになっているため、AV ラック等の横長のスペースに設置できます。Micro ATX のマザーボードに対応している PC ケースもあれば、ATX のマザーボードにも対応している PC ケースもあります。
どの PC ケースがおすすめかは、パソコンの使用目的や、機能や性能、設置スペースのどれを重視するかによっても変わってきますが、無難な選択はミドルタワーです。なぜなら、ミドルタワーは、搭載可能な PC パーツ(マザーボードや電源など) の種類が豊富で、内部スペースが広いため冷却性に優れます。また、内部スペースが広い事により、PC パーツの取り付け作業が行いやすいです。

ただし、ミドルタワーは、サイズが大きいため、もう少しコンパクトなパソコンにしたければ、ミニタワーかマイクロタワーがおすすめです。ミニタワーやマイクロタワーでも、十分内部に搭載可能な PC パーツの種類が多く、ケース内部のスペースも十分広いです。

省スペースやキューブは、サイズが小さくコンパクト性に優れますが、ケース内部のスペースが狭いため、搭載可能な PC パーツの種類が限られます。また、内部スペースが狭い事により、冷却性が低いので、発熱が多い高性能な PC パーツを搭載するのは避けるのが無難です。

PC ケースの規格

PC ケースは、サイズや内部構造等の違いより、幾つかの規格に分かれています。PC ケースの規格は、基本的に搭載可能なマザーボードの規格や電源ユニットの規格と一緒になっており、PC ケースの規格によって、搭載可能なマザーボードや電源の規格が決まってきます。ただし、PC ケースの規格とは、別の規格のマザーボードや電源ユニットを搭載可能な PC ケースもあります。以下は主な PC ケースの規格です。

ATX
最もよく見られる規格であり、フルタワーやミドルタワーは、たいていこの ATX 規格となています。
Micro ATX
ATX に続いてよく見られる規格であり、ミニタワーやマイクロタワー、省スペース、キューブは、たいていこの Micro ATX 規格となっています。
Mini-ITX
キューブ型など、小型サイズの PC ケースで見られる規格です。
BTX
ATX の後継となる規格で、放熱性等に優れるとして普及していくと見られましたが、今では普及していく動きは見られず、実質この BTX に対応した PC ケースは、皆無に等しいと言ってもいいくらいです。仮に BTX の PC ケースがあったとしても、BTX に対応したマザーボード等の PC パーツは少ないので、選ぶメリットはあまりありません。

PC ケースに搭載可能な電源ユニット

PC ケースには、標準で電源ユニットが付属する事が多いですが、中には電源ユニットが付属しない PC ケースもあります。その電源ユニットですが、サイズ等の違いより規格名が付けられており、PC ケースによって対応している電源ユニットの規格が異なります。よって、自分が使用したい電源ユニットある場合は、その規格に対応している PC ケースを選ぶ必要があります。

以下は、主要な電源ユニットの規格です。PC ケースの仕様等には、対応している電源ユニットの規格が書かれているので、別途で用意した電源ユニットを使用したい場合は、その電源ユニットの規格に対応した PC ケースを選ぶ必要があります。
ATX
以下の ATX 12V が登場する前に主流だったデスクトップパソコン用電源ユニット規格です。ATX 規格の PC ケースによく搭載されています。
ATX 12V
最もよく見られるデスクトップパソコン用電源ユニットの規格です。ATX 規格の PC ケースによく搭載されています。
EPS 12V
ATX 12V と同じくらいよく見られる電源ユニットの規格です。最近の電源ユニットは、この EPS 12V と ATX 12V の両者に対応した製品が多いです。ATX 規格の PC ケースによく搭載されています。
SFX
Micro ATX 用電源とも言われ、Micro ATX 規格の PC ケースによく搭載されています。
Flex ATX
ATX より小型化した規格で、Micro ATX 規格の省スペースケースによく搭載されています。

PC ケースに搭載可能なマザーボード

PC ケースに搭載可能なマザーボードの規格は決まっています。もし、別途で用意したマザーボードを搭載したい場合は、そのマザーボードの規格に対応した PC ケースを選ぶ必要があります。

PC ケースのドライブベイの種類と数

PC ケースには、光学ドライブやハードディスクを搭載するために利用するドライブベイがあり、その種類や数は、PC ケースのサイズで大体決まってきます。サイズの大きい PC ケースの方が、ドライブベイの種類や数が豊富なので、複数の光学ドライブや HDD を搭載予定の方は、ドライブベイの種類と数が豊富な PC ケースを選ぶ必要があります。

以下は主要なドライブベイの種類です。どの PC ケースもたいていこれら3種類のドライブベイが備わっています。
5インチベイ
DVD スーパーマルチドライブや BD ドライブ等の光学ドライブを搭載するためのドライブベイです。正確には5.25インチベイですが、略して5インチベイと呼ばれる事が多いです。

タワー系の PC ケースであれば、少なくても2つ以上はあります。省スペースやキューブだと、1〜2つである事が多いです。
スリムドライブベイ
ノートパソコン等の小型パソコン向けの DVD スーパーマルチドライブや BD ドライブ等の光学ドライブを搭載するためのドライブベイです。サイズが小さい PC ケースで、5インチベイの代わりとしてスリムドライブベイがあるのがよく見られます。
3.5インチベイ
メモリーカードリーダーや FDD を搭載するためのドライブベイです。あまり利用されない事もあり、多くの PC ケースが1つとなっています。
3.5インチシャドウベイ
HDD や SSD 等のストレージを搭載するためのドライブベイです。タワー系の PC ケースであれば、4つ以上はあります。省スペースやキューブだと、1〜2つである事が多いです。多くの内蔵ストレージを搭載予定の方は、このドライブベイの数が多い PC ケースを選ぶのが望ましいです。
2.5インチシャドウベイ
ノートパソコン等の小型パソコン向けの HDD や SSD 等のストレージを搭載するためのドライブベイです。主に SSD 搭載のために使われますが、3.5インチシャドウベイの方が普及しているため、2.5インチシャドウベイが無い PC ケースは多いです。

拡張スロットの種類と数の選び方

拡張スロットとは

PC ケースには、ビデオカード等の拡張カード搭載に使用する拡張スロットがあります。中には拡張スロットが無い PC ケースもあり、特に小型 PC ケースに見られます。PC ケースの拡張スロットは、取り付け部分の事を示し、この部分で拡張カードのブラケットを固定します。

拡張カードを搭載するなら拡張スロットが必須になりますので、拡張スロットが無い PC ケースを選ばないよう注意が必要です。

ロープロファイルのみ対応の拡張スロット

拡張カードには、通常よりもサイズが小さいロープロファイルの拡張カードがあります。基本的にフルタワー、ミドルタワー、ミニタワー、マイクロタワーは通常サイズ、ロープロファイルの拡張カードの両者に対応した拡張スロットがありますが、これら以外の PC ケースはロープロファイルの拡張カードのみ搭載可能な拡張スロットがあります。

ロープロファイルのみ対応かどうかは、拡張スロット関連の仕様に記載されていますが、通常サイズの拡張カードを搭載するならロープロファイルのみ対応の拡張スロットがある PC ケースを選ばないようにする必要があります。

また、仕様等にロープロファイルのみ対応と記載していなくても、単に記載していないだけの場合もありますので、フルタワー、ミドルタワー、ミニタワー、マイクロタワー以外の PC ケースはロープロファイルのみ対応である可能性が高いと疑い、必要に応じてショップやメーカーに問い合わせて確認した方が良いです。

サイズが大きめのキューブ等では、通常サイズにも対応した拡張スロットがある PC ケースが見られますが、基本的にサイズが小さい PC ケースの拡張スロットは、ロープロファイルのみ対応です。

拡張スロット数

基本的にサイズが大きい PC ケースほど拡張スロット数が多いです。以下は、各 PC ケースの平均的な拡張スロット数です。
フルタワー
8〜11
ミドルタワー
7〜8
ミニタワー、マイクロタワー
4〜5
省スペース
4
キューブ、HTPC ケース
2
自分にとって必要な拡張スロット数がある PC ケースを選ぶ必要がありますが、上記のロープロファイルについても注意して選ぶ必要があります。

おすすめ PC ケース販売店

CPU やメインメモリ等の PC パーツは、どこのショップもラインナップが似たようなものですが、PC ケースでは、ショップ独自のモデルを用意していたりするので、ショップによってラインナップがガラリと変わる場合が少なくありません。なので、PC ケースにこだわるのであれば、存在するパソコンショップ全てを見て回るのがおすすめです。以下は、比較的 PC ケースのラインナップが多いパソコンショップの一覧です。
ツクモ
自作パソコンでよく使われるミドルタワー、ミニタワー、キューブがそろっており、他にフルタワーや HTPC ケース、オープンエアケース等のあまり見られない PC ケースも販売しています。また、ショップがおすすめする PC ケースの特長等をまとめた特集記事を、ちょいとおすすめPCケース特集 一覧にて定期的に公開しており、PC ケースの販売に力を入れています。
ドスパラ
規模が大きいパソコンショップなだけあって、パソコン本体に限らず周辺機器や PC パーツのラインナップが豊富であり、PC ケースに関してもミドルタワー、ミニタワー、スリムケース、キューブと自作パソコンでよく選ばれる PC ケースが一通りそろっていてラインナップが豊富です。さらに、ホームシアターのような HTPC ケース、サーバー用ケースも販売しています。


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