PCケースの選び方

最終更新日 2021年07月27日

PC ケースとは

PC ケースとは、マザーボードなど、各 PC パーツを収納し、一つにまとめるために使用する PC パーツです。PC ケースがなくても、パソコンは使用できますが、PC ケースがないと、各 PC パーツの整理が難しく、各 PC パーツがむき出し状態になりホコリをかぶりやすいため、PC ケース無しでパソコンを使用する事は、望ましくありません。

PCケースの種類

PCケースには様々な種類があります。PCケースの種類によって、PCケースのサイズ等が違います。PCケースの種類には、主にフルタワー、ミドルタワー、ミニタワー、マイクロタワー、省スペース(スリム)、キューブがあります。どのPCケースが自分に合うかは人それぞれですが、パソコンの使用目的、設置スペース、搭載するPCパーツ等を考えて選ぶと良いです。

パソコンを自作するためにPCケースを選ぶ人は多いと思いますが、それならミドルタワー、ミニタワー、マイクロタワーのどれかを選ぶと良いです。これらは内部スペースが広いので搭載可能なPCパーツの種類が豊富で、冷却性能を高くでき、PCパーツの取り付け作業を行いやすいです。

フルタワーは、個人が使うパソコンにとってはサイズが大きすぎます。ミドルタワーでもサイズが大きすぎると感じる人は少なくないと思います。ミドルタワーよりもサイズを抑えたい場合、ミニタワーまたはマイクロタワーを選ぶと良いです。ミニタワーやマイクロタワーでも内部スペースは十分広いです。ただし、ミニタワーやマイクロタワーはサイズが大きいビデオカードを搭載しようと思ったら物理的に干渉してしまい搭載できない等、トラブルが発生するリスクが大きくなります。

省スペースはサイズが小さく設置スペースを抑えられますが、内部スペースが狭いです。サイズが大きいビデオカードを搭載できない等、搭載可能なPCパーツの種類が限られます。省スペースは内部スペースが狭く冷却性能を高くしにくいので、発熱量が大きい高性能CPUを搭載することに向いていません。

キューブにはミドルタワーと同じくらいサイズが大きいPCケースもあれば、手のひらサイズのPCケースもあります。キューブは四角い形状をしていますが、サイズが大きい場合は特にこれといったメリットはありません。サイズが小さいパソコンにしたい場合は、選択肢に入ってきます。

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PCケースの種類

PCケースの規格

PCケースには規格があり、規格によってPCケースのサイズや内部構造等が違ってきます。PCケースの規格には、主にATX、Micro ATX、Mini-ITXがあります。パソコンを自作するためにPCケースを選ぶ人が多いと思いますが、ATXまたはMicro ATXに対応しているPCケースが選択の目安です。Mini-ITX対応PCケースはサイズが小さく、小型パソコンを自作したい人向けです。

同じようにマザーボードにも規格があり、搭載するマザーボードの規格を考えてPCケースの規格を選ぶことになります。PCケースの規格とマザーボードの規格を合わせて選ぶことは必須ではなく、マザーボードよりもPCケースのサイズが大きくなる組み合わせであれば、規格が合わなくても搭載可能な場合があります。

ATX対応PCケースには、ATXのマザーボードに限らずMicro ATXのマザーボードやMini-ITXのマザーボードも搭載可能です。Micro ATX対応PCケースには、Micro ATXのマザーボードに限らずMini-ITXのマザーボードも搭載可能です。Mini-ITX対応マザーボードには、Mini-ITXのマザーボードを搭載可能です。

選び方にはいろいろな考えがありますが、例えばMicro ATXのマザーボードを搭載するがサイズが大きいビデオカードを搭載するので、内部スペースが広くて余裕があるATX対応PCケースを選ぶという考え方があります。

PCケースの種類と規格には相関関係があります。フルタワーやミドルタワーのPCケースは、ATXに対応しています。ミニタワー、マイクロタワー、省スペース、キューブ(サイズが大きい)は、Micro ATXに対応しています。キューブ(サイズが小さい)は、Mini-ITXに対応しています。ただし、例外がありますので、PCケースの種類と規格どちらも確認して選ぶと良いです。

PCケースと電源ユニット

PCケース対応電源ユニットの規格

電源ユニットには規格があり、PCケースによって対応している電源ユニットの規格が違います。まずはPCケースを選び、その後に電源ユニットを選ぶのが基本ですが、使いたい電源ユニットが決まっている場合は、その電源ユニットの規格に対応しているPCケースを選びます。

サイズが大きいPCケースであれば、規格ATX 12V(ATX)、EPS 12V(EPS)の電源ユニットに対応しています。これらの規格の電源ユニットは入手しやすいです。サイズが小さいPCケースだと、規格SFX 12V(SFX)、TFX 12V(TFX)等の電源ユニットに対応しており、これらの規格の電源ユニットは入手しにくいです。選びたいPCケースを選ぶことが重要ですが、入手しやすい電源ユニットに対応しているPCケースを選ぶのがおすすめです。

PCケース対応電源ユニットのサイズ

PCケースが対応している規格の電源ユニットであれば搭載できるとは限らず、電源ユニットがPCケースや他のPCパーツと物理的に干渉してしまい搭載できないことがあります。特にサイズが小さいPCケースで発生しやすいトラブルであり、そのようなPCケースの仕様等には搭載可能な電源ユニットのサイズについて書かれていることが多いです。

電源ユニットに限らずPCパーツの物理的干渉問題のリスクを抑えたい場合は、ミドルタワー、ミニタワー、マイクロタワー等、サイズが大きいPCケースを選ぶのがおすすめです。搭載可能な電源ユニットのサイズに注意すれば良いので、サイズが小さいPCケースを選んでも問題ありません。

PCケース付属電源ユニット

PCケースに電源ユニットが付属することがあります。PCケース付属電源ユニットが安物だと品質はそれなりですが、絶対に避ける方が良いほどではありません。電源ユニットにこだわって選ぶなら、PCケースとは別に選ぶ方が良いです。

サイズが小さいPCケースを選ぶ場合、そのようなPCケースに搭載可能な電源ユニットを単体で購入することは難しく、付属電源ユニットの使用が前提となっていることがあります。

電源ユニットの配置

一般的にPCケース内上部に電源ユニットが配置されていますが、下部に配置されているPCケースもあります。

電源ユニットの重量が結構ありますので、下部配置だと重心が下がり安定性が高いですが、上部配置でも十分安定性が高いです。

電源ユニットの発熱が大きいので、熱気の上昇を考慮すると上部にある方が望ましいですが、各PCパーツへの冷却性能がほとんど変わりません。

電源ユニットの配置は、上部と下部どちらでもよいです。

PCケースのドライブベイ

ドライブベイの種類、数

自分にとって必要なドライブベイがあるPCケースを選ぶ必要があります。

ドライブベイにはどのような種類があるのか、PCケースの各タイプにあるドライブベイ数の目安については、 PCケースのドライブベイの種類や数 に掲載しています。

光学ドライブ、HDD、SSD等を多く搭載したい場合は、ドライブベイの種類と数が豊富なPCケースを選ぶ必要があります。

PCケースに5インチベイは不要? に掲載していますが、昔と比べるとドライブベイの5インチベイは必要性が低いです。

PCケースのシャドウベイは取り外せると良い? に掲載していますが、ドライブベイの3.5インチシャドウベイや2.5インチシャドウベイを取り外せるPCケースを選んでおくと、便利なことがあります。

シャドウベイの配置

ビデオカードの取り付け位置と同じ高さにシャドウベイがあり、ビデオカードのサイズが大きいと物理的干渉が発生しやすいです。

多くのPCケースは物理的干渉が発生しないようにシャドウベイを配置していますが、PCケースによっては同じ高さに配置しています。

それでも問題なければよいですが、大型ビデオカードを搭載するなら物理的干渉しないようにシャドウベイが配置されているPCケースを選ぶとよいです。

PCケースの拡張スロット

拡張スロットとは

PC ケースには、ビデオカード等の拡張カード搭載に使用する拡張スロットがあります。中には拡張スロットが無い PC ケースもあり、特に小型 PC ケースに見られます。PC ケースの拡張スロットは、取り付け部分の事を示し、この部分で拡張カードのブラケットを固定します。

拡張カードを搭載するなら拡張スロットが必須になりますので、拡張スロットが無い PC ケースを選ばないよう注意が必要です。

ロープロファイルのみ対応の拡張スロット

拡張カードには、通常よりもサイズが小さいロープロファイルの拡張カードがあります。基本的にフルタワー、ミドルタワー、ミニタワー、マイクロタワーは通常サイズ、ロープロファイルの拡張カードの両者に対応した拡張スロットがありますが、これら以外の PC ケースはロープロファイルの拡張カードのみ搭載可能な拡張スロットがあります。

ロープロファイルのみ対応かどうかは、拡張スロット関連の仕様に記載されていますが、通常サイズの拡張カードを搭載するならロープロファイルのみ対応の拡張スロットがある PC ケースを選ばないようにする必要があります。

また、仕様等にロープロファイルのみ対応と記載していなくても、単に記載していないだけの場合もありますので、フルタワー、ミドルタワー、ミニタワー、マイクロタワー以外の PC ケースはロープロファイルのみ対応である可能性が高いと疑い、必要に応じてショップやメーカーに問い合わせて確認した方が良いです。

サイズが大きめのキューブ等では、通常サイズにも対応した拡張スロットがある PC ケースが見られますが、基本的にサイズが小さい PC ケースの拡張スロットは、ロープロファイルのみ対応です。

PCケースの拡張スロット数

PCケースによって拡張スロット数は違いますが、基本的にPCケースのサイズが大きいほど拡張スロット数は多いです。ミニタワーやマイクロタワーであれば拡張スロット数は4〜5個ですが、多くの人にとって十分な拡張スロット数だと思います。多くの人はPCケースにビデオカードと呼ぶ拡張カードを1枚搭載すると思いますが、拡張スロットを2〜3個占有するビデオカードでも搭載できます。

ビデオカードを複数枚搭載する等、PCケースに搭載する拡張カード数が多い場合は、PCケースの拡張スロット数が足りなくならないように選びます。複数個の拡張スロットを占有するビデオカードを複数枚搭載する場合は、拡張スロット数が多いミドルタワーやフルタワーを選ぶと良いです。

PCケースのレイアウト

90度回転レイアウト

90度回転レイアウトとは、PCケースにマザーボードを90度回転させて搭載できるレイアウトです。

通常はPCケースの背面から排気しますが、90度回転させることによってPCケースの天板から排気します。

暖かい空気は上昇しますので、熱を含む空気を効率的に排気できます。

と言っても、ファンを使用して空気の流れを作り排気しますので、90度回転させても冷却性能がほとんど変わりません。

ファンレスの場合は、まるで煙突の上昇気流のように排気でき、冷却性能に違いが出てきます。

ファンレスではなくても、パソコン設置場所にて、どうしても背面側のスペースが狭くなり天板側のスペースを広く確保できる場合、90度回転レイアウト対応PCケースを使用する価値があります。

PCケースの板厚

PCケース内部に搭載するPCパーツの中には動作すると振動が発生するものがあり、その振動が騒音の原因になります。

この騒音を抑える方法には様々ありますが、その中に剛性が高いPCケースを選ぶ方法があります。

PCケースの剛性は板厚だけで決まるものではありませんが、剛性の高さを判断する一つの目安になります。

厚みがあると振動以外が原因の騒音も抑えられる、不要輻射を抑えられる、耐久性が高い、側板等が歪みにくいので隙間ができにくい、以上のメリットもありますが、重量があり重い、コストがかかりますので価格が高い、以上のデメリットがあります。

一般的にスチール(鋼)製では板厚が0.5mm程度の場合が多いですが、板厚が1mm程度あると剛性が高いです。

アルミ製では板厚が1.5mm程度あると剛性が高いです。

剛性の高さを重視してPCケースを選ぶ場合、上記の厚さを目安にして選ぶとよいです。

PCケースのサイドパネル

開閉機構

サイドパネルがプッシュボタンを押すとロックが解除されて開く等、ネジを使用しておらずワンタッチで開閉できると使いやすいです。

頻繁にサイドパネルを開閉する場合、開閉しやすい機構を採用している製品を選ぶとよいです。

PCケースの防塵・防滴対策

パソコンにとってホコリや水の侵入がよくなく、最悪故障の原因になります。

ホコリが侵入してもすぐに問題になるわけではなく、内部にある冷却ファンを中心にホコリが付着し、冷却性能が落ちPCパーツの温度が上昇し、故障や寿命の短縮につながります。

定期的にホコリを掃除する方法がありますが、PCパーツを壊さないように掃除するのが大変です。

フィルターを使用して防塵対策仕様の製品を選ぶと、定期的にフィルターを掃除すればよいので楽です。

PCケースの上面に隙間がなく、開口部が水が侵入しにくい構造になっている防滴仕様だと、誤って水が掛かってしまっても故障リスクを抑えられます。

ホコリが多い環境で使用する場合は防塵対策、水が掛かる恐れがある場所で使用する場合は防滴仕様に注目して選ぶとよいです。

PCケースの防音対策

工作精度が高く寸法の遊びが最小限に抑えられている、PCケースの側板や天井部分には遮音シート、ダンピングマット等が貼られている等、PCケースによっては様々な防音対策がされています。

静音性を重視する場合、板厚があり剛性が高いと騒音を抑えられますが、防音対策にも注目して選ぶとよいです。


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