外部インターフェース - 画像編集用パソコンの選び方

最終更新日 2017年03月20日

外部インターフェースの選び方

外部インターフェースは、主にパソコン周辺機器と接続するために使われます。パソコンは周辺機器と接続して組み合わせて使用する事で、機能を追加したり、使い方の幅を広げる事ができます。

画像編集に限りませんが主に使う周辺機器は、キーボードやマウス、液晶ディスプレイです。どのパソコンにも、これらの周辺機器が接続可能な外部インターフェースがあります。

画像編集用パソコンを選ぶ際に、特に重視したいのは液晶ディスプレイとの接続に必要な映像出力端子です。画質の劣化が無いデジタル接続が可能な映像出力端子は必須ですが、対応可能な解像度の上限等、確認しておくべき点は他にもあります。

デスクトップパソコン一体型やノートパソコンでは、液晶ディスプレイが搭載されているため、映像出力端子が無くても問題はありませんが、映像出力端子があれば、画像編集に適した外付け液晶ディスプレイの使用や、マルチディスプレイ環境の構築が可能になりますので、デスクトップパソコン一体型やノートパソコンを選ぶ場合でも、映像出力端子にこだわって選ぶのがおすすめです。

USB 端子の選び方

USB 端子数

USB 端子は、パソコン周辺機器との接続によく使われる外部インターフェースであり、どのパソコンにも搭載されています。

搭載されている USB 端子の数は、基本的にサイズが大きいパソコンほど多く、サイズが小さいパソコンほど少ないです。デスクトップパソコンであれば、最低3つもあれば十分で、キーボードとマウスの他に外付けストレージ等を同時に接続して使用できます。

ノートパソコンでは、外付けキーボードを使う事はあまり無いでしょうから、最低2つもあれば十分です。特にノートパソコンはサイズが小さいので、どのモデルも USB 端子数が少ないですが、USB 端子の数が足りなくなっても、USB ハブを利用すれば簡単に USB 端子数を増やせます。

ただし、1つの USB 端子からの供給電力には制限があり、USB ハブに USB 端子からの供給電力で動作する周辺機器を多く接続すると、全体の周辺機器の消費電力が供給電力を超えて、周辺機器が安定動作しない、または全く動作しない場合があります。

そのため、USB 端子からの供給電力で動作し、かつ消費電力が高い周辺機器を、複数同時接続して使用したい場合、なるべく USB 端子が多いモデルを選ぶ方が良いです。

USB 端子の規格

USB 端子は規格によってデータ転送速度が異なります。以下は、各規格のデータ転送速度一覧です。

種類 データ転送速度
USB1.1 12Mbps
USB2.0 480Mbps
USB3.0 5Gbps
USB3.1 USB3.1 Gen1 5Gbps
USB3.1 Gen2 10Gbps

USB1.1 はかなり古い規格となり、新しいパソコンでは見られません。新しいパソコンでは、まだ USB2.0 も見られますが、USB3.0 が普及しています。

USB 端子の規格が USB3.0 であれば、データ転送速度の速さを活かして画像ファイル等の容量が大きいファイルを短時間でやり取りできますが、USB2.0 もデータ転送速度は十分速いですので、USB 端子の規格が USB2.0 でも不便に感じるほどではありません。

新しいパソコンでは、USB2.0 と USB3.0 が混合しているモデルが多いですが、USB3.0 をデータ転送速度の速さが重要になってくる外付けストレージ等に利用し、USB2.0 をデータ転送速度の速さは重要ではないキーボードやマウス等に利用すれば良いため、全ての USB 端子が USB3.0 である必要性は低いです。

音声入出力端子の選び方

画像編集の際は、音声の入力や出力の必要性は低いですが、どのパソコンにも十分な音声入出力端子が付いています。たいていのモデルに、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子、ライン入力端子、ライン出力端子が付いており、これらがあれば十分です。音質を重視するなら、光デジタルオーディオ入出力端子が付いているのが望ましいですが、付いているモデルは少ないため選択肢がかなり限られます。

他の音声入出力端子も含め、光デジタルオーディオ入出力端子に対応したサウンドカードやインターフェース変換ケーブルやアダプタがありますので、これらを別途用意して使用する事にすれば、音声入出力端子についてこだわらずにモデルを選べます。

以下は、主な音声入力端子一覧です。

種類 特徴
マイク入力端子 マイクと接続するために使用します。アナログ信号で音声データの入力を行います。マイクから来る信号レベルの大きさ(音量の大きさ)は小さいため、信号レベルを増幅して音声データの入力を行います。そのため、マイク入力端子に外部の AV 機器と接続すると、信号レベルが大きくなりすぎて音割れ等の問題が生じます。
ライン入力端子 外部の AV 機器と接続するために使用します。アナログ信号で音声データの入力を行います。信号レベルの大きさ(音量の大きさ)は一定で音声データの入力を行います。
光デジタルオーディオ入力端子 外部の AV 機器と接続するために使用します。デジタル信号で音声データの入力を行います。音質の劣化の要因となるアナログ信号への変換の過程を経ずに音声データの入力を行います。

以下は、主な音声出力端子一覧です。

種類 特徴
ヘッドフォン出力端子 イヤホンやヘッドフォン等と接続するために使用します。デジタル信号をアナログ信号に変えて音声データを送信します。信号レベルの大きさ(音量の大きさ)を調節して出力可能ですので、外付けスピーカー等の AV 機器と接続する際は、突然大きな音が発生したり、音割れ等の問題が生じないように、適切に信号レベルの大きさ(音量の大きさ)を調整する必要があります。
ライン出力端子 外付けスピーカー等の AV 機器と接続するために使用します。デジタル信号をアナログ信号に変えて音声データを送信します。信号レベルの大きさ(音量の大きさ)は、一定で出力可能です。
光デジタルオーディオ出力端子 外付けスピーカー等の AV 機器と接続するために使用します。デジタル信号のまま音声データを送信できるため、音質の劣化の要因となるアナログ信号に変換してから送信するという過程がありません。

映像入出力端子の選び方

画像編集用パソコンを選ぶ上で重視したいのが映像出力端子です。画像編集で映像入力端子は不要と思われますが、必要であれば映像入力端子付きのモデルを選ぶ必要があります。ただし、映像入力端子付きのモデルは少ないので、かなり選択肢が狭まります。外部からの映像を入力する必要があっても、別途で PC パーツのビデオキャプチャーカードや外付けのビデオキャプチャー等を利用する事にすれば、映像入力端子が付いていないモデルを選べます。

以下は、パソコンに搭載される主な映像出力端子一覧です。画質が落ちないようデジタル接続が可能な、DVI-D、DVI-I、HDMI、DisplayPort の内どれかが搭載されているモデルを選ぶのが望ましいです。たいていのモデルでは、複数の映像出力端子が付いており、接続する液晶モニター等の映像入力端子に合わせてフレキシブルに対応できます。

種類 特徴
D-sub 15pin ・アナログ接続なので、デジタル接続と比較すると画質が落ちる。
・アナログ RGB 、または VGA とも呼ばれる。
DVI-D ・デジタル接続なので、画質の劣化がない。
・DVI24pin とも呼ばれる。
DVI-I ・デジタル接続なので、画質の劣化がない。(入力端子 DVI-D に接続する場合。)
・アナログ接続にも対応しているため、変換ケーブルを用いれば、入力端子 D-Sub 15pin と接続可能。(アナログ接続となるため、画質は劣化する。)
・DVI29pin とも呼ばれる。
HDMI ・デジタル接続なので、画質の劣化がない。
・映像データと音声データを、1本のケーブルで出力可能。
・著作権保護機能の HDCP に対応可能。
DisplayPort ・デジタル接続なので、画質の劣化がない。
・映像データと音声データを、1本のケーブルで出力可能。
・著作権保護機能の HDCP に対応可能。
・高い解像度での使用も考慮して作られたため、対応可能な解像度の上限が高い。
・デイジーチェーン接続に対応しているため、マルチディスプレイ環境を構築しやすい。

デジタル接続は実質必須

外付け液晶ディスプレイと接続して画像編集を行うなら、画質劣化が無いデジタル接続が可能な DVI-D、DVI-I、HDMI、DisplayPort の必要性は高いです。

D-sub 15pin はアナログ接続となりますが、アナログ接続だと画質が劣化します。外付け液晶ディスプレイに表示されている画像をしっかり確認して、精緻な色表現等にこだわって画像編集を行うのであれば、画質の劣化が生じるのはよくありません。

アナログ接続 D-sub 15pin で出力しても、液晶ディスプレイの調整機能を使って、デジタル接続で出力した場合と見分けるのが難しいほど、画質の劣化が気にならないレベルにまで調整できますが、うまく調整できない場合もありますので、デジタル接続を利用できるパソコンを選ぶのがおすすめです。

ビデオカードが無くても、デジタル接続が可能

昔は、デジタル接続可能な映像出力端子が備わっているマザーボードは非常に少なく、デジタル接続が必要ならビデオカードが必要でした。今ではデジタル接続可能な映像出力端子が備わっているマザーボードは多いため、ビデオカード非搭載でもデジタル接続を利用できるパソコンが多いです。

また、昔は CPU 統合ビデオチップが無く、ビデオカードが無ければ、マザーボードに内蔵されているビデオチップを使用していたため、グラフィックス性能は低かったですが、今では CPU 統合ビデオチップが普及しているので、ビデオカードが無くてもグラフィックス性能の低さについて気にする必要はありません。

マルチディスプレイ環境を構築するならビデオカードの必要性が高い

マザーボードにデジタル接続可能な映像出力端子があっても、たいていは多くても2つ程度です。そのため、3画面以上のマルチディスプレイ環境を構築したいなら、ビデオカードが必要になってきます。


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