メインメモリー - 動画編集用パソコンの選び方

最終更新日 2015年11月04日

メインメモリーの選び方

メインメモリー容量が重要

使用する動画編集ソフトウェアや動画編集の仕方によりますが、動画編集を行う際は使用するメインメモリー容量が大きくなります。 もしメインメモリー容量が足りなくなると大幅にパソコンの処理速度が低下し、快適に動画編集できなくなりますので、動画編集用パソコンを選ぶなら、十分なメインメモリー容量が搭載されたパソコンを選ぶ事が重要です。

メインメモリー容量以外の重要性は低い

メインメモリー容量の他に、規格やマルチチャンネルがあり、これらの仕様もパソコンの処理速度に影響してきます。規格やマルチチャンネル次第で、メインメモリーのデータ転送速度が変わってきます。

動画編集では、CPU とメインメモリーの間でデータをやり取りする量が大きいため、メインメモリーのデータ転送速度の違いが体感できるほどの性能差につながってくる場合もありますが、たいていはあまり変わらないため、規格やマルチチャンネルについては気にせずに選んでも問題ありません。

規格は選択肢が無い場合が多いので、容量以外にもこだわって選ぶとしたらマルチチャンネルになります。

メインメモリー容量の選び方

大容量メインメモリーは必須

動画編集には、大容量メインメモリーが必須です。メインメモリー容量が不足すると、処理が重くなり動画編集作業が快適に行えません。

昔はメインメモリーの価格が高く大容量メインメモリーを選びにくかったですが、最近はメインメモリーは随分と値下がったため、大容量メインメモリーを選びやすくなっています。

以下は、パソコンで見られる主なメインメモリー容量です。

容量 特徴等
16GB ・容量 8GB では明らかに足りないなら選択の目安
8GB ・動画編集に使用するなら選択の目安
4GB ・動画編集に使用すると容量不足になるリスクが高いため、おすすめできない

おすすめなメインメモリー容量は 8GB です。容量 4GB 以下は、使用する動画編集ソフトウェアや動画編集の仕方によっては容量不足になりませんが、容量不足になるリスクが高いです。

メインメモリーの値下げが進んだため、容量 16GB にしても価格はそれほど上がりませんので、容量 16GB を選ぶのもありですが、明らかに必要でなければ無理に選ぶ必要はありません。さらに容量が大きい場合でも同様です。

パソコン購入後にメインメモリーの容量が不足してしまっても、メインメモリーを増設して容量を増やす手がありますので、容量が足りないと分かってからでも対処できます。

メインメモリー最大容量の選び方

パソコンは、購入後にメインメモリーを追加搭載すれば、メインメモリー容量を増やせます。ただし、パソコンに搭載可能なメインメモリー容量には上限があります。このメインメモリー最大容量は、CPU やマザーボードの仕様によって決まってきます。

もしパソコン購入後にメインメモリー容量を増やす予定があるなら、メインメモリー最大容量を確認して選ぶ必要があります。

2015年6月26日時点では、動画編集に最適なデスクトップパソコンタワー型だと、メインメモリー最大容量は 16GB 〜 32GB が主流です。動画編集では、メインメモリー容量は 8GB が選択の目安ですので、もし容量不足になりメインメモリー容量を増やす場合を考えて、メインメモリー最大容量は 16GB もあれば十分です。

もし、メインメモリー最大容量が 16GB 〜 32GB 程度では足りない場合、パソコンだと選べるメインメモリー最大容量 は 64GB が限度になってきます。それ以上のメインメモリー最大容量を選びたいなら、ワークステーションを選ぶ必要があります。

メインメモリー規格の選び方

主なメインメモリー規格

メインメモリーには、メモリー規格、モジュール規格(チップ規格)が存在します。以下は、主なメモリー規格、モジュール規格(チップ規格)一覧です。下の方に行くほど、性能が高くデータ転送速度が速いメインメモリーとなります。

メモリー規格 モジュール規格
(チップ規格)
動作クロック
周波数
(FSB)
データ
転送速度
DDR3 SDRAM PC3-6400 (DDR3-800) 800MHz 6.4GB/s
PC3-8500 (DDR3-1066) 1066MHz 8.5GB/s
PC3-10600 (DDR3-1333) 1333MHz 10.67GB/s
PC3-12800 (DDR3-1600) 1600MHz 12.8GB/s
PC3-14400 (DDR3-1800) 1800MHz 14.4GB/s
PC3-14900 (DDR3-1866) 1866MHz 14.9GB/s
PC3-16000 (DDR3-2000) 2000MHz 16GB/s
PC3-17000 (DDR3-2133) 2133MHz 17.06GB/s
PC3-19200 (DDR3-2400) 2400MHz 19.2GB/s
PC3-21300 (DDR3-2666) 2666MHz 21.3GB/s
DDR4 SDRAM PC4-17000(DDR4-2133) 2133MHz 17.06GB/s
PC4-19200(DDR4-2400) 2400MHz 19.2GB/s
PC4-21300(DDR4-2666) 2666MHz 21.3GB/s

DDR3 SDRAM、PC3-12800(DDR3-1600)が選択の目安

パソコンに搭載可能なメモリー規格、モジュール規格(チップ規格)は、CPU とマザーボードによって決まります。基本的に CPU とマザーボードは、1つのメモリー規格に対応しています。

2015年6月29日時点では、新しいパソコンには メモリー規格 DDR3 SDRAM か DDR4 SDRAM のメインメモリーが搭載されており、DDR4 SDRAM の方が新しいメモリー規格です。

モジュール規格(チップ規格)まで見ていくと、パソコンに搭載されているメインメモリーは、広く普及しているメインメモリーが主流となっています。

2015年6月29日時点では、メモリー規格 DDR3 SDRAM、モジュール規格(チップ規格)PC3-12800(DDR3-1600)のメインメモリーが主流です。一部の高性能パソコンでは、メモリー規格 DDR4 SDRAM、モジュール規格(チップ規格)PC4-17000(DDR4-2133)が見られます。

いずれは、DDR4 SDRAM のメインメモリーが主流になると思われまが、その時が来るまで DDR3 SDRAM のメインメモリーが選択の目安です。性能が高いパソコンを選ぶなら、DDR4 SDRAM のメインメモリーが選択肢に入ってきますが、性能の高さを重視するなら選択の目安となります。

動画編集では、性能だけでなく安定性も重要

BTO カスタマイズに対応しているパソコンでは、メインメモリーのモジュール規格(チップ規格)を選べる場合があります。メインメモリーのデータ転送速度も重要になってくる動画編集用パソコンでは、できるだけデータ転送速度が速い方を選ぶのが望ましいですが、体感できるほどの性能差は出ません。

また、データ転送速度が速くなるという事は、動作クロック周波数が高くなる事であり、メインメモリーは動作クロック周波数が低い方が安定性が高くなります。

動画編集では、パソコンで長時間の作業を安定して行える事も重要ですので、安定性が低くなるリスクを承知し、体感できないほどの性能差を重視して、データ転送速度が速い方のメインメモリーを選ぶ必要性は低いです。

もちろんデータ転送速度が速い方のメインメモリーを選ぶのが悪いわけではありません。BTO カスタマイズで、データ転送速度が速い方のメインメモリーを選ぶと、動作が不安定になってしまうほど安定性が低くなるパソコンが販売される事はまずありませんし、もし安定性に問題が発生したら多くのマザーボードは BIOS 設定で動作クロック周波数を変更できますので、データ転送速度が速い方のメインメモリーを選んでも問題ありません。

マルチチャンネルの選び方

主なマルチチャンネルの種類

マルチチャンネルは、複数のメインメモリーを利用してデータ転送速度を高める技術です。マルチチャンネルを使用するには、CPU とマザーボードがマルチチャンネルに対応している必要があり、対応していない場合は複数のメインメモリーを搭載しても必ずシングルチャンネルで動作するため、データ転送速度は高まりません。

マルチチャンネルには、組み合わせて動作させるメインメモリー枚数に応じて以下の種類があります。

種類 特徴
デュアルチャンネル ・2枚のメインメモリーを組み合わせて動作させる
・シングルチャンネルと比べるとデータ転送速度が2倍になる
トリプルチャンネル ・3枚のメインメモリーを組み合わせて動作させる
・シングルチャンネルと比べるとデータ転送速度が3倍になる
クアッドチャンネル ・4枚のメインメモリーを組み合わせて動作させる
・シングルチャンネルと比べるとデータ転送速度が4倍になる

2枚1組の場合はデュアルチャンネル、3枚1組の場合はトリプルチャンネル、4枚1組の場合はクアッドチャンネルと呼び、理論上は○枚を1組でマルチチャンネルを使用すると、データ転送速度が○倍になります。あくまでも理論上ですが、1組に使う枚数が多いほどデータ転送速度が向上します。

シングルチャンネルでも十分

動画編集において、マルチチャンネルを使用しても、大幅に処理速度が向上する訳ではありません。シングルチャンネルでも十分データ転送速度が速く、そこからさらに速くなっても人間が体感する事は難しいですし、他の PC パーツがボトルネックとなり、マルチチャンネルによるデータ転送速度の向上が十分発揮できない場合もあります。

そのため、無理にマルチチャンネル対応のパソコンを選ぶ必要はありません。新しいパソコンであればモジュール規格(チップ規格)が新しくシングルチャンネルでも十分データ転送速度が速いため、マルチチャンネルを使用しなくても動画編集を十分快適に行えます。

マルチチャンネルを選ぶなら、デュアルチャンネルがおすすめ

動画編集においてマルチチャンネルは全く無意味なわけではありません。メインメモリーのデータ転送量が大きくなり、シングルチャンネルではデータ転送速度が不足する場合は、マルチチャンネルの効果が出てきます。

例えば、動画のエンコード処理では、メインメモリーのデータ転送量が大きくなるため、マルチチャンネルの効果が結構出てきます。他に 4K(3840×2160, 4096×2160)等の高解像度の動画編集や、複雑な動画編集ではメインメモリーのデータ転送量が大きくなり、マルチチャンネルの効果が結構出てきます。

それでも、選べるならシングルチャンネルよりはマルチチャンネルの方が良いという程度であり、より快適な動画編集を目指すなら、メインメモリーの容量、CPU やビデオチップの性能、ストレージのデータ読み書き速度を重視した方が良いです。その上で予算に余裕があるなら、マルチチャンネルを選ぶと良いです。

マルチチャンネルを選ぶとしたら、デュアルチャンネルがおすすめです。デスクトップパソコン用 CPU やマザーボードには、トリプルチャンネルやクアッドチャンネルに対応している製品が少なく、トップクラスの性能を持つ CPU と、その CPU に対応したマザーボードを搭載したパソコン以外では、トリプルチャンネルやクアッドチャンネルを選べません。

また、2015年8月25日時点ではノートパソコンで選べるマルチチャンネルはデュアルチャンネルのみです。その理由は、ノートパソコン用 CPU やマザーボードには、トリプルチャンネルやクアッドチャンネルに対応している製品はないからです。

おすすめ動画編集用パソコン販売店

動画編集用パソコンは、自分にとって必要な性能等を見極められるのであれば、各ショップで、一般に市販されている高性能モデルで十分です。ショップによっては、動画編集向けの仕様となっている動画編集用モデルを販売しています。

以下は、おすすめな動画編集用パソコン販売ショップ一覧です。
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動画編集に適したクリエイターパソコンを販売している数少ない国内メーカーです。コストパフォーマンスの高さも評価されて、様々な業務現場で採用された実績があります。
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動画編集に適したクリエイターパソコンを販売している海外メーカーです。世界トップクラスのシェアを獲得しており、国内外の映像・音楽制作の現場でプロのクリエイターにも愛用されています。
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動画編集に適したクリエイターパソコンを販売しているショップブランドです。クリエイターによって使用目的や求めるハードウェア条件が異なる事を考慮した選びやすいラインナップを展開しています。


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