グラフィックス - 動画編集用パソコンの選び方

最終更新日 2015年11月04日

ビデオカードの選び方

あると望ましい高性能ビデオカード

動画編集用のパソコンに、高性能なビデオカードがあると便利です。動画編集ソフトウェアが対応していれば、高性能なビデオチップが搭載されたビデオカードがあると、動画編集の際のプレビュー表示や、レンダリング作業の処理が速くなります。もし、使用する動画編集ソフトウェアが決まっている場合は、動画編集ソフトウェアの公式サイト等を調べて、対応しているビデオカード(ビデオチップ)を調べておくと良いです。

動画編集ソフトウェアが対応していなくても、高画質映像をスムーズにきれいに表示させるために高性能なビデオカードがあると便利です。また、高性能なビデオカードであれば、デジタル出力である DVI-I、DVI-D 、HDMI、DisplayPort の内の映像出力端子が必ず付いており、さらに複数の映像出力端子が付いているものですので、液晶モニター等の外部ディスプレイとデジタル接続でき、また複数の画面出力もできますので便利です

ノートパソコンでも高性能ビデオチップ搭載可能

ノートパソコンはビデオカードを搭載できませんが、マザーボードに直接ビデオチップを組み込む形で、高性能なビデオチップを搭載できます。

デスクトップパソコン用の高性能なビデオカードよりは性能が劣りますが、十分高いパフォーマンスを発揮するため、高性能ビデオチップを搭載するノートパソコンを選ぶのもありです。

ビデオチップの選び方

ビデオカードの性能は、ビデオチップによって決まってくる部分が大きいので、ビデオカードを選ぶ事はビデオチップを選ぶ事と言えます。一般的な使用用途に使うなら、一般向けのビデオチップの中から選びますが、動画編集に使うなら、他にクリエイター向けのビデオチップも選択候補として上がってきますので、どちらの中から選ぶか決める必要があります。

クリエイター向けビデオカードの特徴

ビデオチップのメーカーは、nVIDIA 社と AMD 社が有名です。各メーカーは、複数のブランド名に分けて製品を提供しています。

nVIDIA 社では、一般向けとして GeForce(ジーフォース)と呼ばれるビデオチップを提供していますが、他にクリエイター向けとして Quadro(クアドロ)と呼ばれるビデオチップも提供しています。

AMD 社でも同様に一般向けとして RADEON(ラデオン)と呼ばれるビデオチップを提供しており、他にクリエイター向けとして FirePro(ファイアプロ)と呼ばれるビデオチップを提供しています。

Quadro と FirePro は、動画編集に関わるグラフィックス処理で高いパフォーマンスを発揮する等の特徴を持っており、動画編集に最適なビデオチップとなっています。以下は、Quadro と FirePro が持つ主な特徴です。
ドライバが OpenGL に最適化されている
ビデオチップは様々な処理を行いますが、その制御はドライバと呼ばれるソフトウェアが行います。ドライバの作り次第でビデオチップが発揮する性能が異なってきます。

Quadro と FirePro 用のドライバは OpenGL(オープンジーエル)と呼ばれるプログラムインターフェース群に最適化されており、OpenGL を利用するソフトウェアで高い性能を発揮するようになっています。

OpenGL は動画編集用ソフトウェアでよく利用されており、OpenGL を使うソフトウェアと OpenGL に最適化されている Quadro、もしくは FirePro を組み合わせれば、強力なパフォーマンスを発揮します。

ソフトウェアの互換性を確保している
動画編集用ソフトウェアを使用すると、ビデオチップによっては何らかの不具合が生じてしまう事があります。Quadro と FirePro では、そのような問題が起きないよう主な動画編集ソフトウェアの動作確認が行われて認証を取得しており、互換性を確保しています。

マルチディスプレイ環境を強力にサポート
動画編集で作業効率を上げるためには、複数の画面を利用する事が効果的です。Quadro と FirePro では、そのような作業環境を構築できるよう複数の画面に出力可能なマルチディスプレイ環境を強力にサポートしています。

RGB 各色10ビットカラー出力に対応している
Quadro と FirePro では、RGB 各色10ビットカラー出力に対応しており、約10億6433万色の表現が可能となっています。これにより、より滑らかなグラデーションや自然に近い色を表現できるようになり、質の高い動画編集作業が可能となります。
上記の特徴を考慮すると、動画編集に使うなら Quadro と FirePro を選びたいところですが、Quadro と FirePro は価格が高く、業務用途向けであり、個人で使うにはオーバースペックでお金をかけすぎとなってしまう場合があります。また、PC ゲームのプレイに適しているとは言えません。

動画編集に使うなら Quadro と FirePro はおすすめですが、GeForce や RADEON でも十分と言えますので、予算や自分が求めるビデオチップの性能を考慮して、どのビデオチップを選ぶか慎重に決めたいです。

クリエイター向けビデオチップの選び方

ソフトウェアが推奨しているビデオチップ

クリエイター向けのビデオチップは、主な動画編集ソフトウェアが推奨しているビデオチップに含まれている事が多いですが、使用ソフトウェアが決まっている場合は、念のためにそのソフトウェアが推奨しているビデオチップを調べ、その中から選ぶと良いです。

Quadro、FirePro どちらも選択候補になる場合、Quadro の方がシェアが大きい事もあり、選びやすいと言えます。ただし、性能面で言えばどちらも優れているため、どちらを選んでも問題ないと言えます。

主要なビデオチップ

以下は、nVIDIA 社のビデオチップ Quadro の比較的新しい製品一覧です。上記ほど新しい製品となります。ビデオチップは、新製品は旧製品と比べると大幅に性能が向上していますので、性能を重視するなら最新の製品を選びたいです。

また、どの程度の性能クラスを選ぶかは行う動画編集内容によりますが、業務用途で本格的な動画編集まで行わないのであれば、スタンダードクラスが選択の目安です。

nVIDIA 製 Quadro(Maxwell アーキテクチャ採用)

ハイスペック スタンダード エントリー
Quadro M6000
Quadro M5000
Quadro M4000
Quadro K2200
Quadro K1200
Quadro K620

nVIDIA 製 Quadro(Kepler アーキテクチャ採用)

ハイスペック スタンダード エントリー
Quadro K6000
Quadro K5200
Quadro K5000
Quadro K4200
Quadro K4000
Quadro K2000
Quadro K2000D
Quadro K600
Quadro K420
Quadro 410

nVIDIA 製 Quadro(Fermi アーキテクチャ採用)

ハイスペック スタンダード エントリー
Quadro 6000
Quadro 5000
Quadro 4000
Quadro 2000
Quadro 2000D
Quadro 600
Quadro 400

以下は、AMD 社のビデオチップ FirePro の比較的新しい製品一覧です。上記ほど新しい製品となります。 Quadro と同様に、選ぶなら最新の製品がおすすめで、スタンダードクラスが選択の目安です。

AMD 製 FirePro W シリーズ(第2世代)

ハイスペック スタンダード エントリー
FirePro W9100
FirePro W8100
FirePro W7100
FirePro W5100 FirePro W4100
FirePro W2100

AMD 製 FirePro W シリーズ

ハイスペック スタンダード エントリー
FirePro W9000
FirePro W8000
FirePro W7000
FirePro W5000
FirePro W5000 DVI

AMD 製 FirePro V シリーズ

ハイスペック スタンダード エントリー
FirePro V7900 SDI
FirePro V7900
FirePro V5900
FirePro V5800 DVI
FirePro V4900
FirePro V3900

一般向けビデオチップの選び方

ソフトウェアが推奨しているビデオチップ

一般向けのビデオチップでも、主な動画編集ソフトウェアが推奨しているビデオチップの中に含まれています。あらかじめ、使用するソフトウェアが決まっているなら、そのソフトウェアが推奨しているビデオチップの中から選ぶと良いです。

一般向けのビデオチップでも nVIDIA 社の方がシェアが大きく、GeForce の方が選びやすいと言えますが、AMD 社の RADEON も優れたビデオチップですので、どちらを選んでも問題ないと言えます。

主要なビデオチップ一覧

ビデオカードを選ぶときは、そのビデオカードに内蔵されているビデオチップの種類を見て、性能の高さを判断します。

以下は、メーカー別に並べた主要なビデオチップ名の一覧です。動画編集にはハイスペッククラスのビデオチップが搭載されたビデオカードの選択が目安ですが、そのようなビデオカードの価格は高いので、予算を抑えたい場合は、スタンダードクラスのビデオチップが搭載されたビデオカードがおすすめです。ただし、動画編集ソフトウェアが対応しているビデオチップを選ぶ場合は、対応しているかどうかの確認も合わせて必要です。

nVIDIA 製 GeForce 10 シリーズ

ハイスペック スタンダード エントリー
NVIDIA TITAN X
GeForce GTX 1080
GeForce GTX 1070
GeForce GTX 1060
GeForce GTX 1050 Ti
GeForce GTX 1050

nVIDIA 製 GeForce 900 シリーズ

ハイスペック スタンダード エントリー
GeForce GTX TITAN X
GeForce GTX 980 Ti
GeForce GTX 980
GeForce GTX 970
GeForce GTX 960
GeForce GTX 950

nVIDIA 製 GeForce 700 シリーズ

ハイスペック スタンダード エントリー
GeForce GTX TITAN Z
GeForce GTX TITAN Black
GeForce GTX TITAN
GeForce GTX 780 Ti
GeForce GTX 780
GeForce GTX 770
GeForce GTX 760 Ti
GeForce GTX 760
GeForce GTX 750 Ti
GeForce GTX 750
GeForce GT 740
GeForce GT 730
GeForce GT 720
GeForce GT 710
GeForce GT 705

nVIDIA 製 GeForce 600 シリーズ

ハイスペック スタンダード エントリー
GeForce GTX 690
GeForce GTX 680
GeForce GTX 670
GeForce GTX 660 Ti
GeForce GTX 660
GeForce GTX 650 Ti BOOST
GeForce GTX 650 Ti
GeForce GTX 650
GeForce GTX 645
GeForce GT 645
GeForce GT 640
GeForce GT 635
GeForce GT 630
GeForce GT 625
GeForce GT 620
GeForce GT 610


AMD 製 RADEON R9 300 シリーズ
AMD 製 RADEON R7 300 シリーズ
AMD 製 RADEON R5 300 シリーズ

ハイスペック スタンダード エントリー
RADEON R9 FURY X
RADEON R9 390X
RADEON R9 390
RADEON R9 380
RADEON R7 370
RADEON R7 360

AMD 製 RADEON R9 200 シリーズ
AMD 製 RADEON R7 200 シリーズ
AMD 製 RADEON R5 200 シリーズ

ハイスペック スタンダード エントリー
RADEON R9 295X2
RADEON R9 290X
RADEON R9 290
RADEON R9 285
RADEON R9 280X
RADEON R9 280
RADEON R9 270X
RADEON R9 270
RADEON R9 260
RADEON R9 255
RADEON R7 265
RADEON R7 260X
RADEON R7 260
RADEON R7 250X
RADEON R7 250
RADEON R7 240
RADEON R5 240
RADEON R5 235X
RADEON R5 235
RADEON R5 230
RADEON R5 220

AMD 製 RADEON HD 7000 シリーズ

ハイスペック スタンダード エントリー
RADEON HD 7990
RADEON HD 7970
RADEON HD 7950
RADEON HD 7870
RADEON HD 7850
RADEON HD 7790
RADEON HD 7770
RADEON HD 7750
RADEON HD 7730
RADEON HD 7670
RADEON HD 7570
RADEON HD 7510
RADEON HD 7470
RADEON HD 7450
RADEON HD 7350

おすすめ NVIDIA Quadro 搭載パソコン販売ショップ

NVIDIA 社のビデオチップ Quadro を搭載するパソコンは、業務で動画編集や画像編集等を行うクリエイター向けであり、一般向けのパソコンと比べると、かなり需要が少ないせいか、販売しているショップは非常に少ないです。

以下は、おすすめな Quadro 搭載パソコン販売ショップ一覧です。
マウスコンピューター
マウスコンピューターは、性能の割りに価格が安いモデルがそろうパソコンメーカーです。デスクトップパソコンで、Quadro K5200、Quadro K4200、Quadro K2200、Quadro K620 を搭載するモデルを販売しています。ノートパソコンでは、Quadro K3100M、Quadro K1100M を搭載するモデルを販売しています。
(2014年11月2日時点)
ドスパラ
ドスパラは、ショップブランドや PC パーツを販売しているパソコンショップです。デスクトップパソコンでは、Quadro K5200、Quadro K4200、Quadro K2200、Quadro K620、Quadro 410 搭載モデルを販売しています。ノートパソコンでは、Quadro K3100M、Quadro K2100M 搭載モデルを販売しています。
(2015年1月21日時点)
パソコン工房
パソコン工房は日本全国に店舗を構え、直販ショップも規模が大きく様々なニーズに応えるパソコンがそろっているパソコンショップです。デスクトップパソコンで、Quadro K5200、Quadro K4200、Quadro K2200、Quadro K620 を搭載するモデルを販売しています。ノートパソコンでは、Quadro K3100M、Quadro K1100M を搭載するモデルを販売しています。
(2014年11月3日時点)

おすすめ AMD FirePro 搭載パソコン販売ショップ

AMD 社のビデオチップ FirePro は、NVIDIA 社のビデオチップ Quadro と競合しており、FirePro を搭載するパソコンも業務で動画編集や画像編集等を行うクリエイター向けであり、一般向けのパソコンと比べると、かなり需要が少ないせいか、販売しているショップは非常に少ないです。

以下は、おすすめな FirePro 搭載パソコン販売ショップ一覧です。
マウスコンピューター
マウスコンピューターは、性能の割りに価格が安いモデルがそろうパソコンメーカーです。デスクトップパソコンで、FirePro W7000(BTO カスタマイズで選択可能)、FirePro W5100 を搭載するモデルを販売しています。
(2015年2月5日時点)
ドスパラ
ドスパラは、ショップブランドや PC パーツを販売しているパソコンショップです。デスクトップパソコンで、FirePro W9100、FirePro W8100、FirePro W5100、FirePro W2100 を搭載するモデルを販売しています。
(2015年2月5日時点)


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