バッテリーの急速充電

最終更新日 2022年06月02日

バッテリーの急速充電とは

基礎

バッテリーの急速充電とは、バッテリーに電流を流し電気エネルギーを非常に速く蓄えることです。高速充電と呼ぶ場合もあります。

急速充電の定義

急速充電の明確な定義がなく曖昧です。一般的には0.5Aより大きい電流での充電に対応を急速充電の定義とします。急速充電が登場した当時はインターフェースの規格がUSB 2.0が標準です。USB 2.0では最大電流が0.5Aです。メーカーが独自に0.5Aを超えることで充電速度を上げて急速充電としたため、0.5A超えが急速充電の定義になりました。

急速充電2、急速充電3

急速充電2とはQuick Charge 2.0、急速充電3とはQuick Charge 3.0を指します。Quick ChargeはQualcommが開発した急速充電規格です。値はバージョンです。NTTドコモが急速充電2、急速充電3という名称を付けました。NTTドコモが独自に使用する名称であり他では使用しません。

短時間充電

バッテリーの短時間充電とは、バッテリーの残量が少ないときに電力を増やして短時間で充電することです。バッテリーの残量が多いときは、満充電(100%)すると劣化が早まるので、電力を減らし時間をかけて充電します。バッテリーの劣化を抑える急速充電と言えます。

電力供給側、ケーブル、充電側、全てが対応の必要あり

急速充電を行うには、電力供給側、ケーブル、充電側、全てが急速充電に対応の必要があります。例えば、電力供給側の充電器と充電側のスマートフォンをケーブルで接続する場合、充電器やケーブルが急速充電に対応でも、スマートフォンが急速充電に非対応だと急速充電できません。

発熱

急速充電で大きな電流が流れると発熱が大きいです。充電器やモバイルバッテリーを熱が逃げにくい場所で使用しない、USBケーブルを束ねて使用しない、以上に気をつけるとよいです。

急速充電規格

ASUSのBoostMaster

ASUSのBoostMasterとは、ASUSが開発した急速充電規格です。最大出力電力が18W(9V/2A)です。ASUSのZenFone 2のバッテリー容量が3,000mAhですが、BoostMasterで充電すると0%から約60%まで約39分かかります。BoostMasterで充電するには、ASUSが指定する充電器とUSBケーブルが必要です。ASUSが指定する充電器とは、BoostMasterに対応の充電器です。ASUSが指定するUSBケーブルとは、出力電流2Aに対応できるUSBケーブルです。

HUAWEIのSuper Charge

HUAWEIのSuper Chargeとは、HUAWEIが開発した急速充電規格です。Huawei Super ChargeとHuawei 40W Super Chargeに分かれており、最大出力電力が前者は22.5W(5V/4.5Aまたは4.5V/5A)、後者は40W(10V/4Aまたは5V/8A)です。Super Chargeに対応の充電器が純正品のみです。サードパーティー製品がありません。

OPPOのSuper VOOC

OPPOのSuper VOOCとは、OPPOが開発した急速充電規格です。最大出力電力が50W(10V/5A)です。2つのバッテリーを並列充電する仕組みを採用しています。容量が3,400mAhのバッテリーの場合、容量が1,700mAhのバッテリーが2つあり、並列充電により約35分で満充電(100%)できます。

QualcommのQuick Charge

QualcommのQuick Chargeとは、Qualcommが開発した急速充電規格です。最大出力電力がバージョンによって異なります。Quick Charge 5では100W以上です。

cheeroのAuto-IC

cheeroのAuto-ICとは、充電器やモバイルバッテリーを接続した機器を判別し、充電速度が最大になるよう出力電力を調整する技術です。出力電圧がUSBの出力電圧と同じ5Vです。出力電圧が5V固定で出力電流を大きくし急速充電を行います。そのため、充電対象機器が5Vより高い電圧で充電可能でも、Auto-ICでは出力電圧は大きくできず出力電流は大きくできます。

BuffaloのAUTO POWER SELECT

BuffaloのAUTO POWER SELECTとは、充電器やモバイルバッテリーに接続した機器ごとに、充電速度が最大になるよう出力電力を調整する技術です。出力電圧を5Vとし、充電対象機器に対し流せる最大電流で充電します。電圧を5Vより高くし充電速度を上げる充電対象機器に対しては電圧を5Vより高くできません。

AUTO POWER SELECT対応充電器やモバイルバッテリーに最大出力電流があります。その最大出力電流より大きい電流を出力できないので、充電対象機器が流せる最大電流より下回る場合があります。例えば、AUTO POWER SELECT対応充電器の最大出力電流が2.4Aの場合、充電対象機器が最大電流3Aまで対応可能でも、流す電流が最大2.4Aまでです。

AnkerのPowerIQ

AnkerのPowerIQとは、充電する機器に対し充電速度が最大になるよう最適な電流を出力する技術です。急速充電規格が複数ありますが、充電器やモバイルバッテリー、充電対象機器が同じ急速充電規格に対応していないと急速充電できません。PowerIQに対応の充電器やモバイルバッテリーがあれば、急速充電規格の違いを気にせずに急速充電できます。例えばQuick Charge対応充電器とQuick Charge対応スマートフォンがあるとします。両者を組み合わせて使用するとQuick Chargeで急速充電できます。Quick Charge非対応の充電器だと急速充電できませんが、Quick Charge非対応でもPowerIQ対応であれば急速充電できます。

充電対象機器が複数あり対応する急速充電規格がバラバラであれば、PowerIQに対応の充電器やモバイルバッテリーが役立ちます。ただし、PowerIQが他メーカーの急速充電規格と互換性があるわけではないので、急速充電規格が実現可能な最大充電速度になるとは限りません。例えば、ある急速充電規格が9Vの出力電圧で最大充電速度になる場合、PowerIQでは最大出力電圧が5Vなので、その急速充電規格の最大充電速度になりません。最大出力電圧を5Vとし、最適な電流を出力し急速充電します。


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