インテルCPU開発コードネームのCovington
最終更新日
2024年02月26日
インテルCPU開発コードネームのCovingtonとは
基礎
インテルCPU開発コードネームのCovingtonとは、Pentium IIから2次キャッシュをなくしたCeleronの開発コードネームです。コヴィントンと読みます。発売年
1998年にCovingtonのCPUの発売が始まりました。マイクロアーキテクチャー
CovingtonのマイクロアーキテクチャーがP6です。プロセスルール
Covingtonのプロセスルールが250nmです。ブランド
CovingtonのブランドにCeleronがあります。Covingtonのキャッシュメモリー
2次キャッシュなしの理由
CovingtonはDeschutesの廉価版です。Deschutesは2次キャッシュがあります。Covingtonは2次キャッシュがありません。Deschutesの2次キャッシュは、オンダイでは歩留まりが低いためオフダイです。オフダイではコストが高いですが、DeschutesはブランドがPentium IIであり、Pentium IIは高価格ですが高性能が特徴のため問題ありません。CovingtonはブランドがCeleronであり、Celeronは低価格が特徴です。そのため、高いコストがかかるオフダイで2次キャッシュの搭載ができませんでした。後継のMendocinoでは2次キャッシュあり
Covingtonは2次キャッシュがないため性能が低く、ユーザーからの評判が低かったです。そのため、Covingtonの後継のMendocinoでは2次キャッシュを搭載です。Mendocinoでは2次キャッシュがオンダイです。歩留まりが低い問題は、プロセスルールを220nmに縮小してダイのサイズを小さくし解決しました。コストを下げるためにMendocinoでは2次キャッシュ容量を半分にしています。出典
・ASCII.jp:半導体プロセスまるわかり 新技術導入で浮上した銅汚染問題 (1/3)(2014/02/23更新記事)
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