命令セットアーキテクチャーのx86とIA-32は同じ？違う？

最終更新日 2023年09月07日

Insider's Computer Dictionary：x86アーキテクチャ とは？ - ＠IT には、命令セットアーキテクチャーの x86 について、以下のとおり書かれています。(この記事の最終更新日は2002年10月29日)

　1978年に発表されたIntel社の8086と、その後継のプロセッサで採用されている命令セットアーキテクチャの総称。

同記事には、命令セットアーキテクチャーの IA-32 について、以下のとおり書かれています。

　80386では、新たに32bitモードが導入され、32bitのレジスタや32bit演算命令などが用意された。

(略)

この32bitモード以降のx86アーキテクチャを称して、特に、「IA-32アーキテクチャ」という。

8086 から採用された命令セットアーキテクチャーを x86 アーキテクチャーと呼びますが、80386 からは x86 アーキテクチャーに 32bit モードが導入されて IA-32 アーキテクチャーと呼ぶこともあるようです。

命令セットアーキテクチャーの x86 と IA-32 は、厳密には同じではなく違いますが、ほぼ同じと見なせると考えられます。

ASCII.jp：意外と知らない？ 命令セットの正しい知識 (1/2)｜ぱそぢえ〜3分で分かるPCの基本 には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2008年9月12日)

パソコンの世界ではインテルが開発したx86命令セット（インテルはx86命令セットのことをIA-32と呼ぶようになったが、一般的にはx86と呼ばれている）が広く普及している。

命令セットアーキテクチャーの x86 をインテルは IA-32 と呼ぶようになりましたが、IA-32 という呼び方は普及せず一般的には x86 という呼び方が普及しているようです。

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