Pentium Mと(モバイル)Pentium 4(-M)の違いとは?

最終更新日 2019年05月20日

Pentium 4、モバイル Pentium 4、モバイル Pentium 4-M、Pentium M の違いとは何か

Pentium 4 はデスクトップパソコン向け CPU、モバイル Pentium 4、モバイル Pentium 4-M、Pentium M はノートパソコン向け CPU だろうとわかりますが、特にノートパソコン向け CPU それぞれの違いがわかりにくいです。

はじめにそれぞれの違いを簡易にまとめると、以下のとおりです。

Pentium 4 ・デスクトップパソコン向け CPU
・SpeedStep に対応していない
・主にクロック周波数を高めることにより性能が向上
モバイル Pentium 4 ・フルサイズノートパソコン向け CPU
・SpeedStep に対応している
・Pentium 4 よりも低消費電力、低発熱
・主にクロック周波数を高めることにより性能が向上
モバイル Pentium 4-M ・フルサイズ、シン&ライトノートパソコン向け CPU
・SpeedStep に対応している
・モバイル Pentium 4 よりも低消費電力、低発熱
・主にクロック周波数を高めることにより性能が向上
Pentium M ・シン&ライトノートパソコン向け CPU
・SpeedStep に対応している
・モバイル Pentium 4-M よりも低消費電力、低発熱
・主に処理効率を高めることにより性能が向上
・クロック周波数が同程度の Pentium 4、モバイル Pentium 4、モバイル Pentium 4-M と比較すると Pentium M の方が高性能

以降では、各 CPU の違いについてわかる記事を見ていきます。

【短期集中連載】Centrioの謎を解く には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2003年3月10日)
 なお、補足しておくと、デスクトップリプレースメントの市場には、「-M」がつかないモバイルPentium 4プロセッサが第3四半期に投入される。モバイルPentium 4は、基本的にはデスクトップPC向けCPUだが、SpeedStepテクノロジに対応していることが大きな違いとなる。
モバイル Pentium 4 にはモバイルと付きますが、Pentium 4 と違って SpeedStep に対応しているそうです。ちなみに、モバイル Pentium 4-M も SpeedStep に対応しています。

「基本的にはデスクトップPC向けCPU」と書かれていますが、モバイル Pentium 4 はデスクトップパソコン向け CPU の Pentium 4 と基本的に同じという意味と思われます。

同記事のさらなる解説によると、モバイル Pentium 4 は TDP が大きくフルサイズノートパソコンに採用され、モバイル Pentium 4-M は TDP が小さくフルサイズノートパソコンやシン&ライトノートパソコンに採用されるそうです。

2/2 Centrino、Pentium M、モバイルPentium 4はどう違う Centrinoと3種のPentiumのナゾ [PC周辺機器] All About には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2003年8月4日)
 では、「モバイルPentium 4」は何でしょうか? これは、デスクトップPCで使われているPentium 4をベースに、ノートPC向けに省電力機能を強化したり発熱を減らしたりしたCPUです。よく見ると、右下の「4」の数字の上に「m」と描かれていますね。
Pentium 4 とモバイル Pentium 4 は、消費電力や発熱量に違いがあり、モバイル Pentium 4 は消費電力や発熱量が抑えられているようです。

秋商戦前にCentrino/Pentium Mの意味を再確認する 笠原一輝のユビキタス情報局 には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2003年9月10日)
 筆者はPentium Mプロセッサ(以下Pentium M)の特徴は、大きくいって3つあると思う。1つは熱設計消費電力が従来のモバイルPentium 4-Mなどに比べて低いことであり、2つ目が平均消費電力がモバイルPentium III-Mなどに比べて低くなっていること、そして最後に処理能力がモバイルPentium III-MやモバイルPentium4ーMなどに比べて高くなっているということだ。
熱設計消費電力とは、TDP のことです。Pentium M は、モバイル Pentium4ーM と比べて TDP や平均消費電力が低いですが、処理能力は高いようです。

同記事では、Pentium M 1.60GHz とモバイル Pentium 4-M 1.80GHz、それぞれの TDP、平均消費電力、ベンチマークソフトウェアの MobileMark 2002 による性能結果を、以下のとおり掲載しています。

  Pentium M 1.60GHz Pentium 4-M 1.80GHz
熱設計消費電力 24.5W 35W
平均消費電力 1W以下 2W以下
MobileMark2002
Performance Rating
186 131

クロック周波数、TDP、平均消費電力を見ると、どれもモバイル Pentium 4-M 1.80GHz の方が高いので性能も高そうですが、Pentium M 1.60GHz の方がかなり性能が高いようです。

CPUの違いが分かりにくい - 日経トレンディネット には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2004年10月05日)
インテルの代表的なCPUといえば「Pentium 4」と「Pentium M」。いずれも「Pentium III」から枝分かれしたCPUです。この2つはそもそも設計思想が大幅に異なります。Pentium 4はとにかく動作周波数を高めることが目標。処理効率が低くても、動作周波数でカバーするという設計です。その設計は「NetBurstアーキテクチャ」と呼ばれています。

 一方のPentium Mは、動作周波数よりも内部の処理効率を高めました。洗練された内部設計と、増強した2次キャッシュメモリーにより、同じ周波数で動作するPentium 4よりも高性能を発揮します。弊誌ベンチマークテストによれば、1.7GHzで動作するPentium Mは、3.2GHzで動作するPentium 4よりも高性能となっています。Pentium MはPentium 4よりも低消費電力で動作するため、ノート向けに使われています。
CPU は主に動作周波数を高めることで性能を向上してきましたが、それを続けて作られたのが Pentium 4、動作周波数ではなく主に処理効率を高めることで性能が向上したのが Pentium M のようです。

基本的に CPU は動作周波数が高いほど性能が高いですが、Pentium M は動作周波数が低くても処理効率が高いことにより性能が高いので、Pentium 4 と Pentium M を動作周波数を見て性能を比較することはできないようです。

ASCII.jp:P4もかすむPentium M自作の魅力 (1/2) には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2005年1月24日)
Pentium Mといえば、20WソコソコのTDPながらPentium 4に匹敵するほどの性能をもつモバイルCPUだ。
Pentium M は Pentium 4 よりも TDP が低くても性能は同じくらいのようです。

基本的に CPU はクロック周波数が高いほど TDP も高いですが、Pentium M はクロック周波数を抑えながら処理効率を高めて性能が向上しましたので、Pentium 4 と比べて TDP が低くても性能が高いと考えられます。


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