Pentium 4のシステムバスクロック800MHzは間違い?

最終更新日 2019年10月11日

Pentium 4 のシステムバスクロックを 800MHz と表記するのは厳密には間違いなのか

パソコン仕様の正しい読み方(上) | 日経 xTECH(クロステック) には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2003年11月18日)
例えばPentium 4の場合,「システムバスクロック」の項目で「800MHz」と表記するのは,厳密に言えば間違いだ(図2[拡大表示])。システムバスは,CPUとメモリー間を結ぶバスのこと。FSB(Front Side Bus)という表記でなじみがある人もいるだろう。このFSBは実際に800MHzの「クロック」で動作している訳ではない。FSBのクロックの周波数は200MHzでしかない。これにストローブ信号と呼ばれる400MHz動作の同期信号を二つ使って,800MHzの周波数のデータ信号をやり取りする。ストローブ信号は,カメラのストロボのように,データを送受信するタイミングを伝える信号だ。文字通りクロックが常に同じ周波数で発信しているのに対して,ストローブ信号とデータ信号はデータをやり取りするときだけに発信する。

図2●米Intel社のCPUバス・クロック「800MHz」の意味
図2●米Intel社のCPUバス・クロック「800MHz」の意味

Pentium 4 に関する仕様にシステムバスクロックが 800MHz と書かれていることがありますが、実際の動作クロック周波数は 800MHz ではなく 200MHz のようです。

400MHz のストローブ信号を利用し、同じく 400MHz だが周期(位相)をずらしたストローブ信号も利用して、データ信号は 800MHz で動作するようにしているようです。

ストローブ信号を利用せずにデータ信号を 800MHz にするには、実際の動作クロック周波数も 800MHz にする必要があります。

実際のクロック周波数は 200MHz ですが、ストローブ信号を利用し、まるで実際のクロック周波数が 800MHz であるかのように見えますので、Pentium 4 に関する仕様にシステムバスクロックは 800MHz と表記していると考えられます。

同記事に書かれているとおりシステムバスクロックを 800MHz と表記することは厳密には間違いですが、わかりやすいとは思います。

システムバスクロックは、実際のクロック周波数のように見えるデータ信号のクロック周波数を表記するとして、実際のクロック周波数の 200MHz について何か呼び方があればわかりやすいと思います。

何か良い呼び方がないか、Pentium 4 のシステムバスについて書かれている記事を見てみます。

Intel、来年第2四半期にFSB 800MHzのHT対応版Pentium 4を投入 後藤弘茂のWeekly海外ニュース には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2002年11月19日)
FSB 800MHzはクアッドパンプ(4倍速)なので、ベースクロックは200MHzとなる。
同記事ではシステムバスではなく FSB という用語を利用していますが、システムバスは 800MHz と表記し、実際のクロック周波数の 200MHz はベースクロックと呼んでいます。

最後にして最強のNorthwoodコアPentium 4 3.20GHz登場 AKIBA PC Hotline! Hothotレビュー には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2003年6月24日)
HTテクノロジに対応し、システムバスは800MHz(200MHzのクアッドパンプ)になっており、利用するにはIntel 875/865ファミリーなどの800MHzバスに対応したチップセットを搭載したマザーボードが必要になる。
同記事ではシステムバスの 800MHz は、実際のクロック周波数 200MHz を4倍にしたものであるとわかるように表記しています。

クアッドパンプとは、ストローブ信号を利用しデータ信号の周波数を実際のクロック周波数の4倍にする技術のことを指すと考えられます。


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