CPUのスレッド

最終更新日 2023年09月07日

CPUのスレッドとは

基礎

CPUのスレッドとは、CPUが実行する分割した処理の単位です。

OS等のソフトウェアがCPUに何らかの処理を行わせる場合、処理を分割して実行します。分割した処理の単位がスレッドです。

スレッド数

スレッド数とは、CPUが同時に処理できるスレッドの数です。

コア数とスレッド数

1コアあたりのスレッド数が1の場合、コア数とスレッド数が同じです。CPUによっては1コアあたりのスレッド数が2であり、スレッド数がコア数の2倍です。コア数が同じの場合、スレッド数が多いほど高性能です。例えば、4コア4スレッドよりも4コア8スレッドの方が高性能です(コア数やスレッド数以外の仕様は同じとする)。スレッド数が同じの場合、コア数が多いほど性能が高いです。例えば、2コア4スレッドよりも4コア4スレッドの方が高性能です(コア数やスレッド数以外の仕様は同じとする)。

マルチスレッディング

マルチスレッディングとは

マルチスレッディングとは、1コアで同時並行に複数のスレッドの処理を可能にする技術です。今のところ1コアあたり2スレッド同時並行に処理が可能なので、スレッド数がコア数の2倍です。性能向上効果の大きさが処理によって違いますが、平均的に見て約20%程度向上します。

インテルとAMDどちらも同じような技術を開発し、インテルの技術はハイパースレッディング・テクノロジーと呼びます。全てのCPUが対応ではなく、コア数とスレッド数が異なり、コア数よりもスレッド数の方が多いと対応とわかります。

CPU全体のスレッド数がコア数の2倍にならない場合がある

インテルのCPUにハイパースレッディング・テクノロジー対応コアと非対応コアの両者を搭載する製品が登場したので、CPU全体のスレッド数がコア数の2倍にならない場合があります。例えばCore i9-12900Kは16コア24スレッドです。ハイパースレッディング・テクノロジー対応コアが8個、非対応コアが8個あるためです。8コア16スレッドと8コア8スレッドを足して16コア24スレッドです。

物理コアと論理コア

コアとスレッドは、それぞれ物理コアと論理コアと呼ぶこともあります。

コアは、物理的に存在するコアなので物理コアです。

スレッドは、OSやアプリケーションでは実際に存在するコアのように認識し、論理的に存在するコアなので論理コアです。

出典

クアッドコア“Kentsfield”で幸せになるのは誰だ:イマドキのイタモノ(1/2 ページ) - ITmedia PC USER(2006/11/02公開記事)


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