Photoshopではビデオカード(GPU)は必要?

最終更新日 2019年10月11日

Photoshop ではビデオカード(GPU)は必要なのか

多くのパソコンでは CPU に内蔵されている GPU を使います。この CPU 内蔵 GPU ではなく、ビデオカードの GPU を使うパソコンもあります。

ビデオカードを搭載できないノートパソコン等では、CPU 内蔵 GPU ではなくマザーボードに実装した GPU を使うパソコンもあります。ここでは、CPU 内蔵 GPU 以外の GPU をビデオカード(GPU)と書くことにします。

ソフトウェアによってはビデオカード(GPU)が必要になりますが、Photoshop では必要なのでしょうか。

Photoshop の必要システム構成 にて、グラフィックプロセッサーの要件を見てみます。(この記事の最終公開日は2018年10月16日)
グラフィックプロセッサーが必要な機能

Photoshop で互換性のあるグラフィックプロセッサー(グラフィックカード、ビデオカード、または GPU など)を使用すると、パフォーマンスと機能の改善を体験できます。また、お使いのコンピューターのグラフィックプロセッサーまたはそのドライバーが Photoshop と互換性がない場合は、表示の問題、パフォーマンスの問題、エラー、またはクラッシュが発生する可能性があります。

GPU なしでは動作しない機能

グラフィックプロセッサーがサポートされていない、またはそのドライバーに問題がある場合は、これらの機能は動作しません。

・3D
・油彩
・レンダリング - フレイム、ピクチャフレームおよびツリー
・スクラブズーム
・概要
・フリックパン
・滑らかなブラシサイズ変更

アクセラレーションに GPU を必要とする機能

・アートボード
・Camera Raw (詳細情報)
・画像サイズ - 詳細を保存
・フォーカスの選択
・ぼかしギャラリー - フィールドぼかし、光彩絞りぼかし、チルトシフト、パスぼかし、スピンぼかし(OpenCL の加速化)
・スマートシャープ(ノイズ削減 - OpenCL の加速機能)
・遠近法ワープ
・選択およびマスク(OpenCL の加速機能)
GPU によっては動作しない機能があるようです。グラフィックプロセッサーの要件にはテスト済みのグラフィックカードが書かれていますが、そこに CPU 内蔵 GPU が見られますので、Photoshop ではビデオカード(GPU)が絶対に必要になるわけではないようです。

一般的にビデオカード(GPU)の方が CPU 内蔵 GPU よりも性能が高いので、CPU 内蔵 GPU では性能が足りないならビデオカード(GPU)が必要となります。

どれくらいの性能があれば良いのかは人それぞれ違いますので、ビデオカード(GPU)が必要か不要かも人それぞれ違います。

Broadwellの性能を徹底解剖2 -内蔵GPU性能の検証編- - AKIBA PC Hotline! では、Photoshop CC 2015 である処理を行い、CPU 内蔵 GPU やビデオカード(GPU)の間で、どれくらい処理時間に差が出てくるのか検証した結果を掲載しています。(この記事の公開年月日は2015年7月1日)
 Photoshop CC 2015では、四つのレイヤーで構成した6,000×3,000ドットのファイルに対して、レベル補正、ぶれの低減、スマートシャープ、レイヤーの歪み補正、照明効果フィルタなどを含むアクションを実行し、実行時間を計測した。

Core i7-5775C(3.3GHz) 51.2秒
Core i7-4790K(4GHz) 65.7秒
Core i5-5675C(3.1GHz) 357.0秒
Core i5-4690K(3.5GHz) 340.0秒
A10-7870K(3.9GHz) 108.0秒
Core i7-5775C+GeForce GTX 970 45.9秒
Core i7-4790K+GeForce GTX 970 43.1秒

Core i7-5775C の内蔵 GPU と GeForce GTX 970 を比べて見ると、Core i7-5775C の内蔵 GPU ほど性能が高ければ、GeForce GTX 970 を導入するほどではないように見えます。

Core i7 4790K の内蔵 GPU と GeForce GTX 970 を比べて見ると、GeForce GTX 970 を導入する価値はありそうです。

Core i5-5675C、Core i5-4690K では他と比べて処理時間が長いですが、同記事によると一部フィルタで処理時間が長くなるそうで、CPU の性能が足りないようです。

このことから、ビデオカード(GPU)よりも CPU の性能を重視する方が良く、予算に余裕があればビデオカード(GPU)を導入すると良いとわかります。

以上のビデオカード(GPU)を必要になるかどうかの判断は、あくまでも同記事の検証結果を基にしています。CPU 内蔵 GPU やビデオカード(GPU)の性能の高さは製品によって異なり、Photoshop で行う処理は人によって異なりますので、同じような判断をすれば良いとは限りません。

ASCII.jp:GPUよりメモリーが重要、写真編集こだわるならDAIV、サクサク編集するならm-Book Wがオススメ には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2018年4月5日)
 なお、GPUの差は使用するツールの種類によって違いがある。先程の利用可能なメモリーを超えて仮想メモリーとしてディスクアクセスしているスクショをみると、GPUはそれほど機能しておらず、CPUの処理がほとんどなのもわかる。Photoshopの初期から備わっているような明るさ補正等ではGPUの機能はほぼ使用せず、比較的新しめのツールではGPUを使う場合が多い。「ぼかす」処理にしても単純にぼかすツールではそれほどの恩恵はないがレンズのぼけをシミュレートする「フィールドぼかし」やチルトシフト等の含まれる「ぼかしギャラリー」では、GPUの効果は大きい。

 CPU内蔵のGPUに比べるとGPUが別途搭載されているほうが処理能力的には確実に有利だが、GPUの性能差はその値段ほどの差にはならないので覚えておくといいだろう。Photoshopだけに限っていうならGPUよりはCPUやメモリーにお金をかけたほうがいい。なお、PhotoshopがGPUを使うといってもあくまでも使うのは「OpenCL」であって「Direct X」ではない点は覚えておこう。
この記事からも、ビデオカード(GPU)よりもまずは CPU の性能を重視する方が良いとわかります。メインメモリーも重要と伺える内容が書かれています。

人によって違いますが、Photoshop はメインメモリー使用量が大きく、メインメモリー容量が不足するとスワップが発生する、すなわちストレージの一部をメインメモリーの代わりに使うようになり、ストレージのアクセス速度はメインメモリーと比べて大幅に遅いので、Photoshop の動作速度が大きく落ちます。

同記事では SSD 搭載パソコンを紹介していますので触れていませんが、ビデオカード(GPU)よりもまずはストレージにもお金をかけて SSD にする方が良いです。

Photoshop に限って見てもメリットは大きく、Photoshop の起動にかかる時間が短くなる他、SSD は HDD よりもアクセス速度が速いのでスワップ発生時 Photoshop の動作速度低下を HDD よりは抑えられます。

・Photoshop では、ビデオカード(GPU)が絶対に必要になるわけではない
・ビデオカード(GPU)よりも CPU、メインメモリー、ストレージの性能を重視する方が良い
・自分にとってビデオカード(GPU)があると作業時間の短縮が望め、お金をかけるだけの価値があるなら導入する


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