CRTディスプレイの垂直走査周波数

最終更新日 2024年04月26日

基礎

CRTディスプレイの垂直走査周波数とは、CRTディスプレイが1秒間当たりに画面全体を更新する回数です。スイチョクソウサシュウハスウと読みます。他の呼び方には、垂直同期周波数、垂直スキャンレート、スキャン周波数、リフレッシュレートがあります。

垂直走査周波数の単位

垂直走査周波数の単位がHzです。ヘルツと読みます。

垂直走査周波数が高いメリット

垂直走査周波数が高いと、画面のちらつきを抑えられる、以上のメリットがあります。

垂直走査周波数が低いとちらつきを感じる理由

CRTディスプレイでは、電子ビームを蛍光体に当てて発光させることによって画面を表示します。電子ビームを画面の左から右に走査することを上から下まで繰り返すことによって、画面全体が発光します。蛍光体が発行し続ける時間が非常に短いので、垂直走査周波数が低い、すなわち一連の走査を繰り返すのが遅いと、蛍光体が点滅しているように見えてきて画面のちらつきを感じます。

垂直走査周波数が高くても点滅している

垂直走査周波数が高い、すなわち一連の走査の繰り返しが速いと、実際には蛍光体が点滅しているが点滅間隔が非常に短く、人間の目には点滅していないように見えるため、画面のちらつきを抑えられます。

垂直走査周波数の目安

垂直走査周波数の目安が70Hzです。70Hzを下回ると多くの人が画面にちらつきを感じるためです。もちろん70Hzでも感じる人がいますので、70Hzより高いほど良いです。

・垂直走査周波数 - 意味・説明・解説 : ASCII.jpデジタル用語辞典(2010/04/16更新記事)
・リフレッシュレート（refresh rate）とは？ 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
・リフレッシュレート(refresh rate) 鈴木直美の「PC Watch先週のキーワード」(1998/06/24公開記事)

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