ディスプレイのリフレッシュレート

最終更新日 2021年08月06日

ディスプレイのリフレッシュレートとは

ディスプレイのリフレッシュレートとは、1秒間に画面を書き換える回数です。

単位はHz(ヘルツ)を利用し、60Hzであれば1秒間に60回です。

画面ではパラパラ漫画のように静止画を高速に書き換えており、書き換えている様子を人間の目で認識するのが困難ですが、動きが激しい映像だとリフレッシュレートの高さによって見え方が変わります。

リフレッシュレートが高いほど動きが激しい映像を滑らかに表示できるため、動画コンテンツの視聴、ゲームのプレイに使用する場合に適しています。

3D映像の視聴には、リフレッシュレートが高いディスプレイが必要です。

ただし、リフレッシュレートが高いディスプレイがあっても、パソコン側がフレームレートが高い映像出力に対応していないと、ディスプレイではリフレッシュレートの高さを活かせません。

例えば、ディスプレイのリフレッシュレートが120Hzであっても、パソコンが出力する映像のフレームレートが60fpsであれば、ディスプレイのリフレッシュレートが60Hzの場合と同じです。

垂直走査周波数

ディスプレイの仕様には、水平走査周波数(水平同期周波数)と垂直走査周波数(垂直同期周波数)が記載されていますが、垂直走査周波数がリフレッシュレートです。

仕様にリフレッシュレートと記載しているディスプレイもありますが、垂直走査周波数として記載している場合が多いです。

水平走査周波数と垂直走査周波数は、CRTモニターで使用されてきた用語であり、水平走査周波数は画面の左から右へ1本の線を1秒間に何本表示できるかを示し、垂直走査周波数は1画面分の線を1秒間に何回表示できるかを示します。

CRTモニターはブラウン管テレビと同じで画面の左から右へ1本の線を表示することを上から下まで繰り返して1画面を表示しており、水平走査周波数と垂直走査周波数が高いほど、ちらつきが少ないです。

液晶ディスプレイではCRTモニターのように画面を表示しておらず画面全体を同時に表示していますが、画面に表示されるまでは映像データをCRTモニターの表示順序と同様に画面の左上から右下へ処理します。

画面表示に関しては仕組みが変わりましたが、映像データの処理は水平走査周波数と垂直走査周波数の考え方が基本ですので、液晶ディスプレイでも水平走査周波数と垂直走査周波数として仕様に記載されています。

リフレッシュレートの種類

主なリフレッシュレート

以下は、主なリフレッシュレートです。

リフレッシュ
レート
特徴等
60Hz 標準的なリフレッシュレートであり、動きが激しい映像を表示しても十分滑らかに表示され、不満に感じるほどではありません。
120Hz 動画コンテンツの視聴、ゲームのプレイに適しており、3D映像の視聴に対応できます。
144Hz 120Hzよりも高いですが、120Hzとの違いを認識するのが難しいです。
240Hz ここまで高いと120Hzとの滑らかさの違いが認識できます。

60Hz

リフレッシュレートの高さを重視しなければ、60Hzが選択の目安です。

インターネット、メール等の日常利用、オフィスソフトウェア等を利用するビジネス用途、動画・画像編集等、あらゆる用途でも60Hzあれば十分です。

60Hzを下回るディスプレイは無きに等しく、どれも60Hz以上あります。

120Hz

動画コンテンツの視聴、PC ゲームのプレイに使用し、リフレッシュレートの高さを重視する場合、120Hzが選択の目安です。

リフレッシュレートが高いメリット

リフレッシュレートが高いと、画面に表示される動画の動きが滑らかに表示され、動いているものの視認性が高いメリットがあります。

動きの激しい映画、スポーツ、ゲーム等が、カクついたりせず残像が見えたりせず滑らかにきれいに見えます。

動画ではなくても、文字表示をスクロールさせても文字がにじまずにはっきりと見えます。

リフレッシュレートよりもフレームレートが低くても、ディスプレイはリフレッシュレートが高いほど応答速度が速い傾向が見られますので、リフレッシュレートが過剰性能になっても全く無駄になるわけではありません。

リフレッシュレートとゲーム

ゲームではリフレッシュレートの高さが重要ですが、特にFPS(First Person Shooter)や格闘等、動きが滑らかに表示されないと勝敗に影響しますので重要です。

ただし、リフレッシュレートが高くでもゲームのフレームレートが足りないと、滑らかに表示されません。

可変リフレッシュレート

可変リフレッシュレートとは、ディスプレイのリフレッシュレートを制御し、フレームレートの変動に応じてリフレッシュレートを変動させる技術です。

英語では、VRR(Variable Refresh Rate)と呼びます。

可変リフレッシュレートではないと、映像の表示を一定の周期で更新し、例えば60Hzであれば1秒間に60回更新します。

ゲーム等のフレームレートはリフレッシュレートと常に一致することがまずなく、両者の差が発生すると映像表示に問題が発生します。

ここでは60Hzを前提としますが、1/60秒の間に次に表示するフレームの描画処理が終わらないと、途中まで描画したフレームを前のフレームに重ねて表示します。

この現象を、ティアリングと呼びます。

例えば、フレームの上半分まで描画処理が終わったときに更新があると、上半分には新たに描画したフレーム、下半分には前のフレームが表示されます。

動きのない映像だと問題ありませんが、動きがある映像だと上下がずれて見えます。

次に表示するフレームの描画処理が終わるまで前のフレームを表示し続けることも可能ですが、その場合はリフレッシュレートが落ち、2/60秒かかれば30Hzになります。

この現象を、スタッタリングと呼びます。

可変リフレッシュレートを利用すると、フレームレートに合わせ描画処理が終わったら映像表示を更新しますので、上記の問題を解決できます。

NVIDIA、AMDが可変リフレッシュレートを開発し、NVIDIAの技術をG-SYNC、AMDの技術をFreeSyncと呼びます。

どちらの技術も利用するには、ディスプレイ側とGPU側、両者が対応している必要があります。

可変リフレッシュレートは、リフレッシュレートが高いディスプレイを使用してゲーム映像を表示するときに重要なため、高リフレッシュレート対応ディスプレイ、高性能GPUが主に対応しています。


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