ディスプレイのコントラスト比

最終更新日 2023年09月07日

コントラスト比とは

基礎

コントラスト比とは、白色と黒色の輝度(明るさ)の比です。コントラストヒと読みます。例えば、画面に白色を表示したときの輝度が500cd/u、黒色を表示したときの輝度が1cd/uなら、コントラスト比が500:1です。

コントラスト比が高いメリット

コントラスト比が高いほど、明るい色と暗い色の部分がはっきりし、メリハリのある鮮やかな画質が得られます。コントラスト比が高すぎるとよくない場合があります。高すぎると白飛び、黒つぶれ、中間色つぶれが発生する場合があります。これらが発生せず見た目がおかしくなくても、目が疲れやすい原因になる場合があります。問題があればコントラスト比を調節すればよいので、ディスプレイの最大コントラスト比が高くてもよいです。

暗室コントラスト比、明室コントラスト比

一般的にコントラスト比が暗室コントラスト比

一般的にコントラスト比が暗室コントラスト比を指します。暗室コントラスト比とは、外光がない場合のコントラスト比です。ディスプレイが外光を反射し、反射の有無によって輝度が変わるため、暗室コントラスト比と明室コントラスト比があります。明室コントラスト比とは、外光がある場合のコントラスト比です。

明室コントラスト比が重要

コントラスト比に明室コントラスト比があります。明室コントラスト比とは、外光がある場合のコントラスト比です。実際に外光がある場所でディスプレイを使用する場合が多いので、暗室コントラスト比よりも明室コントラスト比が重要です。

液晶の明室コントラスト比がCRTよりも高い

液晶ディスプレイの明室コントラスト比がCRTディスプレイよりも高いです。CRTディスプレイではガラスを使用しており、ガラスが外光を反射し黒色の輝度が高くなるためです。

液晶ディスプレイのコントラスト比

液晶ディスプレイにコントラスト比が必要な理由

大雑把に言えば、液晶ディスプレイではバックライトの光量を最大限透過したときが白色の輝度、バックライトの光量を遮断したときが黒色の輝度です。それなら白色の輝度がわかれば良く、コントラスト比を出そうにも黒色の輝度がゼロなので出せないように見えます。しかし、実際にはバックライトの光量を完全に遮断できず、液晶パネルの作動方式等によって黒色表示時に透過するバックライトの光量が違います。そのため、液晶ディスプレイにコントラスト比が必要です。

静的コントラスト比と動的コントラスト比

バックライト制御の有無

液晶ディスプレイのコントラスト比には、静的コントラスト比と動的コントラスト比があります。動的コントラスト比は、拡張コントラスト比とも呼ばれます。

液晶ディスプレイにはバックライトがあります。バックライトを制御せずに一定の光量で測定されたコントラスト比が、静的コントラスト比です。バックライトを制御し、白色表示時にバックライトの光量を大きくし、黒色表示時にバックライトの光量を小さくして測定されたコントラスト比が、動的コントラスト比です。

静的コントラスト比 ・バックライトを制御せずに測定された輝度を利用して算出
動的コントラスト比 ・バックライトを制御して測定された輝度を利用して算出

動的コントラスト比を享受できない場合あり

液晶ディスプレイのバックライトの制御により登場した動的コントラスト比が静的コントラスト比よりも高いですが、動的コントラスト比を享受できない場合があります。例えば白色表示時の輝度が500cd/uとし、黒色表示時にバックライトの光量を半分に制御し輝度が1cd/uから0.5cd/uになったとします。静的コントラスト比は500:1、動的コントラスト比は1000:1です。もし白色と黒色を同時に表示する場合、バックライトの光量を減らさないので、このときのコントラスト比が500:1です。極端な例ですが、全ての表示時に動的コントラスト比を得られるわけではありません。

液晶モニターを選ぶ際は静的コントラスト比と動的コントラスト比どちらが重要なのか

コントラスト比を参考にして選ぶなら、静的コントラスト比を確認する必要があります。動的コントラスト比は確認しなくても問題ありません。液晶モニターによっては、仕様に動的コントラスト比は記載されていない場合があるほど重要ではありません。

特に一様にバックライトの光量を制御できる液晶モニターでは、動的コントラスト比はあまり参考になりません。ある時点で表示している画面でメリハリがあるかどうかは、ある時点ではバックライトの光量は一定となっていますので、動的コントラスト比ではなく静的コントラスト比が重要です。

明るい色が多い画面と暗い色が多い画面でメリハリがあるかどうかは、動的コントラスト比が参考にはなります。動的コントラスト比が高いという事は、暗い色が多い画面で、しっかり輝度を落とせるという事ですので、暗い色が白っぽく浮くのを抑えられます。

部分的にバックライトの光量を制御できる液晶モニターでは、明るい色の部分では光量を大きく、暗い色の部分では光量を小さくできますので、ある時点で表示している画面でメリハリがあるかどうかは、動的コントラスト比の方が重要にはなります。

しかし、動的コントラスト比そのものは重要にはなりません。液晶モニターはバックライトに LED(Light Emitting Diode)を採用する事で、部分的に光量を制御できるようになりましたが、LED は完全消灯できますので、理論上では動的コントラスト比は ∞(無限):1 になります。

実際は、測定方法や測定環境、測定機器等が影響して ∞:1 にはなりませんが、それでも 数百万:1 等の高い比が出てきます。ここまでくると、測定方法や測定環境、測定機器等の違いが無視できなくなってきます。

例えば、動的コントラスト比が 100万:1 と 1000万:1 の液晶モニターがあり、数値上では後者の方が動的コントラスト比が桁が違うほど高いですが、前者の液晶モニターでは測定機器の限界で 100万:1 となっていて、実際は前者の液晶モニターの方が動的コントラスト比が高く、メリハリのある画質が得られる場合もあります。

そのため、動的コントラスト比の重要性は低く、動的コントラスト比を確認せずに選んでも問題ありません。

・静的コントラスト比の方が重要
・動的コントラスト比は確認不要なくらい重要ではない

どれくらい静的コントラスト比が高い液晶モニターを選べば良いのか

静的コントラスト比は高いほど良いです。昔は静的コントラスト比が 300:1 や 500:1 等の液晶モニターが見られ、特にテレビ番組や映画等の動画コンテンツをくっきりとメリハリのある画質で楽しむためには足りず、最低でも 700:1 以上は欲しいところでした。

今ではどの液晶モニターも 1000:1 以上の静的コントラスト比を持っており、これだけあれば十分です。さらに高い静的コントラスト比を持つ液晶モニターもありますが、画質の高さは静的コントラスト比だけで決まらず、他の仕様も重視して選ぶ必要がありますので、1000:1 以上あれば十分と判断して選ぶと良いです。

・700:1 以上が選択の目安だが、たいていの液晶モニターは 1000:1 以上ある

出典

コントラスト比(コントラストひ)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
コントラスト比、視野角、応答速度液晶ディスプレイのスペックについて知る | 日経クロステック(xTECH)(2007/10/10公開記事)


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