ディスプレイの光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)

最終更新日 2021年10月25日

光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)のメリット、デメリット

液晶ディスプレイ

光沢(グレア)は名称通り光沢があり、画面が鏡のように映り込みしやすいですが、綺麗に見えます。

非光沢(ノングレア)は光沢を抑える処理が施されており、その影響で発色とコントラスト比が劣るため、ぼやけたような印象を受けますが、映り込みしにくいです。

  メリット デメリット
光沢
(グレア)
・画面の色が鮮やか
・黒が引き締まってコントラストが高い
・静止画や映像がとてもキレイに見える
・外光の映り込みが大きい
・目が疲れやすい
・画面の表面にキズがつきやすい
非光沢
(ノングレア)
・外光の映り込みが少ない
・目が疲れにくい
・画面の表面にキズがつきにくい
・静止画や映像の発色が地味
・画面がやや白っぽく見える場合がある
・発色の鮮やかさが劣る
・見かけ上のコントラストが低い

光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)には一長一短がありますので、どちらがよいのかは一概には言えず、使用場所や用途次第によって適している光沢性が決まってきます。

ARコート

ARコートを付けると反射を抑えられますが、映り込みの完全解決ができません。様々な光の反射を抑えられるようにARコートを厚くする方法があります。厚くなるほどコストがかかる、輝度が下がる、以上のデメリットが出てきますので、ARコート付きでも多少の反射が発生するのがやむを得ません。手垢や傷等が付くと非常にぎらぎらする問題もあり、ARコートを使用できない場合があります。

一般的に輝度を下げて使用するものですが、動画コンテンツを見る等、最大輝度が重要な用途があります。輝度が低下するデメリットが大きいので、ARコートなしのディスプレイがあるほどです。

仮にコスト高や輝度低下の問題がなくても、手垢や傷等により非常にぎらぎらする問題があります。タブレットやスマートフォンではディスプレイに手が触れるものなので手垢や傷等が付くのが避けられず、ARコートを使用できません。外付けディスプレイやノートパソコンは手を触れるものではありませんが、汚れや傷を付けずに使い続けるのが難しく、これもARコートなしのディスプレイがある理由の一つです。

色の鮮やかさ

非光沢(ノングレア)では表面を凹凸にして乱反射させて映り込みを抑えるので、本来の色が出ず鮮やかさが劣ります。光沢(グレア)では本来の色が出るので鮮やかです。

光沢(グレア)が増加した理由

光沢(グレア)の画質が高いというメリットが、特に普及に影響がありました。2000〜2010年、外付けディスプレイやノートパソコンのディスプレイに、まるで非光沢(ノングレア)から光沢(グレア)へ移行が進んでいるように見えるほど光沢(グレア)が増えていきました。メーカー採用が増えたた理由は、画質を向上させるためです。非光沢(ノングレア)だと映り込みを抑えられますが、実際の解像度より低いように見える等、画質が低いです。

目の疲れやすさ

光沢(グレア)だと画面に自分の姿、周囲の物が映り込みしやすく、目が疲れやすい要因です。映り込みしたものにピントが合ってしまい目が疲れやすいです。外光や照明器具の光がよく反射する、ギラギラとした表面処理がされているのも目が疲れやすい要因です。一般的なオフィス、官公庁、教育現場等では蛍光灯等が多く外光がたくさん差し込むので、非光沢(ノングレア)が多いです。屋外では強い外光があり映り込みが激しくなるので、非光沢(ノングレア)が必須なほどです。

キズの付きやすさ

光沢(グレア)は非光沢(ノングレア)よりもキズが付きやすいです。非光沢(ノングレア)の表面は微細な凹凸です。光沢(グレア)の表面は平滑です。何か物が表面に接触し移動すると、表面に微細な凹凸がある非光沢(ノングレア)の方が物と接触する面積が小さいのでキズが付きにくいです。

実際の製品では光沢(グレア)でもキズが付きにくいように対策済みの場合があります。例えば、物と接触するのが当たり前のスマートフォンは光沢(グレア)でもキズが付きにくいです。ノートパソコンや外付けディスプレイ等、物と接触しないで使用する製品に関してはあまり対策されていない場合がありますが、キズが付かないように使用すれば大丈夫です。製品選びではキズの付きやすさを気にする必要がありません。

光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)の色域、階調性

液晶ディスプレイ

液晶ディスプレイは、外光がない使用環境では光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)で、色域、階調性にほとんど違いがありません。

非光沢(ノングレア)の表面は微細な凹凸に加工されており、外光がある使用環境では凹凸によって外光が乱反射して目に届きにくくなりますので外光の映り込みを抑えられます。

外光に限らずバックライトも乱反射し、両者の乱反射により暗い色を表示してるところが明るくなってしまい全体的に白っぽく見えてしまいます。

全体的に白っぽく見えてしまうということは、色の見え方に影響しているということであり、光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)で色域、階調性の違いが大きくなります。

大雑把に言うと、色域とはディスプレイ等が色を再現できる範囲であり、色域が広いほど様々な色を再現できます。

階調性とは、ディスプレイ等が表現可能な明るい色から暗い色への段階数です。

階調性が高いほど、色の変化を滑らかに表現できます。

単純に黒色のみ表示するとしますが、画面が白っぽく見えてしまうということは黒色が白っぽく見えてしまうことであり、まるで色域が狭くなり階調性が少なくなってしまったようになります。

外光の乱反射による影響が大きく、外光がない使用環境だと影響がなくなりますので、全体的に白っぽく見えてしまうことがなくなります。

バックライトの乱反射の影響もありますが、その影響は小さいので、外光がない使用環境では光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)で色の見え方の違いがほとんど出なくなり、色域や階調性の違いがほとんどありません。

光沢性と用途

外光・照明が多い場所

光沢(グレア)だと特に光源が映り込みしやすいです。窓際から差し込む太陽光等の外光、照明器具等の光がよく映り込みます。外部の光がよく差し込む明るい開放的な部屋や、オフィスのような照明器具が多い部屋で使用する場合、映り込みで見づらくならないように非光沢(ノングレア)が適しています。ディスプレイの設置位置によっては映り込みを軽減でき、例えば画面正面に向かい背中側に窓や照明器具がなければ、光沢(グレア)でもそれほど映り込みが発生しません。背中側にあっても遮光カーテン等を使用し外光を抑え、照明器具を使用しない方法もあります。

外光や照明器具が少ない部屋に設置して使用する場合、どちらでもよいです。

目を酷使する作業

動画・画像編集、資料編集等、画面内の狭い範囲を集中して見る作業を長時間行うことが多い場合、少しでも映り込みがあると目が疲れやすく集中力の乱れにつながりますので、非光沢(ノングレア)が適しています。真っ暗な環境で作業するなら光沢(グレア)でもよいです。

動画・静止画の鑑賞

テレビ番組、DVD映画、写真等、動画・画像コンテンツの視聴に使用する場合、綺麗に見える光沢(グレア)が適しています。暗いシーンが多いと映り込みが目立つので、光沢(グレア)がよいとは限りません。例えば、ホラー映画だと暗いシーンが多いものですが、光沢(グレア)だと映り込みにより暗いシーンが見づらいです。部屋を暗くすれば解決できます。

ゲーム

ゲームでは映像が綺麗だとよいので光沢(グレア)がよいです。アクションやシューティング等、目を一点に集中することが多いジャンルのゲームでは、映り込みがあまりない非光沢(ノングレア)がよいです。目が疲れにくく集中しやすいです。ホラーゲーム等、暗い映像がメインなジャンルのゲームでも映りこみを抑えるために、非光沢(ノングレア)がよいです。

様々な用途

ディスプレイを様々な用途に使用するものです。そこで、ハーフグレア(半光沢)があります。両者の中間的な存在であり、悪く言えば中途半端、よく言えばバランスが取れています。昔と比べてディスプレイの低価格化が進んだので、光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)それぞれ用意して使い分けるのもよい方法です。


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