HDDのデフラグ

最終更新日 2023年09月07日

デフラグとは

基礎

デフラグとはデフラグメンテーションの略であり、HDDの断片化を解消することです。最適化と呼ぶ場合もあります。デフラグが、HDDの断片化を解消するソフトウェアを指す場合もあります。

断片化とは、ファイルの作成、更新、削除が繰り返し発生すると、ファイルが分断し別々の場所に保存されるようになることです。断片化が進むと、プラッターに対しデータを読み書きする磁気ヘッドの移動が増えるため、データ読み書き速度が低下します。

デフラグを実行すると、断片化したファイルを同じ場所に保存されるように整理し、低下したデータ読み書き速度が回復します。

出典
デフラグ - 意味・説明・解説 : ASCII.jpデジタル用語辞典(2010/04/19更新記事)

断片化によりデータ読み書き速度が低下する理由

HDD内部のディスク上にファイルを書き込みますが、ファイルの書き込みや削除を行い続けると、ディスク上に断片的な空きスペースが増えていきます。そのような空きスペースにファイルを書き込むことになり、ファイルが断片化しディスク上のあちこちに散らばる場合があります。断片化せずに書き込む場合と比べてヘッドがあちこちに動くので書き込みに時間がかかります。断片化したファイルを読み込む場合、断片化なしと比べてヘッドがあちこちに動くので読み込みに時間がかかります。

必要な空きスペース

デフラグを実行すると断片化したファイルを読み込み、断片化しないように書き込み整理します。整理するときファイルの移動を行うために、ある程度の空きスペースが必要です。15%以上の空きスペースが必要です。容量が100GBのHDDであれば、15GB以上の空きスペースが必要です。15%以上なくてもデフラグ実行可能ですが、断片化の解消があまりできない場合があります。空きスペースが少なすぎるとデフラグ実行できません。

異常終了

デフラグ実行中に停電等により異常終了してしまうと、データが消失したり故障したりする可能性があります。

デフラグを手動実行する必要がなくなった理由

Windows Vista以降ではデフラグが自動実行

私の経験談ですが、HDDにて断片化が多く発生しパフォーマンスが低下した場合、デフラグを手動実行するとパフォーマンスが改善した経験があります。ランダムアクセスも改善しましたが、特にシーケンシャルアクセス速度が改善しました。動画・画像編集等、ほぼ毎日長時間ファイルの生成や削除が大量に発生する用途に使用しており、HDDに断片化が大量に発生しパフォーマンス低下が激しく、デフラグによるパフォーマンス改善効果が大きかったです。

このような経験がWindows XPまではありましたが、Windows Vista以降ではありません。Windows Vista以降ではWindowsに標準付属するデフラグツールにスケジュール機能が追加され、デフォルト設定でデフラグが自動実行になったためです。自動実行される設定にしておけば、手動実行する必要がなくなりました。

HDD高性能化により断片化による速度低下の抑制

デフラグが自動実行なしの場合、手動実行する必要があるとは限りません。一般論として言えば、2005年の頃からHDDにデフラグしてもパフォーマンス改善があまりないためです。シーケンシャルアクセス速度の改善はありますが、一般的な用途で多く発生するランダムアクセス速度は改善効果があまりありません。HDDの高性能化が進み、断片化によるランダムアクセス速度の低下が抑えられたためです。

NTFSにより断片化が発生しにくい

ファイルシステムのNTFSが普及したのも、デフラグの手動実行が不要になった理由の一つです。従来のファイルシステムと比べると、断片化が発生しにくいです。断片化が全く発生しないわけではないので、断片化が多くパフォーマンス低下が見られる場合、デフラグを手動実行するとよいです。

デフラグ実行時、常駐プログラムやスクリーンセーバー停止

HDDにデフラグを実行すると、断片化したファイルを読み込み集めて別の場所へ断片化しないように書き込むので、高い負荷がかかります。デフラグ以外の処理によっても負荷がかかると、デフラグが終わるまでの時間が延びたり、最悪デフラグのエラーが発生し中止になります。

デフラグ中に常駐プログラムやスクリーンセーバーがHDDにアクセスするとHDDに負荷がかかるので、これらを停止しておくとよいです。どの常駐プログラムを終了させておけばよいのかわからない場合、常駐プログラムが起動しないWindowsセーフモードで起動し、スクリーンセーバーを停止しておきデフラグを実行するとよいです。

デフラグと寿命

デフラグをするとデータ読み書きが大量に発生しヘッドの動作が激しくなるので、HDDの寿命が縮む説があります。デフラグ時はヘッドの動作が激しくなるが、デフラグにより断片化が解消しデフラグ以外でのヘッドの動きが抑えられるので、HDDの寿命が延びる説もあります。

HDDはデータ読み書き量や頻度の違いで寿命が変わりませんので、デフラグでも同様に寿命が変わりません。つまり、デフラグを行っても寿命が縮んだり延びたりしません。


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