千葉市の小中学校にてエアコン設置が進まない理由

最終更新日 2023年09月07日

千葉市の小中学校にてエアコン設置が進まない理由とは

千葉市の小中学校にエアコンが設置されない理由は、 千葉市:市民の声:小中学校のエアコン設置について によると予算に問題があるようです。
本市の学校施設の環境整備につきましては、昭和40年代から50年代にかけて建設されたものが多く、その施設の80%以上が、築後30年以上を経て、老朽化が進んでいることから、現在、落下すると危険な校舎の外壁改修や、毎日使うトイレの洋式化改修等の老朽化対策工事を優先的に実施しております。

小中学校へのエアコンの設置につきましては、近隣への配慮から、窓を閉め切りにして授業や部活動などを行う必要のある音楽室や、特別支援学級への設置を進めており、普通教室への設置については、今後、学校教育審議会において、様々な重要な教育課題とともに、学校施設全体の環境改善について審議した上で、判断していくこととしております。
危険ですので校舎の外壁改修は、エアコンの設置よりも重要と判断されてもやむを得ないと思います。トイレの老朽化対策工事は、トイレの洋式化だけが目的ではないでしょうが、もし洋式化だけが目的ならエアコン設置の方が重要だと思えます。しかし、今の子供達は和式トイレを使った経験に乏しく、トイレの洋式化を急がなければならないかもしれません。

「小学校にエアコンは要らない」という千葉市議会は、本当に時代遅れの精神論者なのか - コラム - Jタウンネット 千葉県 によると、公立小中学校にエアコンを設置して欲しいという請願が住民団体から出された千葉市にて2014年6月に市議会で審議されましたが、共産党を除く全ての会派が反対して否決されたそうです。

当時共産党から次回市議選への立候補を予定していた椛澤洋平さんが以下のとおりツイートしたそうです。 熊谷俊人市長は、議会での真摯な議論を極端に要約したものだとして、椛澤洋平さんのツイート内容に対し反論したようで、学校施設の耐震化・老朽化対策を優先して取り組むのでエアコンの設置はできない、つまり予算の問題のようです。

議会での議論を全て読んだわけではありませんが、全員が精神論を出すとは考えにくいので、多くの人は予算の問題で反対したのであり、中には精神論を出す人もいたのだと思います。精神論を出す人が少なかったとしても、精神論はいらないと思います。

千葉市はなぜ、小中学校へのエアコン設置を却下したのか 「耐える能力必要」という議員発言に批判相次ぐ でも、予算の問題であると書かれています。

また、エアコンを設置して欲しいという請願が求めるところの全ての教室は2800教室であり、工事費に76億円かかるそうです。電気代は含まれていないでしょうから、仮にエアコン設置が実現したとしても電気代の問題が出てくるかもしれません。

この記事でもトイレの話が出てきますが、子どもの半数近くは和式が使えず、子どもたちは和式トイレの改修という要望を強くしているそうです。

和式トイレを使いたくないという意味で使えないのかもしれませんが、今では洋式トイレしか使ったことがない子供が多く、和式トイレを使いたくても本当に使えないかもしれません。

私が子供だった頃は和式トイレが当たり前でしたが、洋式トイレが普及した今、久しぶりに和式トイレを使うと身体がきついと感じます。恐らく、和式トイレを使うと負荷がかかる筋力が衰えたのだと思います。

一度も和式トイレを使ったことがないなら、和式トイレでしゃがめないほど筋力が付いておらずバランスが取れないのかもしれません。また、和式トイレでしゃがむことはできたとしても、上手く排便できないのかもしれません。

こう考えると、和式トイレから洋式トイレへの改修は、子どもたちにとってはエアコン設置よりも重要なのだと思います。


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