Serial ATAの6Gbpsと600MB/sの違い

最終更新日 2023年09月07日

Serial ATAの6Gbpsと600MB/sの違いとは

基礎

Serial ATAの6Gbpsと600MB/sの違いとは、6Gbpsは8B/10B符号化を考慮していないデータ転送速度、600MB/sは8B/10B符号化を考慮したデータ転送速度です。

8B/10B符号化では、データを送信する前に8ビットのデータを10ビットのデータに変換します。変換後のデータなら転送速度が6Gbpsですが、変換前のデータなら転送速度が600MB/sです。受信後に10ビットのデータを8ビットのデータに戻すためです。
下記が計算式です。

6Gbps×(8/10)=4.8Gbps
4.8Gbps×1000=4800Mbps
4800Mbps÷8bit/B=600MB/s

4.8Gbpsも8B/10B符号化を考慮したデータ転送速度です。単位が同じだとわかりにくいため、単位をMB/sに変換します。

8B/10B符号化とは

8B/10B符号化とは、送信する8ビットのデータを、0または1が連続しすぎないように、0と1の数が同じになるよう10ビットのデータに変換する符号化方式です。

Serial ATAでは、受信したデータ信号からクロックを生成します。データ信号を検出するタイミングを合わせるためにクロックを使用します。

データ信号の電圧が低い状態を0、電圧が高い状態を1とします。電圧が変化したタイミングにクロックの電圧の変化を合わせます。もし受信したデータで0または1が連続しすぎると、データ信号の電圧が変化しない状態が続きます。クロックの電圧の変化を合わせることができなくなる状態も続き、クロックの正確性が落ちます。

8B/10B符号化を行うとし、10ビットのデータの中から0と1の数が同じデータを256個用意します。それらに8ビットのデータ256個を割り当てると、0または1が連続しすぎることがなくなります。データ信号の電圧の適度な変化が常に続き、電圧が変化したらクロックの電圧の変化を合わせることでクロックの正確性を維持できます。


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