メインメモリーのデュアルランク

最終更新日 2024年03月19日

メインメモリーのデュアルランクとは

基礎

メインメモリーのデュアルランクとは、64ビットのメモリーバス幅を構成する複数のメモリーチップのグループが2個あることです。他の呼び方には、2ランクがあります。

データ転送クロック周波数低下や搭載可能枚数減少の場合あり

メモリーコントローラーが64ビット単位でデータ転送するため、デュアルランクのメインメモリーがあると、まるでシングルランクのメインメモリーが2枚あるかのようにデータ転送します。そのため、デュアルランクのメインメモリーを搭載すると、データ転送クロック周波数が低くなったり、搭載できるメインメモリーの枚数が減ったりする場合があります。

シングルランク

シングルランクとは、64ビットのメモリーバス幅を構成する複数のメモリーチップのグループが1個あることです。

メモリーチップの仕様から判別する方法

デュアルランクかシングルランクか判別するためには、メインメモリーの仕様から判別します。メモリーチップの仕様から判別する方法もあります。

例えばメモリーチップの容量が4Gbit、バス幅が8bitとします。メインメモリーにメモリーチップが16個あれば、メインメモリーの容量が4Gbit×16=64Gbit=8GB、メモリーバス幅が8bit×16=64bit×2です。64bitのメモリーバス幅を構成する複数のメモリーチップのグループが2個あるため、デュアルランクとわかります。

出典

【メモリ屋社長のちょっとタメになるメモリ話】Ryzenで話題になった、メモリの”Rank”って何のこと? - PC Watch(2017/04/10公開記事)


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