ノートパソコンのメインメモリー

最終更新日 2024年06月24日

ノートパソコンのメインメモリーとは

基礎

ノートパソコンのメインメモリーとは、CPUが直接データ読み込みや書き込みを高速に行うために使用する記憶装置です。メーンメモリー、主メモリー、主記憶装置、一次記憶装置、内部記憶装置と呼ぶ場合もあります。CPUが処理に使用するデータや、CPUが処理したデータを一時的に保存するためにメインメモリーを使用します。

ノートパソコンのメモリーモジュール

メインメモリーとして使用するハードウェアの部品

メモリーモジュールとは、メインメモリーとして使用するハードウェアの部品です。ユーザーがノートパソコンに取り付け、取り外しができるメインメモリーであればメモリーモジュールと呼びます。

メモリーモジュールの規格

メモリーモジュールの規格には、主にDIMM、SO DIMM、Micro DIMMがあります。DIMMはデスクトップパソコン向けメモリーモジュールの規格、SO DIMMとMicro DIMMはノートパソコン向けメモリーモジュールの規格です。Micro DIMMのメモリーモジュールのサイズがSO DIMMよりも小さいです。

SO DIMMが主流

ノートパソコンではSO-DIMMが主流です。本体サイズが小さいノートパソコンではMicro-DIMMも見られます。

BTOカスタマイズでは搭載できる規格のみ選択できる

ノートパソコンがBTOカスタマイズに対応しておりメモリーモジュールの変更や追加が可能の場合、搭載可能なメモリーモジュールの規格のみ選択できます。

ノートパソコンが対応する規格のメモリーモジュールなら交換や増設可能

ノートパソコンでメモリーモジュールの交換や増設を行う場合、ノートパソコンが対応する規格のメモリーモジュールを使用する必要があります。

ノートパソコンのメインメモリーの動作方式

種類

メインメモリーの動作方式の種類には、 SDRAMDDR SDRAMDDR2 SDRAMDDR3 SDRAMDDR4 SDRAMDDR5 SDRAM があります(2024/10/23時点)。

低電圧版

DDR3 SDRAMに低電圧版となる DDR3L SDRAMDDR3L-RS SDRAMDDR3U SDRAM があります。

低電圧版の消費電力と発熱が小さいです。ノートパソコンに搭載するメインメモリーが低電圧版だと、消費電力が減りバッテリー駆動時間が長くなる、発熱が小さく内部の温度上昇が抑えられる、以上のメリットがあります。ただし、消費電力や発熱が大幅に減るわけではなく、ノートパソコン全体の消費電力や発熱の内にメインメモリーが占める消費電力や発熱の割合が小さいのでメリットも小さいです。

ノートパソコンのメインメモリーの容量

十分な容量を入手しやすい

昔はメインメモリーの容量当たりの価格が高く、ノートパソコンに搭載可能なメインメモリーの最大容量が小さかったです。今では容量当たりの価格が低くなり、最大容量が大きくなりました。そのため、自分にとって十分な容量を搭載するノートパソコンを入手しやすくなりました。

必要な容量

昔と比べると全体的にソフトウェアが使用する容量が増えているため、ノートパソコンに必要な容量も増えています。今では少なくとも16GBは欲しいです(2024/06/24時点)。ゲーム、動画・画像編集等、負荷が高い作業に使用するなら32GBは欲しいです。

ソフトウェアの動作環境の容量

必要なメインメモリー容量を、 ソフトウェアの動作環境 から決める方法があります。しかし、一般的に様々なソフトウェアと同時に使用するため、この方法で容量を決めると足りなくなる可能性が高いです。

容量不足なら交換や増設で容量を増やす

ノートパソコンのメインメモリーの容量が不足しても、メインメモリーの交換や増設して容量を増やす方法があります。ただし、最大容量より増やすことができません。また、メインメモリーの交換や増設できないノートパソコンもあります。

出典

迷ったらここに注目!最新モバイルノートPC選びの必須項目 | 日経クロステック(xTECH)(2021/02/09公開記事)


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