狭額縁ノートパソコンのメリット、デメリット

最終更新日 2023年09月07日

狭額縁であるが故のメリット、デメリットは小さい

ノートパソコンの液晶ディスプレイ周囲にある枠を、額縁と呼びます。額縁のフレーム幅は、どのノートパソコンも同じくらいですが、通常よりもフレーム幅を狭くした額縁を狭額縁と呼びます。

狭額縁を採用したノートパソコンには狭額縁であるが故のメリット、デメリットがありますが、狭額縁であるが故のメリットは小さく、また狭額縁であるが故のデメリットも小さいので、狭額縁であるかどうかを気にして選ぶ必要性は低いです。

狭額縁ノートパソコンのメリット

小型化できる

同じ画面サイズで比較すれば、ノートパソコン本体の幅と奥行は狭額縁の方が小さくできます。額縁のフレーム幅を狭くすれば、その分だけ本体の幅と奥行きを小さくできるからです。

ノートパソコンは画面サイズが広い方が見やすくて使いやすいですが、画面サイズが大きいほど本体サイズも大きくなり持ち運びにくくなります。

狭額縁なら大幅に小型化を実現できるわけではありませんが、狭額縁により本体サイズの小型化を実現でき持ち運びしやすくなります。

複数の液晶ディスプレイを並べた時にできる隙間を小さくできる

液晶ディスプレイを隙間なく並べても額縁のところは映りませんので隙間があるように見えます。狭額縁ならその隙間を小さくできます。

ノートパソコンの液晶ディスプレイのみ使い外付け液晶ディスプレイを使わないならメリットにならないことはもちろんですが、外付け液晶ディスプレイも使うとしても両者を隙間なく並べないで使う人が多いと思われますので、隙間を小さくできることはあまりメリットになりません。

外付け液晶ディスプレイにも狭額縁が見られますが、同じ画面サイズの外付け液晶ディスプレイを複数枚並べて1枚の大型液晶ディスプレイのように使うなら、少しでも隙間が小さい方が見やすくなりますので大きなメリットとなります。

没入感が高い

人によって感じ方が異なるでしょうが、狭額縁を採用したノートパソコンの画面を見てみると、まるで画面が空中に浮いているようであり、画面が空間に溶け込んでいるようにも見え、画面に映った映像にのめり込むことができます。

しかし、絵や写真、賞状等を飾るために額縁を使うと絵や写真、賞状等が引き立つことからもわかりますが、狭額縁の方が良いとは限りません。

例えば、ノートパソコンで映画等の動画コンテンツを見る場合、狭額縁ではなく通常の額縁を採用したノートパソコンの方が見やすいこともあります。

狭額縁ノートパソコンのデメリット

強度が落ちる

ノートパソコンの額縁は、骨格的な存在であり額縁が狭くなれば強度が落ちます。

しかし、ノートパソコンの各メーカーは狭額縁にしても強度に問題が出ないようにしており、深刻に捉える必要はないデメリットです。

今のところ狭額縁を採用したノートパソコンにて強度に問題が出たモデルは見られません。(2017年10月1日時点)

無線 LAN のアンテナの感度が落ちる

ノートパソコンの額縁内部には、液晶ディスプレイに関わる部品、ウェブカメラ、マイク、無線 LAN のアンテナ等、様々な部品が入っています。

狭額縁を実現するには各部品の小型化が必要ですが、部品配置を変えて狭額縁を実現していることもあります。

無線 LAN のアンテナは、基本的に額縁上部にある方が感度が良くなりますが、狭額縁を実現するために無線 LAN のアンテナが狭額上部以外にあると、無線 LAN のアンテナの感度が落ちることがあります。

無線 LAN のアンテナの感度が必ず落ちるわけではなく、感度が落ちるとしても大きくは落ちませんので、あまり気にする必要はないデメリットです。


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